ヒデヨのジョムティェンビーチ便り

バンコクの南東150km、パタヤの南5kmに位置するJomtien Beachでロングステイしています

東急ストア とタクシー待ち

東急田園都市線の駅に直結しているスーパー「東急ストア」で、車椅子での買い物体験をしてきました。

 

買い物は、友人のWさんと一緒でした。Wさんは半年前に突如、脳梗塞を患い、右半身が不自由です。懸命なリハビリの甲斐あって、杖を使ってなんとか少しだけ歩行できるようになりました。久しぶりの再会で、少し痩せたものの穏やかそうな表情のWさんが見て、ほっとしました。

 

買い物は、Wさんの発案でした。当初、私がWさんの家に行こうと思っていたのですが、せっかくの機会だから街に出て、少し買い物してみたい 、との意向でした。タクシーで病院やリハビリセンターへ行く以外、家族の付き添いなしに自分ひとりで外出するのは、倒れて以来半年ぶりとのことでした。

 

自宅からタクシーでやってきたWさんと、駅の前で会い、まずはスーパーの隣にあるタリーズで、しばらくコーヒーを飲みながら談笑しました。

店内の椅子に座るのがやっとやっとで、相当しんどそうです。杖をつきながらスーパーの中を歩くのは、かなり困難そうに見受けられました。さて、どうしたものか。

 

スーパーはかなり大型で、バリアフリーの配慮が結構なされているようです。もしやと思い、レジ近くの店員さんのところに行き聞いたところ、貸出し用車椅子の用意があるとのことでした。これはラッキー! 早速お借りして、タリーズで待つWさんのところに向かいました。

 

Wさん、驚きながらもホッとした様子。早速、車椅子に乗り込んでくれました。私にとっても、車椅子の介助で買物するのは、初めての経験でした。

 

東急ストア内は、通路の幅が広く取ってあり、車椅子での通行になんの支障もありません。

まずはパン屋さんに入ってみました。 Wさんの目が輝きます。嬉しそうに、自分の好きなパンを3個ほど選びました。支払いの際に、財布からお札を取り出して渡し、お釣りを受け取って財布の中に戻す。その行為が、右半身が不自由なWさんにとっては、大仕事でした。余裕の無さが見て取れます。でも、これもリハビリの一環になるでしょうから、私は静かに黙って見守っていました。

精肉コーナーでは、店員さんと会話しながら、好きな骨付き肉を選びました。店員さんは肉を手渡す際、さりげなくカウンターの中から出てきて、肉を手渡してくれました。

その後牛乳やヨーグルトなどを選び、レジへ向かいました。レジの人は、さりげなく「袋にお詰めしますね」と言い、買った商品をささっと袋詰めしてくれました。

車椅子だから特別扱いするという感じではなく、少々助けが必要な、ただの一般のお客さんという感じの応対で、気持ちよく買い物ができました。東急ストアさん、ありがとうございました。

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買い物を終え、駅の前のタクシー乗り場に向かいました。夕方で、少し小雨が降ってきました。タクシー待ちの列が、6人ほど並んでいました。私たちは、その最後尾につきました。

スーパーに車椅子を返却しなくてはなりません。Wさんは杖につかまりながら、車椅子から立ち上がろうとします。しかし、なかなかさっと立ち上がれません。 30分以上クッションのない車椅子に座っていたので、体が痺れているようです。 「大丈夫?しっかりつかまって」などと声をかけながら介助し、やっとのことでようやく立ち上がれました。

 

空の車椅子をスーパーに返却しに行き、タクシー乗り場に戻ってきたところで、私は驚きました。        

前に並んでいる6人のうち誰も、Wさんに順番待ちを譲ってくれていないのです。

タイだったら、障害のある人に対しこのような扱いをしてずっと立たせるのは、考えられません。仏教のタンブン(徳)を積む精神に反します。

 

