久しぶりに、北陸地方を車や電車でで移動しました。
車窓から眺める風景は、30年ほど前とはすっかり様変わりしています。新しい道路が何本も作られ、新しい住宅地が造成され、ロードサイドの大規模商業施設やレストランが驚くほどたくさんできています。
古くからの地区も例外ではありません。道路が拡幅され、家々がすっかり新しく建て替えられていたり、リノベーションされています。日本の木造住宅の寿命はおおよそ30年と言われますから、確かに30年経てば、町並みが一新されることにはなります。古い地域だからといって、取り残され感なんぞ微塵も感じられません。
電車の本数は1時間に1本とかだから、確かに定義上はこの地域は、高齢化と過疎化が進む農村地帯ということには、なるのでしょう。でも車窓から眺める風景は、低迷とか停滞とは程遠い印象です。
バブルがはじけ、平成の30年間は日本経済の凋落期だったなんて、誰が言ったんでしょう。
ハンス・ロスリング著ファクトフルネス Factfulness風に言えば、第3レベルの国が第4レベルに進んだくらいの、変化があったように見えます。もちろん、住宅街の町並みやインフラが北部欧州並みになるには、あともう一世代か二世代待たないといけないのでしょうが、それでも状況はどんどん良くなっているし、これからも良くなると思えます。日本の未来は、明るいと思えます。