ヒデヨのジョムティェンビーチ便り

バンコクの南東150km、パタヤの南5kmに位置するJomtien Beachでロングステイしています

黄斑ジストロファーとしてのライフハック情報発信を目指していきます

11年ほど前から、黄斑ジストロフィー Dry-type Macular Dystophy という眼の持病を抱えています。

 

目の網膜の中心部分1ミリ平方くらいの箇所を、黄斑(おうはん)と言います。その部分の視覚細胞が、長期にわたって徐々に劣化する病気です。

視界の周縁部は問題ないのですが、中心部分が暗点となって見えにくくなります。

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難病情報センター | 黄斑ジストロフィー

 

進行性で両眼に発生し、現代医学では治療方法がありません。

加齢により高齢者に多くみられる病気ですが、私の場合は中年期での発症です。

遺伝子配列に起因するようですが、知る限り私の血縁近親者に同症状の者はおらず、明確な発症原因は不明です。

 

人間の視力は視界周縁部では低く、中心部が高くなります。文字を読む際には必ず中心部を使うので、この病気では日常生活に大きな影響が出ます。

私の場合は、眼鏡をかけた矯正視力で、両眼とも視力0.1を切っており、日本在住であれば視覚障碍者5級相当です。

 

普通に道を歩くのは問題ないのですが、視力検査が通らないので、運転免許証の更新はできません。車やバイクの運転は、何年も前に止めています。紙の本はまったく読めませんし、テレビもはっきりとは観れません。

ただ周縁視力は問題ないので、結構それで日常生活は普通に送れています。

なにかと見逃しの多い人生ではありますが(笑)、穏やかに平和に楽しく、南国生活を送れています。

 

 

以前、痛風の持病持ちの友人が、自身のことをツーファーと呼んでいました。痛風持ちというと本当に痛々しい語感ですが、サーファーをもじってカタカタ表記にすると、なんだかオシャレな感じです。

なので私は、黄斑ジストロファーと自称したいと思います。(笑)

 

 

レストランではメニューが読めないので、スマホの拡大鏡アプリを起動し、文字を超拡大して読みます。

パソコンにはタッチスクリーン式23インチ大画面モニターをつなぎ、タブレット端末は12インチ大画面のを使っています。ロービジョン弱視者として、拡大読書器の機能を重視しているからです。

スマホ画面は小さいので、まったく読めません。ネット閲覧は音声読み上げ、文字書き込みは音声入力機能を駆使しています。

 

当ブログではこれまで、さまざまなIT機器についての試行錯誤を投稿してきました。その多くは、ロービジョンをいかに補うかが、動機になっています。

これからも黄斑ジストロファーとして、ロービジョンについてのお役立ち情報ライフハックを、投稿していきたいと思います。