パタヤ市内外におよそ15店舗をチェーン展開するトニーズジム Tony’s Gym は、ジョムティエンにも1店舗営業しています。
今朝、いつものようにジョムティエン店に行ったら、タイ人女性の常連メンバーから声をかけられました。
「ねぇ、アナタ中国語読める?」
「日本人だから、いちおう読めるよ」
「じゃあ、表の看板を読んでくれない?」
「エッ? 別にいいけど。」
表に出てみると、建物2階のバルコニーに、なにやら看板が出ています。
私は中国語はまったく話せませんが、売却・賃貸募集・電話はコチラ、の意味だとは分かります。
ぎゃーーー。この建物、売りに出てる。
ってことは、買い手が見つかり次第、ジムは閉鎖じゃん!
私は3年前に、トニーズジム全店共通の終身会員証を、15,000バーツ(5万円)も出して買いました。高額だけど、この先ずーっと使えるならいいかなと思い、支払いました。
でも、自宅から歩いて通えるこのジョムテェイン店があってこそ、会員証の意味があります。
ここが無くなったら、次に近いのはパタヤ3rdロードの本店になります。5㎞も離れてて、毎日気軽に通うのは厳しい。参ったな。
タイ人の彼女に看板の意味を説明すると、彼女も絶句。
彼女は当初、従業員募集の看板なのかと思ったそうです。ただ、それにしては変。
タイ語は、ディッドーติดต่อ 連絡 としか書かれておらず、目的が明記されていないのは、おかしい。外国人向け看板だったとしても、中国語だけで、英語表記がないのは変。
それで、私に声をかけてきた次第でした。
彼女は、私以上に憤っていました。なんでも彼女は、このジョムティエン店のみ有効の終身会員証を持っているんだそうです。ここが閉鎖となれば、ハイそれまでです。そりゃ、怒りますわな。
慌ててジムの受付係の男性に聞いてみると、何も知らないとのこと。アラララ。
トニーズジムは、2年前にもジョムティエンの北隣のプラタムナク店を、突然閉鎖した前科があります。今回はどうやら、ジョムティエン店の番となってしまったようです。
トニーズグループは、パタヤの娯楽エンターテイメント分野で、多角化経営をしています。グループ全体から見れば、ジョムティエン店の資産価値など、幾らにもならないと思われます。それでも、売らないといけないんですかね。。。
この看板の表記には、意図的なものを感じます。
現在のジョムティエンだと、不動産物件のアグレッシブな買い手となれは、中国系になります。中国語表記にするのは、まぁ分かります。
一方、この店の会員の8割は西洋人です。現在通い続けている会員たちに、なるべく事態を知られたくないからと、英語表記にしていないものと推測されます。また会員以外にも、近隣在住の西洋人たちから、トニーズグループは台所事情が厳しいのかなと、勘繰られたくないのかもしれません。
トニーズグループのホームページを確認して、驚きました。
ブロクの頭で15店舗ほどと書きましたが、今ホームページを見てみると、11店舗のみになっています。ここから、さらにジョムティエン店が無くなる次第です。
http://tonydisco.com/Locations.html
トニーズグループでこの先、なにかのサービスを購入するのは、極めて慎重にしたほうが、良さそうです。
ここから3㎞ほど南に離れたSoi Boonkanjana には、ロシア系のベアジム Bear Gym があります。先進国レベルのちゃんとしたジムです。
ベアジムのオーナーさんが、ここを買い取ってくれると良いんだけどなぁ。