早起きして、クアラルンプール市内最大のヒンズー教寺院 Sri Mahamariamman Temple スリマハマリアマン寺院へ行ってみました。
宿泊ホテルを出る際は、早朝で外は真っ暗だったので、タクシーを利用しました。
寺院に到着したのは午前6時半。まだ参拝客の姿は、ほとんどありません。
バンコク市内シーロム地区にも同名の寺院がありますが、こちらクアラルンプールの方がデカいです。ヒンズー教人口の大きさを考えれば、納得。
がらんどうの本殿は、しーんと静まり返っています。絶賛、準備中。絢爛だけど、空虚な感じ。
ほどなく、笛と太鼓を手にした二人の楽士がやってきて、おもむろに本殿の隅に座りました。
演奏が始まり、途端に場の空気が一変しました。本堂が、寺院としての気高さと荘厳さで満たされました。ヒンズーの神々が、舞い降りたかのようです。
仏教徒の私とキリスト教徒の友人の二人で訪れたのですが、しばらくは楽士さんの後ろで、静かに演奏に耳を傾けました。他には誰もおらず、まるで我々のためにだけ演奏してくださっているかのようでした。掃き清められた空間の中で、心が洗われます。
やがて、ぽつりぽつりと参拝者がやって来るようになりました。
市街地のど真ん中に位置し、昼間はさぞかし大勢の人々で賑わうのでしょう。
早朝の開館直後に行ってみて、良かったです。