ヒデヨのジョムティェンビーチ便り

バンコクの南東150km、パタヤの南5kmに位置するJomtien Beachでロングステイしています

下蒸しと顆粒ダシとタイ式みりんで、ようやく鶏大根が完成

ネットで仕入れたレシピに手を加え、ホットクックで鶏大根を作りました。

 

作り方:

1,  皮を剥き輪切りにした大根を蒸しカゴに入れ、100㏄の水と小さじ1杯の米で、手動で 10分 60分間蒸し、冷水にくぐらせる。 

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2,  大根、鶏肉、エリンギ、、重量の4%の醤油、4%のタイのお酒Sato Siam 、ヤマキの顆粒だしスティック1/2本3gを内鍋に入れ、自動煮物モード2‐1。 以上。

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約4か月間使ってきて、ようやくホットクック調理のコツが見えてきました。3ステップです。

 

1.  まずは日本のヘビーユーザーの方々のネット投稿情報を見て、そのレシピ通りに作ってみる。たいていは失敗する。日本と同じ食材や調味料が当地では出に入らないので、無理からぬところではある。

 

2.  ガス火と鍋を使う一般的な調理法をググって、差を比較し、失敗の原因にアタリをつける。

 

3.  対策になりそうな案を盛り込んで、再度作ってみる。これを数回繰り返す。

 

こんな感じです。

 

 

最初に作った鶏大根は、味が単調でまろやかさが無く、エグみだらけで、まずかったーー。

 

想定原因:2つ

・使っている大根が、アクが強くて煮物に不向きな夏大根。甘くてアクの少ない冬大根は手に入らないので、これを使うしかない。

・使っている醤油が、一般のキッ〇ーマン普及品。長期熟成の井上醤油は手に入らないので、これを使うしかない。

 

対策3つ:

・エグみ→ 大根のアク抜きとして、下茹でする。今回は茹でではなく、蒸しモードを使ってみた。蒸した直後で一口食べてみたら、エグみは感じなくなった。

 

・味の単調さ→ 顆粒だし追加。センタンのスーパーで買えた。

 

・まろやかさの無さ→  みりん追加。とは言っても、手に入るわけがない! 

ネットで「タイ料理 料理酒」でググってみると、在タイ邦人の皆さんの間では、サトサイアムSato Siamというお酒が、みりん代わりに使われてい模様。

モチ米を原料にした醸造酒で、アルコール6%。620ml 入り36バーツ(120円)で、セブンイレブンのビール売り場で簡単に買えた。

味は、米よりはブドウに近い印象。白ワインに気の抜けたスプライトを混ぜたら、きっとこんな感じになるだろう的な味。(笑)

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対策を試しつつ3回作り直して、ようやく鶏大根が完成しました。

「日本のやり方をそのまま外国に持ち込んでも、通用しない」を、身をもって体験しております。(笑)

 

 

タイには星の数ほどの日本料理店があります。ただ、日本人の私の目から見て、その9割は正直パチモンに映ります。

でも自分で鶏大根ひと皿作るのに四苦八苦してみて、その認識が変わりました。たとえパチモンの味だったにしても、そのレベルまで持っていくのに、料理人の方は苦心惨憺している可能性大です。タイの外食で食べるすべての和食は、これからは心から感謝して、いただきたいと存じます。

 

 

2018年12月24日追記: 大根の蒸し時間は、10分→60分へ長くすると、より美味。

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