ヒデヨのジョムティェンビーチ便り

バンコクの南東150km、パタヤの南5kmに位置するJomtien Beachでロングステイしています

あったらいいなの王将・大関・淀橋

バンコク郊外の巨大ショッピングモールに行くと、日本の主な外食チェーンはほとんど進出しているのではないか、と思われるくらいに、日研の飲食店は揃っています。

一方で、一時帰省で日本にやってきて、タイにこの店があったらなぁと感じたのが、 3店ありました。いずれも従業員さんのスキルが、専門職と呼べるくらいに高いです。

 

1 .餃子の王将

オープンキッチンで、厨房は全て見えます。餃子は皮を1個ずつちまちまと手作業で餡を包んでいます。一品料理は厚手の中華鍋を振るい、強火で手早く調理しています。ライブ感・手作り感があって、良いです。 一時帰省中は、自宅に冷蔵庫がない関係もあり、料理はしません。この店に来ると、できたての料理を楽しむだけでなく、自炊していない後ろめたさが、薄れるような気がします。そういったタスクというかジョブを求めて、私はここに来るのかもしれません。

 

強火で中華鍋を振るのは、熟練を必要とする特殊技能です。タイのような漢字圏以外の国に進出するのは、人材確保の面で難しいのではと思われます。 一時帰省中の楽しみとして、何度か足を運んでおり、お世話になってます。

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2 .スーパーオオゼキ

東京と神奈川を中心に店舗展開する中型スーパーマーケットです。

品揃えセンスの良さ、鮮度、値段の手ごろさ、店員さんの元気さ、大きすぎず小さすぎない店舗サイズ、どれもが素晴らしい。東京神奈川でもしまた将来暮らすとしたら、オオゼキから徒歩5分未満に住むのが、私にとっての絶対条件です(笑)。

レジ係の人も品出しの人も、とにかく愛想よくて手早い。他店では、この機敏はなかなか見られません。良質なサービスは、将来なかなかAIに置き換わることもないのでは無いでしょうか。

 

パタヤの一般のタイの人たちは、ショッピングモールの大型スーパーかもしくは地元ローカル市場で生鮮品を買います。中型スーパーはいくつかあるのですが、いずれも外国人向けです。

オオゼキのような人材教育を海外進出で実現するのは、困難なのでしょう。それでも将来、オオゼキのような感じで、 地元タイ人が毎日足を運ぶような中型スーパーができてくれたらいいなと思います。

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3 .ヨドバシカメラ

タイには、Numchaiヌムチャイという家電専門店チェーンがあります。しかし、ヨドバシのような関連商品まで含めた大型家電量販店というものはありません。

ヨドバシに行くと、豊富な品揃えに加え、店員さんの高い専門知識と、売り場商品への深い思い入れが感じられます。丁寧な物腰の接客態度も、完璧です。

店構えは物理的にコピーできても、従業員のスキルはなかなか簡単に海外輸出できるものではないでしょう。大型家電量販店を覗くのは、一時帰国時の楽しみです。

 

東京で不動産を手がけていた頃、エアコン設置工事を担当する地元密着型の電気屋さんと、何度か話しする機会がありました。大型家電量販店から、エアコンを買った近隣顧客の家への設置を請け負うことがよくあるそうです。各チェーンの内、工賃のダンピングがなくて最も紳士的に委託してきてくれるのがヨドバシだそうです。そんな点でも、ヨドバシには安心感を持っています。

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