前に並んでいる人たちのよそよそしい態度には、Wさんを車椅子から立たせようとしている最中から、感じていました。目を合わせようとさえしません。私たち2人は、まるで存在していないがの如く、空気のように扱われました。

おそらく想像するに、もし目を合わせたら「すみません、タクシー待ちの順番を譲ってもらえませんか」と言われるのではないか、そんなのまっぴらご免だ、といったところでしょうか。もちろん、皆さん一刻も早く家に帰りたい、という気持ちはあるでしょう。ただ私の見たところ、列の中で他に杖をついている人は、誰もいませんでした。

 

結局十数分間待って、タクシーの順番がきて、Wさんは家路につくことができました。その十数分間の間も、私たちは空気のように扱われているように感じました。

 

私は何も、順番待ちを譲ってほしいとか温かい言葉をかけてほしい、と言いたいのではありません。

 

タクシー待ちの客の1人として、普通に扱われたいだけです。目を合わすのも避けられるとか 、空気のように扱われる覚えはありません。

 

ごく自然にバリアフリー応対を実践している東急ストアの店員さん達の態度との、あまりの落差に、余計にショックとばりました。

 

 

翌日、別の場所で、松葉杖の人が立たされている場面に遭遇しました。
JR新宿駅山手線のホームで、列車が到着するのを待っていました。ホームで待つ人たちの中に、ワイシャツ姿の若い青年がいました。その人は、両脇に銀色の松葉杖をついていました。

列車が到着し乗り込むと、車内はかなり混雑していました。発車後しばらくして、ふと斜め後ろを見て、驚きました。少し離れたところに、松葉杖の青年が立っていました。左手でつり革をつかみ、右脇に松葉杖を2つまとめて抱えて、立っています。

 

青年の前の席に座っている人たちは、会社員風の男性ばかり。皆、スマホもいじらずに、寝たふりしています。青年は、空気のように扱われていました。

 

この光景には、本当に驚かされました。

目の前に松葉杖の人を立たせておいて、悠然としていられるのが凄いです。

 

特に決まりがあるわけでは無いのですが、バンコクの電車の場合、少し混雑してくると、なんとなく女性客が席に座り、男性客がつり革に捕まって立つ感じになります。ビジネスマン風の男性客なら、なおさらです。まして高齢者や障害者を立たせるのは、あり得ません。席を譲らない男性がいたら、人非人の扱いを受けるでしょう。

 

やがて山手線の電車が恵比寿駅に到着し、青年の前に座っていた乗客が、立ち上がって降りていきました。松葉杖の青年は、ようやくそこで座ることができました。
新宿から恵比寿間の所要時間は約10分。10分間席を譲るのは、そんなに「損な」ことなのでしょうか。

 

 

日本人は一般的に、 「おもてなし」で優しく気配りができる、と言います。私は少々眉唾だと思っています。なぜならそのおもてなしは、 「身内に対して」という前提条件が付くからです。電車の中で見知らぬお年寄りや身障者に席を譲らないのは、私の知るア切り、日本とインドだけです。

 

他人、特に弱者に対して冷酷というのは、数多ある日本の長所を打ち消して余りあるものだと思います。

スマートカット Smart Cuts

昨日、すかいらーくグループのバーミヤンとステーキガストが素晴らしかったと、投稿しました。

jomtien.hatenablog.com

 

これらの店を見て、先週読んだ「Smart Cuts スマートカット」という本を思い出しました。

 

邦題:  時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTSシェーン・スノウ (著), 斎藤栄一郎 (翻訳)

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本の趣旨は、以下のようなものです。


早く大きな成功を達成する人は、1つの分野で長期間地道にコツコツと努力を積み重ねる人ではない。
・トライ&エラーを繰り返して、一つの分野で小さな成功を収めたる。
・それをテコに別の分野へ飛び移り、さらなる成功を収める。
・また別の分野へと飛び移っていき、成功を加速させる。

 

先人の力を借り、先人のつけてくれた道を上手に利用し、スマートに賢くショートカット近道を行く、すなわちスマートカットを行く人です。

 

