これまでずっと、ジョムティエンにある T ジムに通っていました。そこの生涯会員権を持っています。しかしながら年月の経過とともに、設備面も運営体制も、とめどなくボロボロになってきています。
もはや限界なので、他のジムへ移ることにしました。
チョイスとしてまず頭に思い浮かんのは、2箇所。
マッスルファクトリーパタヤ店: パタヤ地区最大最新の店舗。米系で、日本でもまずお目にかかれないような巨大施設。月会費2600バーツ(8900円)。
ベアージム Bear Gym: ジョムティエン南部の中規模ジム。ロシア系で、すべてが整っており申し分なし。月会費2300バーツ(7800円)。
どちらのジムも、逆三角形ゴリラマッチョ体型の西洋人会員さん達が、ぞろぞろいます。そういった場に一緒にいるだけで、良い刺激になります。
ただ一方で、どちらのジムもジョムティエン中心部からは、3 km ちょっと離れています。この距離が問題になりそうです。なんぜスポーツジムというのは、申し込んでから1年後に継続して通っている人の割合は、統計的にわずか4%にしかならないのだそうです。少しでも、近いに越したことはありません。あと、会費がほぼ先進国レベルです。
ということで再考し、ジョムティエン中心部にあるこちらのジムに、1ヶ月間体験入会することにしました。会費もお安め。
名称: K- Private Fitness ケーフィットネス
住所: ジョムティエンセカンドロード沿い View Talay Residence 1 ビューたれーレジデンス1号棟 地下一階
会費: 月額1250バーツ(4300円) 年額は9000バーツ(3万円)
営業時間: 午前6時半から21時
オープン: 2004年
Swiss profesiosional standard と書かれていることからわかるように、オーナーはスイス人です。名前はKさん。若い頃は、ミュンヘンでサッカー選手をしていたそう。
ここは表に看板を出していない隠れ家スポーツジムです。口コミ宣伝のみで成り立っているので、あえて看板は出していないのだそうです。
行き方としては、まずはビュータレーレジデンス1の建物正面入口を入っていきます。
地下への階段を降りていきます。看板は何もありません。
ジム入口に到着
入口受付付近には、カーディオマシンがずらりと並んでいます。地下とはいっても半地下で窓があり、通風採光はちゃんとできています。
ワンフロアに筋トレマシーンがズラリ。
料金表
作ってもらったメンバーシップカードがこちら
規模は大きくないながらも、一通りのマシンがずらりと並んでいます。充実しています。マシンはどれも、オープンから15年間使われているもののようですが、整備がきっちりとされていて、使用にまったく問題ありません。スイスクオリティです。
一方で、フリーウェイトの設備は限定的です。ベンチプレス台はありますが、デッドリフトやスクワット用の設備はありません。ダンベルやバーベルを使っている人は、あまり見かけません。腰ベルトや リストストラップを使う人の姿は、皆無です。
ということで、ここはガシガシと本格的に筋肉を鍛えるというよりは、ライトユーザー向け健康増進目的のジムと言えそうです。
スイスクオリティということで、全てがきっちりとしています。利用する会員も、きっちりすることが求められます。
来場時には、必ずバスタオル持参。もしくは10バーツ(34円)で、バスタオルを借ります。マシンを使う際には必ずバスタオルを広げ、汗に濡れた体が直接マシーンに触れないようにします。
マシンを使い終わったら、備え付けのペーパータオルと洗剤スプレーで、触った取っ手と座った部分を、すべて綺麗に拭きます。うっかり拭き忘れると、店員さんもしくは他の会員さんから、すかさず声がかかります。洗剤はもちろん、ジョンソンアンドジョンソンの Mr.Muscle ミスターマッスル (笑)。
午前中はたいてい、オーナーの K さんがジム内にいます。どの会員さんにも気さくに声をかけ、施設の状態に気を配っています。ドイツ語のほか、イタリア語英語も堪能です。
近隣在住ドイツ人ロングステイヤーの皆さんの社交場として、このジムは機能しています。
耳に入ってくる会話は、ほぼドイツ語オンリー。 ジョムティエンでメジャーなロシア語や英語は、ほとんど聞かれません。午前中のソファーエリアにはたいてい、一杯50円のコーヒーを飲みながら、皆さんおしゃべりの花を咲かせています。
私は、ドイツ語は全くわかりません。学生の時の第二外国語はドイツ語でしたが、すっかり忘れてしまい、今は頭の片隅に単語がいくつか残っている程度です。
このジムに来ての第一印象は、とにかくアウェイ感満載(笑)。全くわからない言葉の中に1人放り込まれるのは、ジョムティエン暮らしではしばしばあります。今回はそれが、ロシア語でもタイ語でもイタリア語でもなく、たまたまドイツ語なだけです。まあ、こんなもんです。
おそらく私が
・たぶん唯一の東洋人男性会員
・ここのドイツ人会員の平均よりも長身
ということで、皆さんの目を引いてはいるようです。
ドイツ人の皆さん、基本的に強面。でも、排他的な雰囲気ではありません。むしろ気さくに、英語で声をかけてきてくれます。
「ラグビーワールドカップでの、日本のホストぶりは素晴らしいね」
「Good morning は日本語で何というの?」
「君はいくらかドイツ語を話すようだけど、一体どこで覚えたの?」
などなど。
とにもかくにも一か月間、毎日1時間のドイツ旅行に行くつもりで、ジム通いをしたいと思います。
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