ヒデヨのジョムティェンビーチ便り

バンコクの南東150km、パタヤの南5kmに位置するJomtien Beachでロングステイしています

ローカル市場の中の仏食堂Le Bistroは、やっぱり旨い

地元ロンポー市場 Rompo Market の一角には、フランス料理の食堂があり、近隣フランス系住民の憩いの場となっています。

 

店名: Le Bistro ルビストロ

住所: ジョムティエン2nd Road。  KISSレストランジョムティエン店の、3軒奥。

 

市場は私にとっては、野菜や果物や卵といった生鮮品を買いに行くための場所であり、あんまし食事に行くことはありません。なので、このお店も、前を通り過ぎるばかりです。

 

たまたまシンガポールから友達が遊びに来てくれていて、この店に興味を示したので、お昼時に入ってみました。約2年ぶりです。

店主は南仏出身。私が普段通っているスポーツジムで、たまーに顔を合わせます。タイ人の奥さんとファミリーで切り盛りしている、家族経営のお店です。

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頼んだのは、店頭のノボリにもなっているビーフスープ。179バーツ(630円)。具沢山でコクがあり、肉がホロホロで旨い。食べ応えがあり、滋味あふれる美味しさです。

聞けば、牛肉はオランダ系大手スーパーで売られている一般的な牛肉とのこと。当地の牛肉はとにかく固くて、私はなかなか自宅でうまく調理できないのが悩みなのですが、わずかでもこのプロの技を見習えたらと思います。

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ムール貝の漁師風も頼みました。タイ式の味付けで、ローカル市場でお惣菜として、小ぶりのムール貝というかカラス貝のニンニク蒸し自体は、一袋40バーツくらいで売られているのを見かけます。

でもこのお店のムール貝の味付けは、まったく別物のフランス式。バターとワインと香辛料が濃厚に混ざり合った、どっしりした美味さです。ごく普通の食材を逸品に変えるプロの技を、ここでも感じます。

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友人は何度もパンをお代わりして、料理を堪能していました。バイレベルな各国料理を多彩に味わえるイメージのあるシンガポールですが、意外とこうした気軽で本格的なファラン飯は無いそうです。中華・マレー・印度料理は豊富だけど(私にはそれだけでも十分にうらやましいのですが)、それ以外の選択肢には乏しいのだとか。小さなグルメ大国から来た友人に愉しんでもらえて、本当に良かったです。

 

来年2020年度に作成予定の、「ジョムティエンのおすすめレストラン2020」リストに、このお店は入れたいと思います。いままで、灯台下暗しでした。

ただ来月一杯で、ロン ポー市場全体が取り壊しとなり、大病院が建てられる予定と聞いています。移転なり何らかの形で、このお店が存続してくれることを願います。