本の中では、例として台湾系米国人女性の話が載っていました。

彼女はエンブレイスという発展途上国向けの未熟児用保育器を開発・販売し、成功を収めました。先進国の産科病院で一般に使われる未熟児用保育器は、ガラス容器静製で25,000ドル以上します。取扱操作も複雑です。

それに対しエンブレしイスは、電気で温めた保温パッドを、おくるみにセットするだけの簡易保育器です。これで37度一定の環境温度を実現し、未熟児死亡の最大原因である低体温症を防ぎます。費用は1台わずか25ドル。従来品のなんと1,000分の1の価格です。何十万人もの途上国の小さな命が、この保育器で救われました。。

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バーミヤンもステーキガストも、スマートカットを実践しているお店なのでしょう。トライ&エラーを繰り返し、サイゼリアやシズラーといった先駆者を見倣い、、従来の中華料理店やステーキハウスの枠から飛び出して、驚異の低価格と必要なサービスの両方を実現し、繁盛ています。実にスマートです。

 

 

バーミヤンとステーキガスト

今回の東京滞在中、驚異のコスパのレストラン2カ所に行ったので、報告します。

 

1 .バーミヤン白金台店

ご存知、中華のファミレスです。地下鉄白金台駅徒歩1分の便利な立地。

www.skylark.co.jp

バーミヤンって、すかいらーくグループなんですね。ホームページを見るまで、知りませんでした。

 

7人連れで行ったのですが、うち1人が近くに住んでいて、宅配の新聞に入っているバーミヤンの折り込み割引チラシを持ってきてくれていました。

チラシには、何十種類もの料理割引クーポンが載っています。皆でそれぞれ好きなものをクーポンの中から選びます。私は油淋鶏と餃子を頼みました。

ボリュームたっぷりで、大柄な男性の私でも食べ応えがありました。お味も申し分ありません。大陸の中華料理とは異なり、完全に和食し化していますが、これはこれで1つの完成形だと思います。

そして何より、白米ご飯が美味しい。甘みがあって噛みごたえがあります。感動しました。日本に帰ってきて、ジャポニカ米の美味しさを再認識しました。基本の基本がおいしいのです。

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クーポン2枚を使用し、私の支払いは税込み511円でした。驚異のコストパフォーマンスです。

便利な立地、明るく清潔な店内、キビキビと愛想の良い店員さん、そしてこの値段。友人たちは、毎週のようにリピートしているとのことですが、納得です。店内は大勢のお客さんで賑わっており、それでいてサービスが滞ることもなく、お酒のボトルキープまであって、至れり尽くせりです。

 

すかいらーく自体は、タイでもフードコートの中などに進出しているのを、見かけたことがあります。しかし、ーミヤンの業態は未だです。

バーミヤン、タイに進出してくれないかなぁ。

 

 

 

2 .ステーキガスト幡ヶ谷店

ファミレスのガストが出しているステーキ業態店です。ステーキ一き皿を注文し、それにサラダビュッフェがつくシステムです。シズラー日本版といったところでしょうか。店内は木目調のカントリースタイルで、良い感じです。

www.skylark.co.jp

こちらもすかいらーくグループなんですね。

 

25%割引優待券を持っていると言う友人と、2人で行ってきました。こちらのお店も、大満足でした。

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もしアメリカ人の友達を連れて行ったら、目を白黒させるかもしれません。シズラー

とは全く異なります。肉は脂身が多めで薄いし、サラダバーには雑草(ワカメ)や木綿豆腐が並んでいます。スープは、西洋人的には問題外の味付けでしょう。完全に和食化しています。和食として、とてもヘルシーで美味しいです。

この辺は、イタリアンが完全に和食化したサイゼリアと、共通しますね。

 

サラダバーにはなぜかスープカレーとご飯が置いてあり、こちらも侮れない味です。ニーズを的確に捉えています。コーヒーは、ドイツ製の業務用エスプレッソマシンが置いてあります。全般的にコストは抑えているのでしょうが、手抜き感がなく、居心地が良いです。

