一時帰省で東京に来たら、思ったより寒いです。
タイを出る際にお天気アプリで見たら、東京の気温は日中最高気温が22°、最低気温17°となっていました。
ところが東京到着翌日は曇天で、昼間でも気温15°。寒っ。履くものがないので、新宿西口のユニクロへ、ジーンズを買いに行くことにました。
私は大柄なので、通常はユニクロの服は XL であっても、小さすぎて着られません。ただ新宿西口店なら、場所柄外国人観光客が多いだろうし、大きいサイズがあるのではと考えて、行ってみました。
普段は南国暮らしにつき、長ズボンを履くのは年に数回しかありません。今回長ズボンを買うのは、実に10年ぶりくらいになります。
ジーンズ売り場では、私の腰回りと股下に合うサイズがありました。良かった。
色は白をチョイス。かなり細身で股上が浅いです。これが今時の流行りなのでしょう。
精算をしようとレジに向かったら、セルフレジでした。4台のセルフレジが並んでおり、傍には案内の若い男性店員さんが、一人立っています。
そういえば以前、ユニクロのセルフレジの商品バーコード読み取り機は優秀で、複数の衣類を同時にかざしてもすべて間違えず読み取ってくれる、とネット記事で読んだことがあります。今回は、そんな最新鋭のレジ初体験になります。
で、私は最新のメカに弱い中年おじさんです。時代に取り残されつつあり、危機感を持っています。特にセルフ〇〇〇が苦手です。空港のセルフチェックイン、コンビニのセルフコーヒー、スーパーのセルフレジは、三大鬼門です。大抵はうまくいかず、店員さんのお世話になってしまいます。
はい、今回のユニクロセルフレジも、思いっきり若い店員さんの手を煩わせてしまいました。これはもう、そういうカルマなのだと、割り切るしかありません。
セルフレジの読み取りガラス面は30cm四方くらいあり、かなり大きいです。ジーンズの布地のどこにバーコードが付いているのかよく分からず、表や裏をあっちこっちひっくり返してみました。そうやってオタオタしていると、いつのまにかディスプレイには、商品名と価格2980円が表示されていました。おや、いつのまに。
もう既にこの時点で、若い店員さんからは、手がかかりそうな客だと目をつけられていたと思われます。私は弱視で目が悪く、長身を折り曲げてディスプレイに思いっきり顔を近づけていたのも、きっと挙動不審に見られていたことでしょう。
次は支払いです。カード挿入口にクレジットカードを入れるように、求められました。手持ちの VISA カードを差し込み、すぐに抜き取りました。抜き取る動作の際にスワイプされて、読み取られるものだと思ったからです。
しかしエラーとなりました。
若い店員さんがすかさずやってきました。「カードをもう一度入れてください。入れたらそのままにしてください」と言われました。はーい、そういうタイプの読み取り機なんですね。
周囲のお客さん達はこともなげに、セルフレジでピッピッと精算を済ませ、次々と軽やかな足取りで店外へと出て行きます。私だけが、令和の時代から取り残された昭和のオジサンなのだと、認めざるを得ません。良い恥をかかせていただきました。
次回ユニクロで買い物をする機会があったら、きっと一人でできることと思います。たぶん。