先月、シンガポールへ行った際、バンコクスワンナプーム空港で、免税ショッピングのVAT付加価値税払戻し手続きを初体験しました。
正確に言うと私ではなく、手続きをしたのは、連れの欧州人の友人Aでした。
Aはバンコク滞在の後にシンガポールへ向かうというので、私も同じフライトにした次第でした。
Aはバンコク市内でiPadを1台購入しており、その免税手続きの書面を持っていました。
空港にタクシーで到着してすぐ、スクートのチェンクインカウンターへ私が向かおうとすると、Aが制止します。免税手続きの方が先だとのこと。
税の払い戻しは、出国手続き後に行うものだと思っていたのですが、それだけでなく、事前に必ず確認のスタンプを押してもらわないといけないんだそう。知りませんでした。
出発ロビーの一番奥、チェックインカウンターWのさらに先に、その場所があります。遠っ。
行ってみると、結構な長さの行列ができています。搭乗チェックインよりもこちらの方が優先だというのが、納得いきました。
無事に確認スタンプを押してもらい、次に搭乗チェックインと出国手続きを済ませ、VAT払い戻しカウンターで1.050バーツの還付が受けられました。
事前確認のことを知らずに出国手続きしてしまい、VAT払い戻しカウンターで還付を受けられず憤慨する旅客が後を絶たないそうです。気を付けましょう。
VAT還付は、あくまでも購入した品を母国に持ち帰って使うからこそ、存在してる制度です。私はパスポートにロングステイビザのハンコが押されているので、還付を拒否されるリスクがあるのかと思って、今まで自分では免税申請をしたことがありません。まぁ、そんな細かなところまでチェックはされないのでしょうが。
住民税を払わずに住まわせてもらっているこの国で、そこまでセコく、免税でカネをケチらなくても良い気がします。私自身が免税手続きは利用することは今後もたぶん、無いとは思います。ただ、出国前の事前確認のことは、今回知り得て、良かったです。