先々月のタイ正月ソンクランの時期は、喧騒をさけるため、ネパールに行っていました。
アンナプルナ山脈の麓にあるPokharaポカラというネパール第2の街に、何日か滞在しました。湖の畔に開けた、風光明媚な保養地です。
ここで初めて、ヴィーガンレストランデビューしました。
昼食後に、湖沿いの繁華街を散策していると、Ayurvedic Caféアユルヴェティックカフェというお店が、目に入りました。白壁に木目の建物ですっきりと良い感じなので、入ってみました。
メニューを見て、ここは菜食主義ヴィーガンのレストランだと気づきました。
牛乳を使ったミルクセーキはありますが、ミルクはカシューナッツミルクやアーモンドミルクが選べるようになっています。食材は、地元産の旬の有機野菜を使用、とうたっています。意識高い。店内にいるお客さんも、ヨガのインストラクター風の、意識高そうな西洋人ツーリストの方々です。雰囲気が、どこか日本の無印良品的です。
お食事メニューは、シンプルに2つ。Buddha Mealsブッタ定食450ルピー(450円)とBuddha Bowlブッタ丼350ルピー(350円)。お腹は減っていなかったのですが、せっかくの機会なので何か食べてみたいと思い、丼の方を、注文してみました。
五穀米に、蒸し野菜、フムス、ピクルスをのせた丼です。注意書きで、丼は薄味で軽いので、食欲不振時や体調不良の方にお勧め、と書いてあります。
出てきた丼は、まさに健康的です。シンプルで歯応えがあり、風味豊かで美味しい。モグモグ、満足。一般のレストランの外食だと、どうしても油分多めとなるので、ホッとしました。
もし日本のチェーン店の牛丼を食べるような感覚で、注意書きを読まずにいきなりこれを食べたとしたら、クレーム必至でしょう。塩分、脂質、糖質たっぷりの牛丼を食べなれている人には、辛い味です(笑)。繁華街には、数多くのツーリスト向けレストランがあります。その中で、洗練されたシンプルさを売りにする、こんな感じのお店があって、嬉しいです。大変お勧めです。
眼鏡をかけた女性店員さんに聞いたところ、お店は今年オープンしたばかり。てっきり店のオーナーは西洋人だとばかり思っていたら、地元ポカラの人とのこと。欧州在住経験者とかはなく、本でヴィーガンを学んで、店をオープンしたのだそう。今後、ぜひとも繁盛していってほしいものです。
私自身、これで思いがけずヒマラヤの地で、ヴィーガンデビューすることになりました。
店を出る際、名刺があったので1枚もらってきました。
その時は気にも留めず、タイに戻ってから裏面をよく見たら、店長は日本人女性のお名前でした。ビックリ。