ヒデヨのジョムティェンビーチ便り

バンコクの南東150km、パタヤの南5kmに位置するJomtien Beachでロングステイしています

10月31日付けで、タイ国外で発行のロングステイビザには医療保険加入が義務付けられたらしい

タイランド在住英語系住民向けネット掲示板最大手の thaivisaによると、在バンコク米大使館はタイランド在住米国民に対し、一斉メールを配布したようです。

 

内容がちょっと読み取りにくいのですが、とうやらこういうことのようです。

米国内のタイランド大使館および領事館で発行されるリタイアメントビザについては、10月31日付をもって医療保険の加入が義務付けられたとのことです。

最低カバー額としては年間で、入院時40万バーツかつ日帰り診療4万バーツが必要です。

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入院時40万バーツの保険料は、さほど問題ないと思われます。50歳代であれば、おそらく2万バーツ(7万円)くらいで加入できます。

 

問題は、日帰り診療4万バーツです。タイランドでの民間医療保険は、入院時のみカバーが一般的です。日帰り診療までカバーするとなると、保険料が途端に跳ね上がります。

日帰り4万バーツをカバーするにはおそらく、年間保険料は5万バーツ以上(175000円)に達するでしょう。60歳代後半以降の人ともなれば、アパートの家賃と同額かそれ以上になってしまいます。一般的なタイ人会社員の月給よりも高い金額を、保険料として払うことになります

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現在ロングステイビザの申請は、ビザとマルチプルエントリーを合わせて、費用5700バーツ(2万円)のみです。それが実質10倍から20倍に、跳ね上がることになります。

ロングステイ希望者で、それたけ払える人はどれくらいいるでしょうか。かなり非現実的に思えます。

 

経済的に困窮した外国人ロングステイヤーがタイの医療機関のご厄介になり、支払い上の問題を起こしてしまうというのは、稀にあるのでしょう。ただそれは、本当に稀ではないでしょうか。何しろロングステイヤーはほぼ常に80万バーツ(300万円)のデポジットを銀行預金で保有している義務があるので。

 

ビザ要件に医療保険の加入を義務付けるのは、妥当とは思います。

ただ保険料は、入院時40万バーツのみにするくらいが妥当ではないかと、個人的には思います。

 

日本人の場合、東京のタイ大使館や大阪のタイ領事館で、2ヶ月の観光ビザを取得し、タイに入国してからロングステイビザに切り替える人は、多いと思われます。その際にも医療保険の加入が求められるのか、気になります。

クレジットカードの付帯保険を使っている人、保険料の安い日本やデンマークの保険会社の海外向けプランを利用する人は、要注意です。

 

また、在バンコク米大使館が流した文章を見る限り、意味の取りようによっては、当局の胸先三寸でいつでも、既に取得したロングステイビザの今後の更新の際にも、医療保険の加入証明を求められる事態が発生するのではと、危惧されます。

 

 ビザ要件については、今後も注視していく必要があります。

 

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