パソコン、プリンター、コーヒーメーカーなど、古くて使えなくなった電気製品類をまとめて、業者さんに引き取りに来てもらいました。
軒先に積んでおいた品々を運び出そうとした業者さんが、とつぜん大声を上げました。横にある植木鉢を指差して、何か言っています。早口のタイ語で、何を言っているか分かりません。
木に毛虫でもくっついているのかな。それにしては、ちょっと騒ぎすぎのような。私は目が良くないので、よく見えません。
さらには、ゴキブリ用スプレーはないかと言ってきました。毛虫なら、病害虫専用駆除溶液があるから、そちらの噴霧の方が良い気がするけどなぁ。
とにかくゴキ用スプレーを業者さんに手渡すと、植木に向かってシューーと吹きかけました。何度も執拗に念入りに吹きかけます。何なんだろう。
ひと呼吸おいて、業者さんは枝を折り取り、見せてくれました。なにやら葉の陰に白っぽいものが見え隠れします。
枝を上下ひっくり返すと、それはトックリバチの巣でした。ギャーーー。大騒ぎの理由を、ようやく理解しました。
すでに巣は干からびていて、蜂は居ない模様です。ただ念のために、ゴキ用スプレーを噴射したものでした。
とくにこれまで、自宅や周辺で蜂が飛び交っていて、怖い思いをした記憶はありません。なので、まさかこんな身近にハチの巣があったとは、予想外でした。
地方暮らしならではのアクシデントです。ウチでは過去に、小さなサソリやヘビが出たことはあるので、それに比べれば精神的なインパクトは小さかったです(苦笑)。