スーパーのテスコロータスで、ロレアルのメンズ用フェイスウオッシュ L'Oreal Men Expert facewash を買ってきました。ディスペンサータイプで、上から押すと液が出るボトル形状です。
シャワールームで髪を洗った後、さっそく使ってみることにしました。まずは、ディスペンサーのノズルのロック解除です。
ノズルを反時計方向に数回転回しても、ノズルが上に上がらず、解除できません。キャップ全体を反時計方向に廻すと、ポンプ機構全体と共にキャップが外れてしまいました。
うーん、違う。ロック解除できない。どうやるんだろう。
ふと以前、Protexのシャンプーボトルでは、ノズル根元に小さなプラスチックの環があり、それを折り取ってロック解除したのを思い出しました。
裸のままいったんシャワールームを出て、ナイフとドライバーを用意し、解除を試みます。でも、環っからしきものはみあたりません。隙間らしきところにナイフを差し込んでみても、無理。困った。
約10分間の孤独な格闘の末、ギブアップ。
諦めてキャップ全体を外し、ボトルを傾けて液を少量手に取り、顔を洗いました。洗浄力強めでかつ滑らか。使い心地良く、洗いあがりもサッパリ爽快気持ちいい。フェイスウオッシュ製品として優秀です。
顔の皮脂は落とせましたが、心には黒いタールがべっとりです。
ノズルロック解除方法は、ものすごく簡単単純なはず。5歳児でも出来るはず。でも、どうしても分からない。ロレアルは、鬼門です。
かつて最先端と世界中から一目置かれるテクノロジー企業にエンジニアとして籍を置いていたこの私が、この体たらく。今ゃ頭の固い、ただの不器用で残念なオジサンです。本当に私は物事を分かっていない。自尊心も自己肯定感もズタズタです。
傷心を抱えつつお翌日、近所の便利屋のお兄さんにフェイスウオッシュを手渡して、ロック解除の仕方を教えてと、頼みました。
お兄さん、ノズルをいろいろグルグル回したり引っ張ったりしますか、解除できません。キャップを取り外してみても、ダメ。万事休すか。
再度ノズルに手をかけると、お兄さんが一言、「ブーッカッ(開いたよ)」。
んっ!? 確かに、ノズルを押し下げられて、液が出るようになりました。いったい何をしはったんや?
種明かしは超カンタン。
ノズル方向がボディ本体と並行だと、ロックで閉じる。
90度ひねって本体と直角にすると、ロック解除で開く。
たったそれだけです。それだけ。あーーーーーー、なぁんだ。これなら、5歳児でも簡単にでけるわ。
ロック状態でも、解除状態でも、ノズルの高さは変わりません。解除=ノズルが持ち上がるとの思い込みで、私はつまづいていたのでした。ロレアル株式会社様に対し、一時は激しい憎悪の念を持ってしましましたが、まったくの的外れでした。もうしわけございません。
今後、もし同様の事象に陥ることがありましたら、1分間以上は時間をかけないようにし、すぐに諦めて手放すようにします。下手な考え、休むに至りです。頭脳のワーキングメモリーを、無駄に消費しないように心掛けます。