9日間の日程で、シンガポールとマレーシアを訪れました。
往復ともにフライトはLCCを利用し、料金は計1万円でした。
往路: バンコクスワンナプーム発→シンガポール行き スクート 1990バーツ(6600円)
復路: クアラルンプール発→ウタパオ行き エアアジア 980バーツ(3300円)
往きのシンガポール行きのスクートは、4時間の出発遅延をやらかしてくれました。ただ、遅延欠航あたりまえのLCCなので、そこはしょうがないところ。搭乗直前には、乗客全員に紙が手渡されました。ご加入いただいているかとは存じますが、遅延による損害は旅行保険で補償されます、との案内書でした。こうした紙を渡してくれるだけ、スクートはLCCの中では、かなりマシな方なのでしょう。
復路のウタパオ行きエアアジアは、フライト自体はスムーズだったものの、ウタパオ空港新ターミナルの運営体制がグズグズで、一昨日の投稿のように、がらんどうの空港で入国審査に1時間もかかってしまいました。
座席ピッチは、あいかわらず厳しいものがありました。
シンガポール行きのスクートは、おもいっきり膝が前の背もたれにぶつかりました。
ウタパオ行きのエアアジアはさらに狭く、両膝を開かないと、物理的に座れません。
どちらのフライトも、小柄な女性でないと、まともに座れない状態です。180㎝台の私には、きわめて厳しい(苦笑)。
ただスクートの機内では、隣に座っていた身長140㎝台と思われる小柄な女性は、余裕で足を組んでいました。日本人より体格が小柄なタイやマレーシアの人にとっては、許容範囲ということになるのかもしれません。LCCの会社的には、体格が2σから外れる利用客は、カバー範囲外扱いになるのでしょう。
まぁ、かと言って、3倍以上の料金を払ってナショナルフラッグキャリアーのシンガポール航空やタイ航空に搭乗しますかと言えば、答えはノーです。
4時間の出発遅延や1時間の入国審査待ちはさすがに勘弁願いたいですが、座席の狭さに関しては、航空券の安さを考えれば、しょうがないかなーと妥協できるレベルです。2時間までフライトまでなら、何とか耐えられる限度ですね。
ギリギリのところで客が逃げないポイントを、LCCは巧みに突いているように思われます。さすがのマーケティングです。素晴らしい。