バンコクへ車で移動する道中、青空の晴天であっても、車窓から見える景色がなんとなく霞んでいることがあります。雨季の時期にははっきりと見渡せるチョンブリあたりの丘陵地帯が霞んでいると、特にはっきり認識できます。原因は、PM2.5の大気汚染です。最近、ちょくちょくニュースで取り上げられます。
「健康に影響」 バンコクで大気汚染悪化
http://www.newsclip.be/article/2018/02/08/35443.html
ネットでググってみると、こういうのがありました。
空気質指数(AQI)
150以上: 赤色の危険
100以上: 橙色の要注意
50以上: 黄色の普通
50未満: 緑色の清浄
マップを見ると今日の数字は、人口密集地の首都バンコクでは、数値150をわずかに超える所が2箇所あります。シャム湾東部臨海工業地帯に位置するパタヤの数字は144で、危険に近い要注意レベルです。うーむ、観光地のイメージダウンになる数字です。
シャム湾の外に位置するラヨーンまで南下すると、数字は53まで下がります。ほぼ緑色に近い黄色。ラヨーンのサメット島が風光明媚なのは、海水や砂浜の綺麗さだけではなく、空気の透明度が清々しい印象を与えるのでしょうね。
このサイトはタイだけでなく、世界全体を見渡せます。アジア全域を見ると、マレーシアが緑色だらけで、空気の綺麗な国であることがわかります。1年を通じて雨量が多く、豊富な熱帯雨林が作用しているのでしょう。休暇で訪れるなら、緑色の場所に行きたいものです。
一方で、中国やインドは赤色が多いです。日本にも赤色がちらほらあります。
東アジアを見ると、中国の山東半島、韓国南部、東京や大阪に赤色が見られます。日本の東北地方は緑色。素晴らしい。
山東半島を拡大してみて、驚愕しました。赤紫色の地点が多数あり、よくよく見ると全て「999」となっています。何でしょう、これは。怖すぎです。息をしてはいけないレベル!? 観光で短期間訪れるにしても、躊躇してしまいそうです。 でも日本も、昭和の時代にはこれくらいのレベルだったのかもしれません。中国の早急な大気汚染対策が、本当に必要ですね。
さて、東京湾を拡大してみると、市川のあたりで153と、150をわずかに超える点が1カ所あります。そこ以外は概ね100以下の所が多いですね。普通に問題無く暮らせそうです。
このサイトを見ていると、地球環境のことをじっくりと考えさせられます。