バンコクエカマイ発パタヤ行きの高速バスに乗車しました。
市内スクンビット通りを抜け高速道路に入り、しばらくすると料金所渋滞になりました。
この高速バス、日本のETCに相当する料金自動徴収システムEasy Passイージーパスは使わないんですよね。
渋滞なしにスイスイ流れるイージーパス車線を横目に、バスはじっと渋滞の列に並びます。
たまたま席番号が2番で、運転手さんの斜め後ろの席でした。
料金所が近づいて徐行しながら、運転手さんは懐からお札を取り出して、数えます。
そして、有人ゲートで料金を手渡し。
いやー、イージーパスを使わないって、誰得なんだろう?
イージーパスの導入メリットは、3つありそうです。
1. なんたって、料金所渋滞を回避できる。
なぜだか、タイでは料金自動徴収システムの普及が進んでおらず、料金所渋滞が頻発。一方、イージーパス車線は概ねスイスイ。それでも、使う人は少数。
路線高速バス会社としては、定時性を少しでも損なう障害は、回避したがりそうなものですが。
2. なんたって、安全。
次の料金所では、渋滞がありませんでした。しかし渋滞が無いほうが、ずっと怖かったです。
料金所が近づくと運転手さんは、ブレーキを踏みスピードを落としつつ、シフトレバーをチェンジしギアを落としつつ、懐からお札を取り出して数えます。
見てて、本当に危なっかしいーー。もう21世紀に入って18年も経つのに、これは無いはー。
お願いですから、イージーパスにして運転に専念してくださいな。
なんたって、経理がラク。
バンコク方面からは、エカマイ・北・東・空港の各ターミナルから、パタヤ行きが出ています。
朝4時半から深夜11時まで、上下合わせると5分おきくらいの頻度で、膨大な台数が走っています。
そのすべての運転手に現金を渡して費用精算するなんて、経理的に大変な手間がかかっていることになります。
イージーパスにすれば面倒な現金勘定がグッと減り、明朗会計でバス会社側も助かると思うのですが。
タイ交通局はイージーパス普及に力を入れているはずなので、まずは公共交通機関から肝いりで導入させても良さそうなものです。
もしかして、明朗会計になると困るオトナの事情が、あるのかもしれませんね。(笑)
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