先月、ブリタの浄水器カートリッジを、定期交換のため入手しようとし、実店舗に行ったら置いてなかったので、ネットで購入しようかなと投稿しました。
何とか、無事に購入できました。いやー、厳しい修行でした。600 バーツ(2,000円)のカートリッジを買うのに、大きくリソースを費やしました。
つまずいたポイントを中心に、経緯を記します。
1. これまで何度か購入していた、パタヤ市内のセントラルフェスティバルショッピングモールに行ったら、もう置いていませんと言われた。
2. 店員さんに、当デパートのネットショップでお買い求めください、と言われた。しかし自宅に戻りネットで確認すると、セントラルデパートのネットショップには、このカートリッジの取り扱いは無かった。
3. タイのネット通販大手Lazadaを確認したが、こちらも取り扱いがなかった。他にいくつかのタイのネットショップも確認したが、取り扱いがないかもしくは在庫ゼロだった。
4. 唯一取り扱いがあったのは、Brita Thailand ブリタタイランドのホームページ。ユーザー登録が必要とのことで、Gmailアドレスを登録しようとしたら、なぜかエラーとなってしまい、受け付けてくれない。仕方なく、普段あまり使わないYahoo!メールアドレスで登録したら、うまくいった。
5. ドイツ本社のホームページを流用しているらしく、製品紹介のページは美しい体裁。お目当てのカートリッジMaxtraは、すぐに見つかった。ページの右端には、ショッピングカートのアイコンがあり、現在合計0 バーツと表示されている。
早速Maxtraをカートに入れようと思い、”Add ro cart”のアイコンを探すも、画面上どこにも見当たらない。おかしい。ギブアップ。
6. 欲しい商品をカートに入れるにはどう画面操作したら良いか、とお問い合わせフォーム欄からメッセージを、ブリタタイランドへ送った。
7. 翌々日、メールで驚きの返事が来た。
「ご注文は、メールかLINEでのメッセージで受け付けます。金額を弊社銀行口座に振り込み、その控えを写真に撮って、メール添付で送ってください。入金が確認でき次第、商品を発送します」
との事。ブリタタイランドがバンコク市内に持つ、4つの銀行の口座番号リストが添付されている。
なーんだ、結局全然ネットショッピングに対応してないじゃん!
8, メールには、配送料についての記載がない。ホームページ上では、一律100バーツとの記載がある。念のため、再度ブリタタイランドへ、送料確認のメールを送る。
9. 翌日、返事のメールが来る。このメールでの注文に限り送料無料、とのこと。それなら最初からそう書いておいて欲しかったな。
10. 自宅パソコンから、インターネットバンキングで商品代600バーツの振込みを試みるも、失敗。振込先の事前登録がないと、ネット上での振込みはできない模様。
11. しかたなく、最寄りのバンコク銀行の支店に足を運ぶ。商品代600 バーツに加え、振込み手数料30 バーツ(105円)を徴収される。窓口が混んでいて、50分かかった。
12. 自宅に戻り、振込みの控えを写真に撮り、ブリタタイランドへメール返信。
13.翌日、ブリタタイランドから、メールで13桁の数字が送られてきた。数字だけ。入金を確認しましたとか、商品を発送しましたとかのメッセージ文章は、一言も書かれていない。多分、送り状の番号なのだろうと推測。
14 .さらにその翌日、ついにEMSで商品が自宅に届いた! 13桁の数字はEMSの送り状番号だった。
以上です。14ものステップを経て、ようやく買えました。
銀行窓口でも、実はパニクってしまいました。ブリタタイランドの銀行口座番号を控えておくのが面倒くさくて、Yahoo!メールを受信したiPad端末をそのまま銀行窓口まで持参しました。
窓口で自分の順番が来て、「この口座番号に振込みをしたいんですが」と行員さんにiPadを開いて見せようとしたところ、Yahoo!メールの画面が表示されません。代わりに、ネットに接続されていません、との警告表示が出ています。
私のiPadは、Wi-Fi専用モデルです。自宅でYahoo!メールを受信し、ブリタタイランドからのメールを表示させた状態でカバーを閉じ、そのまま銀行まで足を運びました。銀行の中では当然Wi-Fiは無いのですが、Yahoo!メールはオフラインでは表示できない、というのを知りませんでした。Gmailでは、一旦受信したメールはオフラインでも見られるので、Yahoo!メールもそうだろうと、何の疑問も持っていませんでした。
仕方なく窓口を一旦離れ、手持ちのiPhoneをテザリングしてiPadに飛ばし、それでようやくiPadのYahoo!メールを開くことができました。そこで銀行口座番号が表示されている画面をキャプチャーし、再び銀行窓口の順番待ちとなりました。10人待ち。やれやれでした。
とにもかくにも、カートリッジが入手できてよかったです。厳しい修行でした。ジョムティエン暮らしでは、ITがらみの課題は避けられません。こうした手間から目を背けて避けるライフスタイルも、一応可能ではあります。ただ、そうすると生活の質QOLの、大幅な低下に直結します。自分で自分の暮らしの主導権を握れなくなります。
次に銀行に行く機会があったら、ブリタタイランドの口座番号を振込先登録しておこうと思います。そうすれば、来年の注文時には、自宅でのパソコン操作のみで、購入できるはずです。たぶん。とゆうか、本来的には、ブリタタイランドのホームページが、クレジットカード決済対応になって欲しいものです。
さて、到着した荷物にも、驚きがありました。発送人の名前と住所は、間違いなくブリタタイランドとなっています。しかし梱包箱の側面を見ると、大きくLAZADAと書いてあります。タイのネット通販最大手で、ブリタの競合相手の各浄水器メーカーの製品を手広く取り扱っている会社になります。そんな会社の梱包箱を使って、いいんかい!? いや、もしかしたら、発送業務はLAZADAに外注しているのかな。
カートリッジ自体も、以前とは仕様が変わったようです。パッケージから取り出したカートリッジを振ってみると、シャカシャカと中の活性炭が動く音がします。以前は、そういう音はしませんでした。また、パッケージの説明書きは、英・韓・中の3カ国語表示で、どうやらアジアオセアニア向け製品のようです。以前は、タイ語表記もあったような気がします。
カートリッジを容器に装着して、ようやく交換完了です。これで、クリーンな水が安心して飲めます。ありがたいです。