携帯電話のSIMカード購入については、身元確認がどんどん厳しくなっているようです。今後のSIMカード購入については、コンビニや個人経営の携帯電話店ではなく、携帯キャリア会社の窓口で買うことを勧めします。
先月、東京在住の友達がジョムティエンビーチに遊びにきてくれました。滞在中の連絡用に、通話とショートメッセージ機能のみのガラケーを、貸しました。 SIMカードは近所のセブンイレブンで、タイのキャリア大手Truemoveのを購入し、アクティベートました。
友人が帰国した後、そういえばあのガラケーのSIMカードの有効期限はいつまでたったかなと思い、 TruemoveのアプリTrue iServiceで確認しようとしました。複数の端末を持つユーザーが、所有するすべての機器のデータ使用量・契約しているプラン内容・料金支払期限・SIMカード有効期限などを、一覧で確認できるものです。
ところが私のTrue iService画面上では、普段使っているiPhoneやポケットWiFiの状況は表示されるのですが、例のガラケーは表示されません。おかしい。同じ身分証明書パスポート番号で購入登録をしている端末は、全て必ず画面表示されるはずなのですが。
Truemoveコールセンター1331に電話をしてみました。すると、そのガラケーの番号の登録者はあなたの名前にはなっていません、と言われました。いやいや、実際にSMIカードの入ったガラケーは、今私の手にあるんですが。なぜそんなことになっているのかは、オペレーターさんの方では判りかねます、との事でした。
SIMカードを購入登録したのがセブンイレブンだったので、何かたまたま手違いがあったのだろうと思い、翌日パタヤ市内のTruemove ショップ足を運びました。
店員さんに状況を説明し確認してもらったところ、そのSIMカードはタイ人の名前になっていますとのこと。意外な答えに、びっくり。
たぶんそれは、セブンイレブンの店員さんだろうと推測されます。購入の時に登録に30分以上かかっていて、ちょっと変だとは思っていました。たまたま外国人の私の名前だとうまくいかなくて、自分の名前で入れてみたのではと思われます。とにもかくにもガラケー自体はちゃんと使えていたので、購入時にはそれ以上のは疑問を持ちませんでした。
SIMカードを自分の名前で登録し直すには、そのタイ人を一緒に店頭に連れて来なくてはならないそうです。当然、諦めです。
気を取り直して、全く新規にSIMカードを1枚購入することにしました。 Truemoveショップの店員さんに、パスポートのコピーを渡し、お願いしました。しかし、断られました。
規則が変わり、、パスポート原本の提示が必要ですとのこと。
うわー、知らなかった。先月セブンイレブンで購入した際にも、店員さんに渡したのはパスポートのコピーだけでした。どうやらそれが、変なことになってしまった原因のようです。
翌日、パスポート原本持参で、再度Truemoveショップへ行きました。
するとSIM登録の際、スマホで顔の写真を撮られました。購入者の顔写真が、登録に必須となったようです。
2014年以前は、身分証明書の提示一切なしにSIMカードが購入できていた記憶があります。年々 、厳しくなっています。今後も、更に厳しくなる方向なのでしょう。タイではあらゆる諸手続の際に、携帯番号の記入が求められます。犯罪目的防止のためにも、厳しくなっていくのは仕方ないことなのかもしれません。
無用のトラブルを避けるためにも、SMIカードの購入は、コンビニや個人の携帯電話店ではなく、キャリア会社の窓口で買うのが、時間がかからず間違いが無くて、良さそうです。