 

サラダ・カレー・デザート・コーヒーを何度もおかわりしながら、結局3時間半も過ごしてしまいました。お勘定は、私の分は税込み1,100円でした。驚異のコストパフォーマンスです。

 

 

5ドルとか10ドルで美味しいものがお腹いっぱい食べられるなんて、さすがは東京です。これこそ、クールジャパンではないでしょうか。すかいらーくグループ、凄い。

連れて行ってくれた友人達に感謝です。

 

ガラケーで過ごす滞在

今回の日本滞在では、スマホにSIMカードは挿さず、外出時のネット環境無しで過ごしています。スマホは、デジカメとしてのみ、持ち歩いています。
今のところ、何とかなっています。

 

東京の自宅にはWi-Fi環境があるので、LINEやWhatsAppのチェックは、自宅にいる間に行っています。初めての場所へ外出する際には、あらかじめ自宅でGoogle マップを調べ、目的地付近の地図を何枚かスマホにキャプチャーしておきます。

外出時には、一応ガラケーを持ち歩いています。日本からタイへ引っ越す際に、解約せずに1番安い最低料金プランのままにしておいています。めったに使わないのですが、あると安心です。

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前々回と前回、日本へ帰省した際には、大手家電量販店でネット回線専用のSIMカードを買い、使っていました。しかし日本のSIM環境のあまりのひどさに目眩がし、今回の滞在では、SIMカードなしで過ごすことにしました。

 

目まいががした点は2つ。

 

1 . その辺の適当な店で、SIMカードが買えない。
セブンイレブンでドコモやソフトバンクの携帯電話番号SIMカードが買えない、という時点で、日本のIT産業は終わっていると感じます。


タイの離島の民宿でも、ラオスの街角のボロボロのよろず屋でも、SIMカードは売っています。

一方、新宿や渋谷の目抜き通り沿いにあり、店頭に多数のスマホを展示している携帯電話会社の旗艦店は、SIMカードを売ってくれません。
・携帯電話本体を売っているのに、SIMカードを打ってくれないなんて、意味不明。
・ポストペイド契約しかなく、プリペイドがないというのも、意味不明。

 

大手家電量販店に行くと、その店オリジナルのSIMカードを売ってはいます。しかし、
・インターネット専用SIMカードのみで、電話番号付きのカードは売ってくれない。観光客ならまだしも、電話番号なしだと、日本にやってくる外国人ビジネスマンは、仕事にならないのでは?
・データ量が足りなくなったら、チャージはその家電量販店まで出向かないといけない。その辺のセブンイレブンやファミマではチャージできないのが、意味不明。

 


2 . SIMカードを買った店の店員さんが、SIMカードの入れ替え作業をしてくれない。
これには仰天しました。


私はこれまでフランス・イタリア・インド・ラオス・カンボジア・タイ・マレーシア・シンガポール・香港で、SIMカードを買ったことがあります。すべての国のすべての店舗で、店員さんがSIMカードの入れ替え作業、通話とネットの接続確認、それに伴うメニュー設定をしてくれました。

東京渋谷の某家電量販店でSIMカードを買い、レジで支払いをしました。そこで「SIMカードを入れ替えていただけますか?」と尋ねたところ、怪訝な表情で「できません。自己責任でカード交換してください」と断られてしまいました。

 

これまで、SIMカードを入れ替えると、スマホ動作がおかしくなったり、ちゃんとネットにつながらない、といった不具合を経験したことがあります。
自宅に帰ってからSIMカード入れ替え、もし不具合が発生したら嫌です。なので、レジの横にある空きスペースを使わせてもらい、そこで自分でSIMカードの入れ替え作業を行いました。幸いすぐにネットにつながり、問題なく動作してくれました。
入れ替え作業している間、店員さんからの「邪魔だなぁ」という非言語情報が、背中に感じられました。

