ヒデヨのジョムティェンビーチ便り

バンコクの南東150km、パタヤの南5kmに位置するJomtien Beachでロングステイしています

小切手の現金化は、自分が普通口座を持っている銀行の窓口へ

UOB United Overseas Bank 大華銀行から、書留が届きました。シンガポール系の銀行で、特に私はそこに口座は持っていません。

f:id:jomtien:20180531234914j:plain

 

心当たりが無いので、何だろうと思いつつ開封すると、小切手が1枚入っていました。医療保険に加入している保険会社より、過去1年間に保険の使用が無かったので、1,034バーツを小切手でキャッシュバックしますよ、との説明が書かれていました。

そうか、これはラッキーだ。すぐに銀行窓口へ持って行って、小切手を現金化しよう。

 

今にして思えば、なぜあんな行動を取ったのか自分でも不思議なのですが、なぜか私は、その小切手を持って、振り出し元のUOB銀行のパタヤ支店窓口へ、行ってしまったのです。

f:id:jomtien:20180531235007j:plain

 

1,034バーツを受け取る気満々で、窓口で行員さんに、小切手と身分証明のパスポートを提示しました。

 

行員: 当行に口座はお持ちですか?

私:  いいえ。

行員: では、小切手の現金化は、ここでは出来ません。

私:  エッ? この小切手は、UOB銀行発行のものですよね?

行員: はい。ですが、小切手には Cashier's Cheque と記載されており、窓口での現金化はできません。

私:  ハァ。。。

行員: バンコク銀行に口座はお持ちですか?

私:  バンコク銀行に口座は持っていません。K銀行になら持っていますけど。

行員: K銀行なら、大丈夫です。そちらの窓口に行けば、小切手を換えてもらえますよ。

 

そこまで言われてようやく、自分の行動が間違っていることに気づきました。

小切手は有価証券という紙切れなんだから、受取人側の銀行窓口が、その行使権利を実現することになります。この小切手の表面には、Personal Cheque ではんく、ちゃんと Cashier's Cheque (銀行小切手)と書いてあります。小切手の所持人への直接支払いは出来ないのは、当たり前。

小切手を手に突然ふらりとやって来た、身分証明書は持っているとはいえ、過去に取引実績の無い、どこの馬の骨とも分からない人間に、銀行窓口が現金を渡すはずなどあり得ません。

それに、今回の額面金額は正確には、1,034.30バーツ。タイの最小通貨は25サタン硬貨(0,25バーツ)なので、0.30という小数点以下の半端な金額は、現金では受け取りようがない。最初に気づけよ、俺。

 

しまった。やってもうた。

 

小切手を自分が振り出すならともかく、受け取るのは15年ぶりくらいでした。すっかり頭が回っていませんでした。

当然、手元にはK銀行のカードも通帳も持っていません。仕方なく、一旦5㎞離れたジョムティエンの自宅へ戻り、再度パタヤ市内のK銀行へ出直しました。時刻は14時。

 

K銀行窓口で小銀手を提示すると、

「申し訳ありません。今日は換えられませんので、明日またお越しください。他行間でのデータ取引は、受付が13時までなのです。」

 

何それ、聞いてないよー。

 

仕方なく翌日K銀行へ出直して、ようやく1,034.30バーツが私の銀行通帳上に入りました。小切手1枚換えるために、パタヤ市内まで3往復しました。何事も、精進でございます。