最近、バンコクへお出かけの際のマイブームは、チットロムとルンピニー公園を結ぶランス1通り界隈を、散策することです。
今週は 、イタリアンランチビュッフェを楽しみました。
店名: No.43 Italian Bistro
住所: 43 SoiLangsuan, Bangkok サービスアパートメントCape House 1階
電話: 02-688-7444 予約必須
交通: BTSチットロム駅 徒歩5分
料金: ランチビュッフェ 1人470バーツ(1,700円) サービス料・税金込み
No. 43 Italian Bistro | Bangkok
以前、ここの前を通った際、470バーツランチビュッフェの看板が出ていていたので、興味を持ち入ろうとしました。
しかし入り口で、満席ですと断られてしまいました。おや、人気のビュッフェなんだ。大人数ではなく2人だけだから何とかなりませんかと、一応頼んでみましたが、ダメでした。そこで、中だけでも見せてもらうことにしました。
それほど大規模なビュッフェではありません。言われた通り、確かに全席びっちり埋まっていました。
断られると余計に気になるのが人の常。後日、出直すことに決めました。
今週たまたま、また前を通る機会がありました。時刻はちょうどお昼時。予約はしていなかったのですが、ダメ元で一応覗いてみました。すると最後の一テーブルが空いていました!ラッキー。
ワタクシ的に、これまでのタイ生活で最も気に入っているビュッフェは、バンサレービーチの Bangsarae Beach Club 南欧料理ビュッフェです。
このNo.43ビストロは、同等かそれ以上のコスパで、大満足でした。
前菜:
最初に前菜として、ドライトマトとモッツァレラチーズを一口食べ、ここのビュッフェを当たりだと確信しました。シュリンプサラダも、格別。
パスタ:
パスタは専用カウンターで注文し、4種類から選びます。今回は、ほうれん草フェットチーネーのカルボナーラと、シーフードスパゲッティーニを、チョイスしました。
このカルボナーラを食べるだけで、ローマに行った気分になれます。濃厚さ、歯ごたえ、風味、全て完璧。ここはイタリアの中でも、ローマ料理のお店のようです。厨房では、イタリア人シェフが腕をふるっています。シーフードも、魚介の旨みたっぷりでとても良いです。
ボロネーゼにも強く惹かれたのですが、さすがにスパゲッティばっかり3皿も食べてしまうと、先へ進めなくなってしまうので、次回訪問時の楽しみに取っておきます。
魚:
鯛のような白身魚の塩焼き。余計な香草やスパイスは一切なく、味付けは塩のみ。お店の人にお願いして、オリーブオイルの瓶をもらって、たっぷりと魚にかけて、いただきました。もし調味料を加えるとしたら、あとはせいぜいライムの絞り汁くらいでしょうか。ふっくらとして、香ばしく旨い。
淡白な白身魚なのに、後でずしりとお腹にきます。今回取った全ての料理の中で、この焼き魚が一番でした。
肉:
肉料理は、鴨のグリル。クルクルと紡錘形に巻いたベーコン、ほうれん草のクリーム添え。
またまた、ローマらしさを感じさせてくれる肉料理でした。柔らかく、ジューシーで濃厚。
デザート:
陶器の小さな瓶に入ったCrema Catalanaクレマカタラーナが、最高です。固く焦がしたカラメル表面をスプーンで割り、中のやわらかプリンをいただきます。本当は5瓶くらいドカ食いしたかったのですが、そこは理性でなんとか抑えて、一瓶だけにしておきました。
ラズベリー味のチーズケーキも、外せません。こちらも濃厚で、いい仕事をしています。
あとは、胃袋の残り容量とご相談です。オレンジ味のチーズケーキも、素晴らしい。
コーヒーは店員さんにお願いすると、テーブルまで持ってきてもらえます。チョコレートファウンテン用の串刺しにしたキウイを食べて、口直し。
最後ば、これまた超濃厚なチーズチョコレートケーキで締めくくりました。
いや、もう久しぶりに、本当に動けなくなるまで食べました。幸せ。ありがとうございます。
観光客の姿はなく、見た目西洋人のお客は二名のみ。ほとんどのお客さんは、このランスワン通り界隈に住んでるランスワネーゼの皆さんと思われます。親子三代の大人数の家族連れ客が目立ちます。
私の住むジョムティエンビーチには、多数のイタリア料理店はありますが、様相はかなり異なります。そのほとんどはイタリア人夫とタイ人妻による家族経営のお店です。お客のの8割は西洋人で、その半分はイタリア人です。あちこちのテーブルから、イタリア語が聞こえてきます。タイ人客を見かけても、大抵は西洋人パートナーのお連れさんです。タイ人同士で食事に来るのを見かけることは、まずありません。
No.43は、見た感じに老舗のようです。驚嘆すべきは、イタリア人客のフィードバックがほとんど得られないであろう状態で、高い水準を誇っている点です。これはとりも直さず、地元タイ人贔屓客の皆さんの舌が、いかに肥えているかいるかの証でしょう。さすがは首都バンコク、豊かさのレベルが違います。
午後1時になり周りをふと見渡して、また驚きました。お客さんがどんどん帰っていき、テーブルの半数が空席になっています。バーッと来て、ガーッと食べ、機関銃のように喋り、サーっと引き揚げていきます。ランスワネーゼの皆さん、どんだけせっかちなんだか(笑)。
とにもかくにもNo.43は、今度はイタリア人の友達を連れて、是非また来訪したいです。
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