 

事情を聞いてみると、SIMカード交換後に動作不具合が発生した場合、責任を持てないから行わない、との事でした。その家電量販店で携帯大手3社の端末を買い、かつ有償のサポート契約を申し込んだお客様のみ、SIMカード交換作業を店員さんが行うのだそうです。つまり、外国人旅行者はすべてお断り、と言うことになります。

 

SIMカード売りっぱなしで、後は何もしないと言うのであれば、何も家電量販店の店頭で売らなくても、その辺の薬局とか駅の売店あたりで売っても良いのでは?

 

スマホの開けにくい背面パネルをパカッと開けて、SIM交換をする、などといいうのは、一般の人はやったことがありません。一種の分解みたいなものです。それを客やらせるというのは、おかしいのでは? 腕時計の電池を交換しに時計屋さんに行って、お客自身に電池交換させる時計屋さんは、いないでしょう。

 

お客が高齢で目が悪く、SIMカードの交換作業なんて無理、といった場合には、どうするのでしょう?
実際、私はとても目が悪く、視覚障害者5級相当です。
以前、新宿西口ビックカメラでSIMカード買った際には、戸惑っている私を見かねて、店員さんが小声で「本当はダメなんですけど、交換しときますね」と囁き、こっそりSIMカードを交換してくれました。機転をきかせてくれた店員さんに、感謝です。

 


日本のガラパゴス携帯の闇は、本当に深いです。後発発展途上国にも劣ります。2020年東京オリンピックまでに、セブンイレブンでドコモのSIMカードが買えるようには、恐らくならないでしょう。
日本語ネイティブの私がこう言う印象を持つのですから、日本語がわからない外国人旅行者の方たちは、日本に来て携帯電話店の店先で、訳も分からず門前払いを食っているのではないでしょうか。

 

しかし、私に機転をきかせてくれたビックカメラの店員さんのように、全く希望がないわけでもありません。今後、少しでもSIMカードを取り巻く事情が改善の方向にいってくれればと願います。

美しき池上線

東京五反田と蒲田を結ぶ東急池上線に、5年ぶりに乗車しました。

戸越銀座駅と五反田駅のわずか1キロちょっとだけを乗車したのですが、両駅ともホームが和風の寄せ木できれいに整備されていて、驚きました。美しくスタイリッシュです。

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輸送力大幅アップのため、東急目黒線や大井町線がどんどん近代化される一方、3両編成の池上線は数十年前とずっと変わりませんでした。10年ほど前には、バリアフリーのエレベーターやエスカレーターが各駅に設置されたものの、ホームそのものはボロボロの木製のままでした。
ようやく改善がなされ、嬉しい限りです。変貌ぶりに感激し、写真を撮った次第です。

JR駅のアナウンス

(閲覧注意。お食事中の方は、閲覧をご遠慮くださいませ。)

 

JR山手線五反田駅で下車し、ホームを歩いていました。

すると構内アナウンスが入りました。

 

「ホームから線路へ痰を吐くのは、やめてください。」

 

かなり強い口調でした。アナウンスを聞き、歩きながら思わずニヤニヤしてしまいました。さすがは先進国、きめ細かいアナウンスに感激です。

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思い起こせば、昭和40年代の旧国鉄時代には、確か駅の構内には痰壷が設置してあったと記憶しています。時代の流れを感じました。

 


バンコクの電車の駅では、痰を吐く人は見たことがありません。
そもそも気候が暖かいので、咳をしたり痰が絡んだりすること自体が少ないと思われます。それに全駅ホームドア完備なので、線路上に端を吐きたくでも、物理的にできません。

 

モラル啓蒙活動は大切ですが、根本的な対策には仕組みづくりが必要です。転落防止だけでなく、痰吐き防止の観点からも、乗降客数の多いJRの駅への、ホームドア設置が進んでくれればと思います。

