地元ロンポー市場のロシア人向け屋台村を通りかかったら、焼き魚と揚げ物の屋台が出ていました。
生の豚肉や鶏肉を串に刺したものも売られています。お客が串を選ぶと、その場で炭火で焼いて、食べさせてくれます。
ここで、あるチャレンジが頭に浮かびました。
「ヘルシオオーブンのまかせて焼きは、どこまで炭火焼に迫れるのか?」
そこで、焼く前の状態の串を数本選び、自宅へ持ち帰りました。
豚串1本 50バーツ
鶏串2本 100バーツ
ガーリックを塗ったパン串1本 20バーツ
合計170バーツ (610円)。 焼いて調理しなくても、お値段は変わらず。
焼かないでそのままで持ち帰りにしてください、と頼んだら、お店の人に変な顔をされました。そりゃそうです。屋台村に来て、わざわざ生の素材だけ買うお客は、普通いないでしょう。No barbecue?と、英語で念を押されました。
ヘルシオオーブンをこれまで2ヶ月間使ってきた経験からして、焼き網の上に肉をのせて加熱すると、パサパサになってあまりおいしくありません。なので、角皿全面にアルミホイルを敷き、その上に置いてみました。
付け合わせも欲しかったので、かぼちゃと椎茸のスライスを一緒に置きました。
かぼちゃを並べた時点で、パンの串を置くスペースがなくなったので、そちらは別途オーブントースターで6分間チン。
肉の味付けには、重量の0.6%の塩と胡椒少々を振りました。
あとはヘルシオの上段に入れ、まかせて焼きモードでスタート。約20分間で出来上がり。
作業としては、スーパーで買ってきた出来合いのお惣菜を電子レンジでチンするのと、さほど変わりません。
出来上がりは、衝撃の美味しさ。
豚肉、鶏肉、串の両端に刺されたトマトと玉ねぎ、さらにはかぼちゃまで、各素材ごとに完璧な火の通り具合です。素材の旨みが、最大限に引き出されています。肉の噛み切れ具合の良さ、噛みしめて感じる肉の香ばしさと旨み。完璧です。
明らかに鶏肉より豚肉の方が加熱時間は長そうですが、鶏肉だけパサパサになったりしていません。ヘルシオ君は、隣同士で並べられた豚串と鶏串で、きちんと加熱具合を変えていたようです。
以前、ここの屋台で炭火焼してもらったのを、食べたことがあります。それより勝っています。
結論: 炭火焼よりヘルシオオーブンの方が、明らかに美味しい
すごい。シャープ社の技術者の皆さん、凄すぎです。
これまで2ヶ月間使ってきたヘルシオオーブン調理で、最高に感動しました。
うーん、なんだろう。
もし自分でスーパーに行って、豚肉や鶏肉を買ってきて自分でカットして串に刺して、同じように調理しても、同等の味を出せる気がしません。
屋台のお兄さんはきっと、何らかのプロの技を駆使しています。
安い屋台村の料理なので、特別高価な素材を使っているとは思えません。おそらくは串焼きに最適な肉の部位を使用したり、カットの仕方を工夫しているのではないかと思われます。
今後の予定:
あと何回かこの屋台に足を運んで、お店の人と話をしてみる。普通にお肉屋さんから買ってくる肉で、この味を再現するヒントを、つかめればと思います。