テプラシット通りにあるタイ料理店 May’s Urban Thai Dine メイズへ行ってきました。複数の友人から良いと評判を聞いており、気になる存在でした。
タウンハウスの一区画をレストランにした、こじんまりとしたお店です。場所は、幹線道路タプラヤロードとテプラシットロードの三叉路から300メートル。車は路肩に停められます。間口は狭いですが、緑が多く飾られていて、ジョムティエンには珍しい、おしゃれなカフェ風のお店です。
席は一階席に加え、中二階に2テーブルがあります。今回は電話予約して、この中二階席でいただきました。3人いるウェイトレスさんは、皆笑顔で気配りのサービスをしてくれます。
この店は、「足し算」の美学のお店です。
前菜の前に、おしぼり・フレッシュパイナップルジュース・付出しが供されます。客単価500 バーツ未満のカジュアルなお店で、これだけしてくれるのは、珍しいです。すばらしい。
前菜には、大型柑橘類ポメロのサラダ、それに揚げ春巻きを注文しました。どちらも絶品のお味。器も盛り付けも目を惹き洗練されていますが、味付けは素朴で深みがあります。最高。
メインには、チキンのココナッツミルク煮スープ、エビの胡椒ガーリック炒め、豆腐とキノコの炒め。スープを取り分ける器には、日本の抹茶用の茶碗が出され、金属製のレンゲでいただきます。この組み合わせの発想はなかったわー。全ての料理が異なる形状の個性的な器で供され、ここでも足し算が感じられます。とはいえ雑多な感じには陥らずに、センスよくまとめているところが流石です。
お味のほうも悪くありません。ただ、スクンビット通りの名店 ChokDeeチョッディーには及ばないかな。前菜があまりにも素晴らしいので、ついハードルを上げて評価してしまいます(苦笑)。分量のほうも少なめですが、おしゃれ系レストランとしては許容範囲内でしょうか。
このお店は、インテリアについても足し算です。お店の前だけでなく、店内の吹き抜けの天井にも壁にも、多数の植栽が配置されています。上級レベルの遊び心を感じさせます。地震国の日本だったら、頭上にこれだけ植木鉢が並べるのは、レイアウト的に許容されないかも(笑)。
平日の18時30分に入店しましたが、1時間後には全テーブル満席となりました。繁盛しています。これだけ感じの良いお店であれば、納得です。
バンコク都心部まで足を運ばなくとも、こうした気軽で洗練されたレストランがジョムティエンで楽しめるというのは、手放しで喜びたいです。メイン料理の味をもうワンランクアップさせられれば、ジョムティエンで最高のレストランになることでしょう。ひと皿単価を50バーツ上げても、お客はついてくると思います。この店の今後に期待です。また近いうちに、再訪したいと思います。
名称: May’s Urban Thai Dine メイズアーバンタイダイン
住所: Thepprasit Road 315/74番地 Krung Thai Bank の向かい
営業時間: 11時から23時 月曜休み
電話: 098-3740063 夜は予約推奨
https://mays.restaurant/locations/pattaya-thailand/