納豆のタレ 限りなく進化

スーパー「マルエツ」で納豆を買ってきて、付属のタレをかける際に、驚かされました。

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タレの小袋を取り出し、封を切り振りかける、という面倒くささがありません。

簡単3ステップです。

1.  ふたを切り離す。
2 . この面を上にして
3. ふたの中心で折る。

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いやー、実に良くできています。全く手を汚さずに簡単に確実にタレをかけられます。タレの小袋が、限りなく進化しています。

タレを容器の外側、蓋の上に持ってくるという発想が斬新です。物流時の振動でタレが漏れることのないよう、綿密に容器の設計をしているのでしょうね。


タイだったら、お持ち帰りのパッタイ(タイ風焼きそば)の容器の蓋に、ライムジュースの小袋をこの方式で取り付けてもらえたら、嬉しいですね。

テプラ持ち帰るべきか

日本に一時帰省しており、昨日から「とうきょうだより」を綴っております。

 

東京の自宅クローゼットを整理していたら、テプラが出てきました。見た瞬間に、これはタイへ持って帰りたいと思いました。

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整理整頓の必需品です。いろいろ使えます。
・確定申告の書類のファイルにラベルを貼る。
・ラベルが消えたり剥がれたりしている香辛料の瓶に貼る。
・冷蔵庫に入れっぱなしになっているタッパウエアに貼る。

 

ただ、結構箱が大きんですよね。それだけでスーツケースの中の大きな部分を占めてしまいます。本体だけを持っていけば良いのですが、それだと操作ボタン類が損傷してしまいそうです。

 

あと確認したら、ACアダプターが100ボルト専用です。タイの電圧は220ボルトなので、これは困った。多分タイで探せば、アダプターはあるとは思うのですが。

 

持ち帰るべきか、ちょっと悩んでみます。

 

東京帰省でリフォームお手伝い

日本へ一時帰省しました。ジョムティエンビーチ便りはちょっとお休みし、これから数日間は、ロングステイヤー 帰省目線での「東京便り」を、お送りしたいと思います。

 

東京では、不動産を手がけています。
知人の不動産大家さんが、目黒区内のマンションの1室を自分でリフォームしており、ちょっと手伝ってほしいと言われたので、行ってきました。

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作業は、台所の換気扇フードのスプレー塗装です。築30年で少々古びており、安全性も高めたいとのことで、耐火用スプレーというのをを塗ることになりました。

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スプレー作業そのものよりも、天井・壁・流し台・床のマスキング作業が、大変です。新聞紙とマスキングテープを使い、慎重に覆っていきました。結果は上々。

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ときにはジョムティエンのマイペースなリタイヤ生活を離れ、収益に直結する実務を行うも、良いものです。

10月のうちに乾季入り

今朝起きて外に出たら、明らかに空気が違っていました。気温低めで、なりより湿度が低くカラッとしてて、爽やかです。

 

雨季が終わり、本格的に乾季に切り替わりました。

 

通常は、11月のどこかで雨季から乾季に切り替わるのですが、10月に乾季入りするのは、珍しいです。


これまで私が経験した最も遅い観光入りは、2012年でした。
12月4日まで毎日雨が降り続き、一体どうなっているのかと思いました。それが、12月5日プミポン国王陛下の誕生日祝日に突然晴天となり、乾季入りしました。国王様効果にビックリしました(笑)。

 

今年について言えば、先週25日までは連日大雨だったのが、26日のプミポン前国王陛下の葬儀日からは、雨が降っていません。

jomtien.hatenablog.com


葬儀当日の晴天は、雨季の合間の僅かな晴れ間なのだろうと思っていました。しかしそうではなくて、そこからが乾季の始まりだったようです。これも国王様効果ですね!

