ヒデヨのジョムティエンビーチ便り

バンコクの南東150km、パタヤの南5kmに位置するJomtien Beachでロングステイしています

ホットクック購入から2か月が経ち、導入期から定着期へ。これからも楽しく修行していきます

ホットクックが我が家に来てから、約2か月が経ったので、状況をまとめてみます。

 

まずこの期間で、大きく変わった点を挙げてると:

 

・出来合いのおかずを、ローカル市場やスーパーで買わなくなった。

・ガスコンロを使ったのは、一度だけ。調理をすべてホットクックで行うようになった。

・野菜をたくさん食べるようになった。

・調味料を、ごく限られた種類しか使わなくなった。

・豆を蒸して常備して食べ、その分お米を食べる量が減った。

・あまったおかずを、フリーザーで凍らせて保存しなくなった。

 

何といっても、時間の束縛が大幅に減りました。

出来合いのお惣菜を買おうと思ったら、朝市なら6:30~8:00に、夕市なら16:30~17:30の時間帯に、必ず足を運ぶ必要があります。自炊により、その束縛がなくなりました。

 

ホットクック調理は、基本的に材料を切るだけなので、さほど意志力がすり減りません。

朝スポーツジムに行き、その帰りに市場に立ち寄って野菜や肉を買い、11AMに帰宅。そのまま台所へ行き、食材を切ってホットクックへ投入し、調理スタート。シャワーを浴びて一息ついたら、ちょうどお昼のおかずが出来上がりです。ジム帰りの疲弊した体でも、ホットクックのカンタン調理なら、する気になります。

 

また、夕食を終え皿を洗い終わった際、まだ意志力が残っているので、豆を蒸したり、鶏ハムを作ったり、ゆで卵を作ったりと、常備菜を作る余裕があります。朝起きて、冷蔵庫の中に複数の常備菜があるのを見ると、心に余裕が持てます。

 

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じゃあホットクックを使いこなせているかというと、まだまだ修行中です。

 

調理の前には、毎回ネットでホットクックユーザーさんたちの情報を調べまくっています。

鉄版と呼ばれるレシピに従って作っても、それでもなお、お代わりしたくなる美味しさで出来あがるのは、4回に1回くらいです。

参考書持ち込み可の筆記試験で、正答率25%みたいなものです。簡単ではありません。

 

複数回数つくってみて、毎回自分で心から美味しいと思えて、かつ周囲にも美味しいと思ってもらえる料理としては、かぼちゃのポタージュがあります。このスープをいただくと、シャープ社の技術者さんは天才だと思えてきます。

 

ただ、このスープ以外はすべて、おしなべてどこかイマイチです。

 

ベジタリアンの方であれば、ある程度の評価はいただけそうです。

一方で、塩分・脂肪・砂糖・調味料たっぷりのチェーン店の牛丼や定食を食べ慣れている大多数の方々にとっては、正直味が無くて、食べ応えがなく、物足りないでしょう。

 

ホットクックが難しい点を、挙げてみます。

 

・密閉調理という原理上、水分を飛ばしながら炒める・焼く調理はできません。すべて蒸し煮になります。

フライパンで作るシャキシャキ歯ごたえの野菜炒めや、パラパラの炒飯はできません。飴色になるまで炒めた玉ねぎでつくるオニオンスープや、焼き餃子はつくれません。オムレツも目玉焼きも作れません。

 

・ひき肉とトマトで作るボロネーゼミートソースの調理コースがあります。水分を飛ばす煮詰めがないので、出来上がりはソースというよりは、ベチャベチャ煮です。これをパスタ用ソースと呼ぶには、ちょっと無理がありそうです。

 

・しょう油を使う和食系は、かぼちゃのしょうゆ煮以外は、ほぼ全滅状態。現在は、和食系を作るのは、優先順位を下げています。

 

・ブレイズと呼ばれる野菜の蒸し煮が絶品だと、日本のユーザーさんの投稿ではよく目にしますが、私のところでは物足りなく味のない品しかできません。これは、手に入る食材の違いによるのかもしれませんが。

 

 

基本的にホットクックでは、どんな食材を使い、どんな調味にしても、同じような食感味わいの、蒸し煮となります。物足りなさを補うため、付属レシピ集では、多種類の調味料を加える内容となっています。

