中長期的にはいずれ、南欧への引っ越しを考えています。
それでイタリア語を学ぶことにしました。ネットでググってみると、どうやらMEMRiSEというアプリが、評判良いようです。
1年間のサブスクリプション1328バーツ(4551円)ということで、さっそくGoogle Play ストアから申し込みました。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.memrise.android.memrisecompanion&hl=ja
イタリア語は知識まったくのゼロです。Huawei タブレット端末 M 5で、ひたすらゲーム感覚で取り組み始めています。対話形式で、正解ならばピンポーンとチャイムが鳴り、不正解ならドドンッと太鼓の音がします。
とりあえずは、いい感じで始められています。
良い点: 記憶が薄れがちになる既出の単語を、しつこくしつこく何回も繰り返し出題してくる。しつこすぎてイラッと来ることもありますが、記憶力減退が著しいお年頃の私には、きっとちょうど良いのでしょう。
戸惑う点: 細かな文法の説明は一切なく、ただひたすら記憶に定着させる手法です。
Play ストア日本でダウンロードしたアプリにつき、画面の指示は、すべて日本語になります。それでイメージ的に、例題が分かりにくくなっています。基本単語だと、
「わたし」→「io」、 「わたしは」→「sono」、 「自分」→「si」
「あなた」→「tu」、 「あなたは」→「sei」
と訳されています。はあぁ、何が違うの?です。人称代名詞も動詞も、ごちゃ混ぜ扱いです。
イタリア語と日本語は、かけ離れた言語です。格変化や再帰動詞といった文法的な説明をいっさいせずに訳そうとすれば、こう書かざるを得ないのでしょう。このスタイルであれば、英語や他の欧州言語の知識がまったくゼロの人にも、取り組めるメリットはあります。
そこで私は、兄弟言語であるフランス語の単語に、脳内で置き換えてます。その方が、直感的に理解できます。それでもまぁ、まだるっこしいです。日本語からフランス語もしくは英語へ、MEMRiSEの操作言語を切り替えられないものですかねー?
ただこの脳内変換でもやはり、パッと理解できないことがあります。
たとえば、sbagliarsi という単語。イタリア語の字面を見ても、日本語の訳「~となる」を見ても、それに該当するフランス語が全く思いつきません 。ネットの伊仏辞書で検索すると、se tromper とあります。
仏語のse tromperは単に「間違える」の意味しかなく、「~となる」のニュアンスはありません。
兄弟言語のフランス語とイタリア語であっても、必ずしも全ての単語の意味が、一対一で対応するものでもなさそうです。
すべてをきっちり理解しようとはせずに、まあそんなもんだと適当にやり過ごして、とにかくどんどん先に進んでいき、数をこなすのが大切なようです。
MEMRiSEアプリのイタリア語編は、入門/初級/中級と三部構成になっているようです。全てをクリアできれば、簡単な日常会話はできる様になるのではないかと、期待しています。