宿泊した成都西部青年旅舎のフロントで教えてもらったマッサージ店へ、行ってきました。
その前に訪れた重慶で、中国式フットマッサージを初めて受けて気に入ったので、成都でも行ってみようと思った次第です。
タイ式マッサージとは全く異なる、中国式全身あん'まを初体験することとなりました。
店名: 王師推掌按摩 Wong's Massage shop
住所: 成都市青年区三多里90号附2
最寄りバス停: 順城大街 市青年宮バス停下車 徒歩3分
注文コース: 全身按摩 Body massage 60分 50元(850円)
オプション: 火缶 Cupping therapy 20分 20元(330円)
地下鉄4号線 騎馬市駅と太昇南路駅の中間になります。1号線転 天府広場駅からも、結構距離があります。
「成都 王師推掌按摩」と百度マップで検索するとヒットするので、それを運転手さんに見せて、タクシーで行くのが最も簡単です。
最寄りバス停には多くの路線が走っているので、交通ICカードの天府通を持っていれば、バスで気軽にアクセスできます。パス亭を降りたら、三多里という路地をまっすぐ入っていき、梵音寺街との三叉路にお店があります。
夕食後に、予約なしでお気軽に、ふらりと行きましたベッド数四つの小さな按摩院ですメニューの中にはフットマッサージもあったのですが、あえて表の一番上に書かれている、全身あんまコースにしました。
タイ式マッサージとは全く別物でした。特にガウンに着替えることもなく、そのままの服装でベッドに横たわります。すると頭皮からガシガシと揉み始めてくれました。指先で強く、ピンポイントでツボをグイグイ押していきます。さらに首、肩、腕へとあんまマッサージは続き、シャツやズボンの上から指で押していきます。
明るく賑やかです。気温18度で暑くも寒くもなく、入口ドアは開放状態。天井の蛍光灯が眩しいので、目は閉じます。私以外のお客さんたちは、ずっと按摩師さん達とお喋りをしながら、施術を受けています。リラクゼーションではなく、雰囲気は気軽ですが、明確な医療行為です。
タイ式マッサージとは異なり、腕や脚を曲げたりねじったりは、ありません。仰向けもしくはうつぶせで横たわったまま。ずっとツボの刺激を受け続けます、あー気持ちいい、気持ちよすぎる。
数日間にわたって知らない外国の街を歩き回ってきて、体のあちこちに緊張が溜まっていたのが、ほぐされていきます。はーーーっ。
一時間の施術が終わり起き上がると、あんま師さんが竹筒を持ってきて、指差します。どうやら、あのスーッと吸いつかせるやつみたいです。せっかくの機会なので、やってもらうことにしました。
竹筒の中に火をあぶって、背中にどんどん吸い付かせていきます。多分10数個使われたと思われます。結構きつい。痛い。でもそのまま大人しく、うつ伏せになっていました。
なかなか解放してくれないなと、しびれをを切らしそうになったところで、ようやく竹筒を外してもらえました。背中が痛痒い。すごく血行が良くなってるみたいです。
いくつもの赤紫色の跡がつき、数日間ずっと残っていました。背中へのカッピングは初めての経験でした。良い体験でした。
全身按摩とカッピングで、お代はしめて70元(1180円)。コスパ良いです。
店を出る頃には夜10時近くになっていました。タクシーで帰ろうと思いお願いしたところ、あんま師さんは近所の若い衆(?)のお兄さんを連れてきて、タクシーが捕まえられる場所まで、このお兄さんが連れてってくれるよ、と言ってくれました。
お兄さんの後をついて歩いていくと、路地から少し広い通りに出ました。そこでお兄さんが流しのタクシーを呼び止めてくれ、無事に宿まで帰れました。皆さん、至れりつくせりで、親切です。
初めての中国あんま体験は、身にも心にも大きな刺激となりました。楽しかったー。
百度マップの貼り付け方が分からないので、グーグルマップを貼っておきます。
場所はここの隣あたり。手前に大きなマッサージ店がありますがそこではなく、さらに奥です。