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結膜炎の薬4種 詳細

一昨日、結膜炎を罹って、チャンヤクリニックで4種類の薬を処方していただいたと投稿しました。

jomtien.hatenablog.com

 

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備忘録として、4種類の薬について、記しておきます。

 

1 .滅菌点眼薬

品名:   Poly-Oph

製薬会社:   Seng Thai Company Limited

用法:   6時間おき

รหัสคำถามที่ 3644 : poly oph หรือ dexa oph หรือ hista ควรแนะนำให้ผู้ป่วยใช้ยานานแค่ไหน เช่น กี่วัน กี่สัปดาห์ แล้วให้หยุด f:id:jomtien:20171030224407j:image

 

 

2 .抗生物質

品名:   O-MOX 500   アモキシシリン Amoxicillin Trihydrate

製造会社:   CMED

用法:   1日2回 2カプセルずつ

dictionary.goo.ne.jp

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3 .痛み止め

品名:   バラで渡されたので不明

製造会社:    錠剤の表面には、CENTRAL と刻印あり

用法:   4時間おきに2カプセルずつ

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 そう言えばチャンヤクリニックの薬袋は、以前はタイ・英・アラビアの3ヶ国語表示だったのですが、いつのまにかアラビア語表記が無くなっています。

 

 

4 .軟膏

品名:   Terramycin テラマイシン

製造会社:   ファイザー

用法:   寝る前にまぶたの後ろ側に乗り込む。怖いので使わなかった(汗)

 

www.idrugmart.asia

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服喪期間の終わり

10月26日(木)のプミポン前国王陛下の本葬から今日まで四日間、ずっと穏やかな晴天が続いています。雨季の末期により、25日までは連日大雨が続いていたのが、嘘のようです。もう乾季が訪れたかのようです。これも、ひとえに前国王様のご加護かもしれません。

 

26日本葬の日の、ローカル市場 Rompo Market の様子は、こちら。

jomtien.hatenablog.com

 
服喪期間がほぼ終了した今朝日曜は、皆さん黒色の服装ではなく、お店の人たちも含めて、さまざまな色の服を着用していました。赤系統の服を着ている人もいました。

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明日月曜以降は、公的機関も含め全てが平常になります。新しいタイランドの始まりです。

結膜炎でチャンヤ受診

右目が結膜炎にかかり、早い・安い・上手いのチャンヤクリニックで診てもらってきました。 f:id:jomtien:20171028001736j:image

 

昨日の朝、目が覚めたら右目に少し違和感がありました。まつ毛でも目に入ったのかと思い、痛くはないし、とりあえず右目をつむったまま、左目だけ開けてメールチェックなどをしていました。

 

しかし、1時間ほどすると、徐々に右目が痛くなってきました。安静にしていると良いのですが、少しでも目玉を動かすと痛みます。目を開けていられない。眼球の右下あたりに異物が挟まって擦れているような感じの痛みです。痛くて涙が大量に出てくるし、明らかにおかしい。

 

ちょうどお掃除をお願いしている通いのメイドさんが来てくれたので、目を見てもらいました。特に異物は見られず、出血もしていないとの事。一体何なんだろう。

この日は前国王様の本葬に伴う特別休日です。多くの商店はクローズです。病院も開いていないかもしれない。どうしよう。

 


ジョムティエンでお医者さんと言えば、チャンヤクリニック Chanda Clinic です。

以前の紹介記事はコチラ。

jomtien.hatenablog.com

 

朝9時になるのを待って、ダメ元で行ってみました。ありがたいことに開いていました!  早速、おばあちゃん先生が診てくださいました。

ペンライトで照らしながら、5秒間ほど右目を覗き、一言。

 

「コンジャンクティバイティス Conjunctivitis」


こんじゃんくてぃばいてぃす? 聞いたことある言葉だけど、えーっと、何だっけかな?
Conjunction コンジャンクションは接続詞、Conjunctive コンジャンクティブは結合という意味で、目についての結ぶって何だろう…  語尾の-itisは-炎の意味だよな... あぁ、結膜炎だ!
先生の言葉を理解するのに、3秒くらいかかりました(苦笑)。

 

