北陸の実家に帰省中は、家での食事が多かったのですが、1度だけ仕出し弁当を食べる機会がありました。
芝寿しの豪華なお弁当で、鯛や鮭の押し寿司に加え、おせち料理と見紛うばかりの贅沢な具材が並んでいました。一口ずつ箸を口に運ぶたびに、うーんうまい、とうなる美味しさでした。巻き寿司、玉子巻、蟹寿司、鞠麸、海老、唐揚げ、昆布などなど、どれもこれも滋味深い。
どやっと言わんばかりに、芝寿しさんの気合いが伝わってくる内容でした。弁当という性格上、冷めていて香りが立たない状態で、どの食材も旨味をしっかりと引き出しているのが、驚きです。
パタヤやバンコクでも、今ではそこそこ美味しい和食が食べられると思っていましたが、やっぱり本場は別格でした。参りました。
北陸在住の方々にとって芝寿しは、慣れ親しんだ普通に美味しいお弁当なのでしょうが、味蕾がいくぶんタイ化している私にとっては、もう異次元の味覚ワールドです。レベル高すぎ。お弁当ひとつでここまで感動できたのは、初めてかもしれません。まさにこれはクールジャパンです。