不動産の用事があり、東京へ一時帰省しました。
フライトは、フィリピン航空のバンコク→マニラ乗継→東京を利用しました。キャセイパシフィックの香港乗り継ぎ並みに、フライトは快適で良かったです。
なぜフィリピン航空にしたかと言うと、単にこれまで使ったことがなかったので、好奇心から乗ってみたかっただけです。
バンコク~東京間の直行便は、日本航空を除きすべての航空会社を、私は利用したことがあります。経由便ではこれまで、マカオ・香港・台北での乗継ぎを利用したことがあります。
バンコクドンムアン空港→成田行きの LCC は数社が飛んでおり、お値段だけで言えば、それらを利用するのが一番です。
今回たまたま航空券検索サイトSkyscanner スカイスキャナーを見ていたところ、フィリピン航空が10580バーツ(37000円)で、東京行きを出していました。バンコクはドンムアンではなくスワンナプーム発着、東京は成田でなく羽田空港発着です。さすがレガシーキャリア、これは便利。
往復ともにマニラでの乗り継ぎ時間が5時間もありましたが、まぁそこは目をつむることにしました。
フィリピン航空はレガシーキャリアではありますが、座席の事前指定だけは LCC なみにすべて有料でした。なので座席指定はパスし、チケット予約しました。
搭乗の24時間前に案内メールが来たので、チェックインはそれでオンラインで済ませました。
搭乗時刻の3時間前にスワンナプーム空港に着いたところ、カウンターには長蛇の列が出来ていました。像の周りをぐるりと一周しています。むむっ。
でもチェックインではなくバックドロップの列だったので、意外とスムーズに15分ぐらいで荷物は預けてしまいました。
意外に時間がかかったのは出国審査。顔画像と指紋を取り込む装置になってから、やたらと時間がかかるようになったようです。今回は40分もかかりました。これでは乗り遅れる人続出ではないかと、心配になります。
私が搭乗したマニラ行きに関しては、定刻の20分前には乗客が全員着席し、ドアが閉められました。素晴らしい。
使用機材はエアバス A 320-200。ニースペースは、膝が前席の背もたれにギリギリつくかつかないか程度。マニラまで3時間のフライトであれば、特に問題ありません。
機内食の魚料理は、見た目シンプルだけど味は◎。冷房は、毛布がいらないくらい弱くて◎。
席が空いていてラッキーでした。一人で3席を占有して横になれたので、1時間ほど眠ることができました。深夜のフライトで、これは本当に助かりました。
午前3時、マニラ空港第二ターミナルに到着。羽田行きも同じターミナル発なので、特にターミナル間の移動は無し。さすがに眠い。
小さなターミナルなので、乗継ぎ手続きはサクッと終了。
ターミナル内は照明が落とされ、人気はほとんどなく閑散としています。
免税店は全て閉まっていますが、カフェスタンドは2軒開いていて、いちおう飲食物にはありつけます。
140ペソ(300円)のカップ麺を食べてみたら、味付けはやっぱりどことなくフィリピン風で、これはこれでおいしい。
ターミナル内では無料のGoogle wi-fi が使えるます。30分ごとに切れるのですが、持参したHuaweiタブレットでは、再度接続すれば問題なく連続して使えます。しかし iPhone はでは最初の30分が切れると、もうそれ以上使えなくなってしまいました。不便。
待合の椅子は全て、それぞれに金属製の肘掛けが付いています。複数の 椅子の上にごろりと横になることはできず、辛いところです。
乗り継ぎ時間が2~3時間であれば良いのでしょうが、深夜早朝の5時間待ちはさすがにすることがなくて、長すぎます。
午前4時を過ぎるとターミナルに明かりが灯され、早朝便に搭乗する乗客が次々とやってきて、ほどなくターミナルは人でごった返すようになりました。
すっかり夜があけ午前8時。5時間待ってようやく羽田便への搭乗となりました。長かった~。こちらのフライトも、定刻の20分前には乗客全員が着席し、ドアを閉められました。素晴らしい。
昼間のフライトで、窓際の席でした。全席モニター付き。毛布や新聞が配られ、快適。
機内食のビーフは美味で、ワインとビールまで頂いてしまいました。
フライト中はずっと寝ていたかったのですが、機内上映の Crazy Rich Asian クレイジーリッチを見始めたら面白くて、最後まで観てしまいました。
使用機材はエアバス A 330-300。ニースペースは若干あり、4時間のフライトなら問題ありません。
バンコク→マニラ、マニラ→羽田ともに、フライトは快適でまったく申し分ありませんでした。フィリピン航空、好印象です。
香港・マカオ・台北の乗継ぎであれば、4時間あれば一旦入国し、空港最寄りの商店街へ行き、ワンタン麺を一杯食べ、ちょっとだけ現地気分を味わって、空港へ戻ることができます。
マニラ乗り継ぎも5時間ではなく、あえて10時間とか20時間にして、一旦入国して現地を楽しむのが正解のようです。