疑問が浮かんだので、先生に質問しました。
「感染症なんですか。 異物侵入ではないんですか?」

 

先生、再度ペンライトを使い5秒ほど右目を覗き込む。
「異物はありませんね。結膜炎です。点眼薬と抗生物質と痛み止めを出しておきますね」

 

これで診療はサクッと終了しました。

 


いつものことながら、このクリニックの診療スタイルは昭和チックです。

1 .どこが痛みますか?
2 .患部を見せてください。
3 .症状は〇〇です。
4 .お尻に注射します。(今回は目の不具合なので省略)
5 .お薬出しますね。

 

簡単5ステップで、すぐに終了します。
今回にしても、どのように痛みますかといった細かな問診はなく、比較のため正常な左目を確認することもなく、5秒ほど悪い方の右目を覗き込んだだけで、ハイおしまいでした。
もうちょっとちゃんと話を聞いてくださいよー、もうちょっとじっくり観察してくださいよー、と内心思ってしまいます。

 


お薬は4種類。当地では医薬分業が導入されてないので、すべて院内処方です。

1 .殺菌用点眼薬  6時間おき

2 .抗生物質  1日2回2カプセルずつ

3 .痛み止め  4時間おきに2カプセルずつ

4 .軟膏   寝る前にまぶたの後ろ側に乗り込む。(怖)

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支払いは、計600バーツ(1,800円)。全額自己負担でも、これなら安い。ただし診療明細も領収書も処方箋もありません。

 

クリニックのドアを開けてから去るまでの総所要時間、わずか10分。
自宅に戻り、点眼薬を差し、抗生物質と痛み止めを服用し、1時間ほどで右目の痛みは治まってきました。3時間位で目を開けられるようになり、無事回復しました。


なんだかんだ言って毎回、早い・安い・上手いの3拍子が揃っているので、診察スタイルは昭和チックであっても、チャンヤクリニックには常に全幅の信頼を置いています。今回もバッチリでした。ありがとうございます。

 

 

備忘録:
後で辞書を引いたところ、結膜炎はタイ語でユアダーアクセープ เยื่อ ตาอักเสบ だそうです。
ユア(膜) + ダー(目) + アクセープ(炎症)

 

 

蘭の花が咲きました

植木鉢の嵐の花が、今年も咲きました。雨季の最後になると、白くゴージャスな花を咲かせてくれます。

 

鉢には土はさほど入っておらず、エアープラントに近いです。庇の下に置いて、あまり雨が当たらないように気をつけている他は、ほとんど放置プレイです。蘭は生命力が強いんだなと、感心しています。
この季節になると、カタツムリが付いていないかを確認するようにしています。カタツムリは蘭の葉が好物なので。

 

これから2週間ほど、目を楽しませてくれそうです。

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静かなる本葬の朝

本日10月26日(木)はタイの特別休日で、プミポン前国王陛下の本葬が執り行われます。ジョムティエンのローカル市場Rompo Marketでは、お店の数が普段の半分近くに減ってはいるものの、基本的に平常通り営業しています。

 

多くできた空きスペースにはお坊さまが立ち、地元の人たちがお布施をし、お経あげてもらっています。皆さん黒の衣服を着用していますが、1年前の崩御直後ほどの重苦しさではありません。1年が経過し、皆さんそれぞれに前国王様の死を、心の中で受け止めているようです。
隣接のバービア街で働くミニミニスカート姿のお姉さんたちも見かけます。道路では、黒服姿の自転車愛好家のみなさんが、隊列を組んで走行しサイクリングを楽しんでいます。

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セブンイレブンは平常通り営業しています。ただ今日は、全店午後2時で閉店となるそうです。 f:id:jomtien:20171026121649j:image


今朝のビーチは穏やかに晴れ渡っています。太陽が眩しいです。現在は雨季の末期で、ほぼ連日激しい降雨があります。今日だけは、終日何とかお天気がもってほしいものです。私も今日は、終日自宅で静かに過ごす予定です。

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