ヒデヨのジョムティェンビーチ便り

バンコクの南東150km、パタヤの南5kmに位置するJomtien Beachでロングステイしています

最初のホワイトソース作りは、文章読解力と想像力の欠如により、ちゃんと固まらず

昨日投稿したホワイトソースのグラタン作りは、実は2回目のチャレンジでした。

1回目はホワイトソースがうまく固まらなく、失敗でした。ホットクックでは初挑戦のメニューはたいてい失敗するのがお約束なので、まぁ慣れっこです。

 

失敗の原因は、私の文章読解力と想像力のの欠如でした。

 

本体付属レシピでのホワイトソースの項目には、以下のように手順が記載されています。

 

“Put the milk into the milk pot and add milk slowly to form a smooth paste.”

牛乳を内鍋に入れ、滑らかなペーストになるよう、ゆっくりと牛乳を加えます。

 

最初の「milk牛乳」は「flour小麦粉」の誤植であると、すぐに気づきました。それ以外は、文面通りに受け取りました。

小麦粉の上に牛乳を注ぎかけながら、ちょっとおかしいとは思いました。ただ牛乳を注いで加えるだけだと、ゅっくり加えようが、ザッと一気に加えようが、滑らかなペーストにはならないよなー、と思いました。

 

でも、かき混ぜ仕事は後ですべて本体の機械アームがしてくれるんだからと、ただ小麦粉の上に牛乳を注ぎかけて、そのまま本体の蓋を閉めてスイッチオンしました。

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10分後、終了音が鳴ったので蓋を開けたら、ぜんぜんホワイトソースらしいトロみがついていません。

それでも、バターを加えれば固まってくれるかと思い、バターを入れてヘラでかき混ぜました。でもやっぱりとろみが出ず、液体のまま。

 

仕方ないので、加熱5分延長。わずかにとろみが出てきましたが、まだ全然ダメ。

さらに5分延長。やっぱり不十分。

 

なんか変。

 

標準加熱時間の倍の時間を加熱して固まらないのは、どう見てもおかしい。これ以上加熱を延長したら、熱で牛乳が分離してしまいそうで怖い。ギブアップ。

 

でも原因がわからない。

 

 

そこで、シャープ社の日本語サイトのレシピページを見に行きました。

https://goo.gl/RK97TB

 

まずは「内鍋に薄力粉を入れ、牛乳を少しずつ加えて溶きのばす。」となっています。

 

溶き、と書いてあります。このニュアンスなら、手を使って泡だて器でかき混ぜて溶きのばす、の意味になります。

 

なーんだ、そういうことか。

 

ホットクックでは、かき混ぜ作業はいっさい機械任せだからとの思い込みで、まさか加熱前の下準備として、手作業の混ぜが入るとは、思い至りませんでした。

 

英文説明で使われている動詞 form は、形成するという意味です。これだけだと、溶くニュアンスはありません。

ここは whisk and form a smooth paste と書かれるべきでしょう。

 

 

以前、日本に住んでいた頃は、たまに電子レンジでホワイトソースを作っていました。

小麦粉とバターをレンジで30秒チンし、泡だて器でかき混ぜ、少し牛乳を加えて30秒チンし、かき混ぜ、また牛乳を足して30秒チンし、かき混ぜ、を繰り返して作ってました。

ホットクックでは、あの面倒さが一切すべて解消になると、良いように解釈してしまってました。

 

 

以前、日本語の文章読解力テストで、私は読解力がきわめて低い判定を受けています。

英文にしても、form a smooth pasteの文面を見ただけで、これは手でかき混ぜるんだなと察するのが、大多数の人というか、フツーなのかもしれません。

今回の件は、私の読解力と想像力の欠如によるものと思われます。能力不足はそうそう簡単には改善できないものなので、今回のように小さな失敗で頭をぶつけて、体で覚えていくほかないのでしょう。(苦笑)