ヒデヨのジョムティェンビーチ便り

バンコクの南東150km、パタヤの南5kmに位置するJomtien Beachでロングステイしています

IKEAバンナー店

IKEAバンナー店に、初めて行ってきました。

バンコク都心の東約25㎞にあり、タイ国内唯一のイケア店舗です。Mega Bangnaというタイ最大のメガモールの、核テナントの一つとなっています。

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イケアとメガバンナーについては、ネット上で多数の情報が載っています。バンコクナビが特に分かりやすいです。

  http://www.bangkoknavi.com/shop/259/

 

イケアに行くのは、8年前の横浜店、4年前のクアラルンプール店以来で、本当に久しぶりです。バンコクのこのお店も、他地域と中はまったく同じで、安定感・安心感が半端ないです。

 

メガバンナーに着いて、日本好き・トンカツ好きの友人がまず連れていってくれたのが「かつや」。

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明るく清潔で、過度にお洒落過ぎず、和風の内装で落ち着いていて、メニューのお値段手頃。かつやはパタヤには無く、バンコクでも店舗数はごく少ないので、これは嬉しい。

オフィス街では無いのでカウンター席は無く、すべてテーブル席のファミレスです。日本のような「オジさん向けの店」という感じは有りません。

 

まだ午前11時だし、さっき朝食を食べてきたばかりで、そんなにお腹は減っていなかったのですが、12時を過ぎると激混みになるとのことで、入店しました。

普通にロースカツを頼んで食べてみたら、もう大満足。旨い!久しぶりの正統和食とんかつを堪能できました。もちろん完食です。

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友人君、ありがとう。キミは私の好きなものを心得ておる。

 

さて、私は基本的に、無印良品派です。

無印良品:  初心者向け。お値段少々高めだが、高品質で長持ちし、モノトーンで商品同士のコーディネートがし易い。

 

イケア:  上級者向け。デザイン性が高くカラフルで、安価。自分の部屋にピタッとマッチしたら最高の買い物。 チグハグになり飽きが来やすいリスクがあり、購入者の高いインテリアセンスが求められる。

 

カトラリー類といった小物をイケアで買うのは、実に面白いし楽しいです。一方で、家具や照明器具、カーテンなど大物は高難度。私は、自分で選ぶとたいてい失敗するので、必ずセンスの良い友人に同伴してもらいます。お金を払って、プロのインテリアコーディネーターさんに買い物をお願いしたこともあります。

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そんな私が今回久しぶりに行ったイケアは、3時間たっぷり楽しめる娯楽エンターテイメントでした。きっと私は商品そのものというより、イケア社の卓越した「行動経済学の巧みさ」に対価を払っているのでしょうね。

 

1.二階のショールーム形式の展示で顧客を夢の世界へいざない、良い気分にさせる。ここでは基本見るだけで、客の潜在意識に商品ラインナップを大まかにインプット。

 

2.ちょっと歩き疲れた頃、2階の端にフードコート兼カフェがあり、客はそこで少し財布の紐を開き、簡単な食事をし、店内での滞留時間が延びる。ここで、顧客の脳の中では、商品ラインナップの記憶の整理と定着がなされる。

 

3.階下に降りると、大きなショッピングカートが並んでいる。お腹が満たされ元気よく歩く気分ではないので、ついカートを引っ張り出して掴まってしまう。2階で一度ざっくり見た品を、1階でもう一度目にすると、馴染みが出て手を出しやすい。

2階ショールーム内では高級感のある展示だったのが、1階では平積みで高級品への気分的障壁が下がる。

 

1階は店の後半部分でので、ここで今買わないとあとがない、という気分が加わる。商品棚の高さは、すべて手の高さ約90㎝に統一されている。客は記憶に引っ掛かっていた品々を手にし、そのまま平行移動してカートに入れてしまう。

 

もう何だか、速読術のフォトリーディングのテクニックに相通ずるものがあるようです。 実に巧みです。お見事。もちろん私も、その策にどっぷりと浸りました。(笑)

 

当初は、台所床用マット200バーツ1枚だけ買うつもりが、結局3,500バーツのお買い上げ。お洒落な卓上スタンド灯やデイバッグを買えたので、大満足。レジを出た後、冷凍ミートボールとベリージャムも買ったのは、言うつでもありません。(笑)

 

あと感心したのは、徹底した現地化です。

タイにはまだ1店舗しかないのに、タイ語表記がすべてに徹底しています。備え付けのパンフレット冊子はタイ語のみで、英語版は無し。表示看板はスウェーデン語とタイ語で書かれ、英語はあるものの文字がかなり小さめ。

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ここは、、ジョムティエンからわざわざ一日かけて、行く価値アリです。

買い物して食事して、たっぷり楽しめます。この種のショッピング体験は、パタヤにはまだ無いですね。メガバンナー内には無印良品もあり、そちらもチェックできます。

 

今回は友人と3人で、ジョムティエンから往復ともタクシーを利用しました。所要1時間40分、交通費一人往復1000バーツは、半年に一度の贅沢としては、許容範囲でしょうか。

 

ジョムティエンバスターミナル→ スワナブーム空港→ A3バス ウドムスック行き乗車→ メガバンナー前で下車、というアプローチも可能なようです。