バンコクへ泊りがけで出掛け、宿をシーロム地区かサトーン地区に取った場合には、翌朝にルンピニー公園へウォーキングに出掛けることにしています。宿から公園までの往復と、公園内の3㎞の周回道路を合わせると、おおよそ5㎞ほどの道のりになります。約1時間のほど良い運動です。観光客が地元民気分を味わう感覚で、足を運びます。
水と緑が豊かな公園で日の出を迎えるのは、実に爽やかな気分です。
公園内の周回道路では、反時計回りで大勢の人が、ジョギングやウォーキングに励んでいます。
ダサいジャージ姿の人はあまりおらず、シンプルながらも洗練された装いの人々が多いです。
ここにいる人々は、デパートのサイアムパラゴンで見かける買い物客層以上に、富裕層の人が多いのではないかという印象を受けます。カジュアルな服装ながらも、品格を漂わせている方々が多いです。
公園入口では、たまにお抱え運転手付きのベンツで来場の、年配の方も見かけます。
人間の心と体はつながっている。そしてたぶん、お財布も。
将来の健康維持のために、心身ともにリフレッシュしている早朝の時間帯を、公園での運動習慣に充てて、身体のメンテナンスをする。
ここで見かける人々は、その視点と思考回路と行動力を、朝の公園での1時間だけではなく、一日24時間すべてに適用しているのかもしれません。それが、漂う品格の源なのでしょう。
そんなことを考えながら、歩いておりました。
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