冷蔵庫に残り物の野菜炒めと冷やご飯があったので、温めることにしました。
ヘルシオオーブンの温めメニューを見ると、通常の電子レンジ温めと、過熱水蒸気を使ったヘルシオあたための二通りがあります。ヘルシオあたためは優秀らしいとネットで読んだことがあったので、試してみることにしました。
野菜炒めとご飯を、耐熱ガラス製の小ぶりのサラダボウルに入れ、ヘルシオオーブンに入れます。後はヘルシオあたためモードで、スイッチオン。
5分あまりで終了。取り出して食べてみると、ごく表面しか温まっていません。中の方は冷たいまま。ちょっとこれはよろしくない。何か設定を間違えたのかな?
仕方ないので、通常の1000 W 出力電子レンジで、2分間追加加熱しました。
今度は中まで温まって、ちゃんと美味しく食べられます。
ところが。
ほぼ食べ終わる頃になって、何気なく器を見ると、何やら白い筋のようなものが見えます。私は目が悪いし、ご飯はちゃんと美味しいし、そのままあまり気にせず、すべて食べ終えました。そこでようやく気づきました。
ガラス器が割れている。7本くらい、大きなひび割れになっている!
器を洗って見てみると、本当にはっきりと大きなひびになっています。
ひっくり返すと、さらによく分かります。
でもなんか変。器の外側も内側も無傷なんです。ツルツルスベスベで何も問題ありません。割れているのは約4 mm のガラス厚の内部だけなんです。なんだこりゃ。
このサラダボウルは耐熱ガラス製です。うっかり床に落としても割れない強化ガラス製でもあります。これまで Samsung 製電子レンジの1000 W 出力で、バンバン食品温めに使ってきました。いままでなんの問題もありませんでした。それなのに、今やこの有様です。お気に入りのサラダボウルだったのになぁ。ショボン。
電子レンジには絶対にアルミホイルを入れてはいけない、オーブンに耐熱ではないガラス容器を入れてはいけない、というのは常識として知っていました。しかしながら、過熱水蒸気を使うウォーターオーブンでは、耐熱ガラス容器が NG だとは知りませんでした。
確かヘルシオオーブンの付属レシピ集では、冷やご飯の温めには金属製の器に入れるようにと書いてあった気がします。ただ、耐熱性の器であれば何でも良いのだろうと思い、大して気にも留めていませんでした。どうやらそれが間違いのもとだったようです。
金属製の角皿とガラス容器の底面がごく狭い面積で接触し、その部分に熱が集中して、ガラス容器の耐熱限度を超えたのでしょう。それにしても、ガラス厚の中だけが割れるなんて、過熱水蒸気って本当に不思議です。
どのみちこの器はもう危なくて使えないので、新しいのに買い換えることとします。ヘルシオの勉強代ですねー(苦笑)。