日曜午後3時、友人のJさんから電話が入りました。
今日の夜、ノースパタヤで開かれる演奏会のチケットがあるんだけど行く?、とのこと。
突然の話なので、どうしたのと聞いてみると、自分用にチケットを買ってあったのだけど、風邪をひいてしまい体調が悪く、行けそうにない。無駄にするのももったいないから、良かったら代わりに行ってほしいとのこと。日本人アコーディオン奏者か出演するので、私が興味を持つのではと思ったそうです。
特に予定は無かったので即OKし、Jさん宅へ行き、チケットをゲット。
コンサート名: バイオリンとアコーディオンのデュエット
日時: 2019年1月20日(日) 18時~19時半
会場: Diana Green Resort Pattaya ダイアナガーデンリゾート
住所: ノースパタヤのスーパーMacroの裏手
出演者: タイ人バイオリニスト Tasana Nagavajara、 日本人アコーディオン奏者 かとうかなこ
料金: 500バーツ(1,700円)
主催: Pattaya Classic Music パタヤクラシックミュージック
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パタヤ市内ではこの10年ほどで、ロイヤルクリフ・サイアムベイショア・ティファニーズシアター・ダイアナガーデンの4か所で、不定期にクラシック音楽の演奏会が開催されるようになってきました。
このうちダイアナガーデンは、私は今回、初訪問でした。
場所は、敷地内にある日系のゴルフ練習場 Diana Driving Range 建物2階の、バンケットルーム。
受付でチケットを提示した後、ロビーエリアに進むと、多彩なオードブル類がズラリと並んでいました。ホテルクオリティの豪華さです。皆さん、つまみを片手に和やかに歓談。
以前所属していたことのあるPattay City Expats Clubパタヤシティ外国人クラブの人たちがいたので、しばし立ち話。
会場収容人員は約200名。ぎっしり満員御礼でした。自由席で、私は前から3列目に着席。最前列の貴賓席には、パタヤシティ外国人クラブやパタヤ孤児院の関係者の方々の姿がありました。
観客は、圧倒的にパタヤ在住の西洋人。日本人韓国人ゴルファーの皆さんにはお馴染みの場所ではありますが、日本人韓国人の姿はごく少数でした。
コンサートはバイオリンとアコーディオンで、珍しい取り合わせです。。生アコーディオン演奏を聴くのは、私はこれが初めてでした。
プログラムの中で最も秀逸だったのは、後半最初の Johann Strauss: Rose from the south ヨハンシュトラウス作曲 南国の薔薇でした。イタリアを想起させる優雅なウィーン形式のワルツが、アコーディオンにより一気にフランス風味の華やかな空気に変わります。面白い。
最後のモンティ作曲チャールダーシュも、素晴らしい。打弦楽器のピアノにはできない、単一音でのアコーディオンのクレッシェント・デクレッシェンドが組み合わさると、踊るように軽快なバイオリンの調べが、さらに引き立っていました。演奏しきって晴々とした表情の演奏者二人に、観客喝采です。
個人の演奏家としてパタヤのステージに立った日本人は、今回のかとうかなこさんが初めてではないかと思われます。これからも、才能豊かな日本人の方々が、当地を訪れてくださればと思います。