昨日、すかいらーくグループのバーミヤンとステーキガストが素晴らしかったと、投稿しました。
これらの店を見て、先週読んだ「Smart Cuts スマートカット」という本を思い出しました。
邦題: 時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTSシェーン・スノウ (著), 斎藤栄一郎 (翻訳)
本の趣旨は、以下のようなものです。
早く大きな成功を達成する人は、1つの分野で長期間地道にコツコツと努力を積み重ねる人ではない。
・トライ&エラーを繰り返して、一つの分野で小さな成功を収めたる。
・それをテコに別の分野へ飛び移り、さらなる成功を収める。
・また別の分野へと飛び移っていき、成功を加速させる。
先人の力を借り、先人のつけてくれた道を上手に利用し、スマートに賢くショートカット近道を行く、すなわちスマートカットを行く人です。
本の中では、例として台湾系米国人女性の話が載っていました。
彼女はエンブレイスという発展途上国向けの未熟児用保育器を開発・販売し、成功を収めました。先進国の産科病院で一般に使われる未熟児用保育器は、ガラス容器静製で25,000ドル以上します。取扱操作も複雑です。
それに対しエンブレしイスは、電気で温めた保温パッドを、おくるみにセットするだけの簡易保育器です。これで37度一定の環境温度を実現し、未熟児死亡の最大原因である低体温症を防ぎます。費用は1台わずか25ドル。従来品のなんと1,000分の1の価格です。何十万人もの途上国の小さな命が、この保育器で救われました。。
バーミヤンもステーキガストも、スマートカットを実践しているお店なのでしょう。トライ&エラーを繰り返し、サイゼリアやシズラーといった先駆者を見倣い、、従来の中華料理店やステーキハウスの枠から飛び出して、驚異の低価格と必要なサービスの両方を実現し、繁盛ています。実にスマートです。