 

ただ、調味料を加えるにあたり、問題があります。

 

ホットクックで無水調理を行うと、食材に含まれる水分が、鍋に染み出てきます。インパクトは無いものの、各食材が本来持つ、滋味あふれるじんわりした旨味です。

この旨味をいったん覚えると、コショウ‘ケチャップ・ごま油・固形スープの素といった調味料を加えたら、素材の旨味がすべて調味料に上書きされ、単調な味に感じられてしまいます。

 

なので、安易に調味料を追加したく無くなります。

安易に調味料を加えず、かつ物足りなさをどう克服するかが、今後の課題となります。

 

 

癖のあるホットクックではありますが、じゃあ使うのを止めて、以前のようなガス台とフライパンでの調理に戻るかといえは、それは

 

100%あり得ません。

 

先週、ホットクック購入以降で、はじめて1回だけガス台を使いました。

トマト・茄子・玉ねぎ・ズッキーニ・ニンニクを切って、テキトートマトソースをホットクックで作りつつ、並行して、ガス台の鍋で湯を沸かして、スパゲッティーを10分間茹でました。

 

麺を菜箸で湯がきつつ、そういえば菜箸を使うのも、ホットクックが来てから初めてだな。昔はいつも菜箸で料理していたのが、なんか嘘みたいだなー、と妙な感慨にふけりました。

 

麺が茹で上がる頃には、この麺茹で調理法は、無理ゲーだと感じました。

 

湯を沸かして麺が茹で上がるまで、台所の空気がガス火で暖められ、暑くて汗だくになってしまいました。しんどい。

また、湯が沸くまで待つ、麺を入れた後に吹きこぼれを気にして火を弱める、そして時折菜箸でかき混ぜる。なんだかんだと、鍋につきっきりとなりました。意志力が消耗して、精神的にしんどい。

 

もう従来の直火を使う調理法には、戻れない体になってしまいました(笑)。

たぶんこれは、インスタントラーメンを作り続ける感覚みたいなものなのかもしれません。味がバッチリではなくとも、作り方があまりにも簡単なので、もう旧来の手法には戻れない。

 

 

今後の展開:

・蒸し煮単一機能のホットクックですべてを賄うのではなく、役割分担にする。

具体的には、温度管理と炙り機能に優れたヘルシオオーブンのような調理家電を導入し、蒸し煮&炙りで、食卓のバリエーションを増やす。

 

・ニンニク、バター、ワインを積極的に使う。

調味料の中には、素材の旨味をさほど邪魔しないものが幾つかありそうです。

ニンニク、バター、ワインあたりは、けっこう大丈夫そうです。選んだうえで、調味料を積極的に使い、物足りなさを克服していきたいものです。

 

・最新のテクノロジーを待つ。

2018年夏発売の1,6L国内モデルでは、上蓋を開けたまま加熱できる、煮詰め機能が追加になったようです。かき混ぜながらの煮詰めではありませんが、機能は一歩ずつ前進しています。

今後、技術的ブレークスルーにより、かき混ぜながら水分を飛ばす機能ができたなら、現在のフライパン調理を完全に置き換えられるようになるかもしれません。

 

 

以前の投稿でも書きましたが、ホットクックは20年前のデジカメのようなものだと思っています。まだまだブレだらけで、ピタッと使えることは少ないです。それでも今後、世の中の流れがこの方向で進むのは、間違いないでしょう。

 

購入から2か月が過ぎ、加熱かき混ぜが出来るだけで感動していた導入期から、日々の地道な運用の定着期へ進んでいると、自分的には認識しています。これからも、日々精進を重ねて参りたいと存じます。

 

特に私は、東南アジア在住の日本人ホットクックユーザーとして、いわばブルーオーシャンに居ると言えるでしょう。ジョムティエンの地でノウハウを積み上げることが、将来の自分の非地位材 Non-positional goods になると、捉えています。

タイの地方暮らしであっても、健康的で納得のいく食生活を、ホットクックで安価に簡単に実現できれば、いつの日か、多くのロングステイヤー同胞の皆さんのお役に立てるのではないかと、考えています。