ヒデヨのジョムティェンビーチ便り

バンコクの南東150km、パタヤの南5kmに位置するJomtien Beachでロングステイしています

具だくさん炊き込みご飯は、ます吸水後に余計な水を捨てると美味しくなる

野菜たっぷり具だくさんの炊き込みご飯を、いろいろ試しています。

最適な米の歯ごたえを追求していくと、水の量が少なくなり、米カップ1の150グラムに対し、水150 CCに行き着きました。これは、私が食べているお米がジャポニカ米ではなく、長粒種のタイ米なので、少なくなるのかもしれません。とにかく具の野菜から水分が出るので、水加減はかなり少なめにしないと、出来上がりベチャッとなってしまいます。

ただ、この少なめ水加減で炊くと、具材の野菜や豆はおいしいのですが、米粒自体は噛みごたえは良いものの、あまり甘みが感じられず美味しくありません。具材なしで普通に白ご飯を炊いたときの方が、ずっとおいしい。さて、どうしたものか。


最初、米に水を加えてから1時間置いて吸収させるのですが、水150 CCだと少なすぎて、お米全体が水面下にしっかり入ってくれません。これが原因ではないかと、仮説を立てました。

そこで今回は、最初に水を多めに入れてみました。
米の量はカップ2の300グラム。加えるべき水の量は150 CC × 2 = 300 CC。

1 . しかしここで300 CCではなく、余計めに400 CCの水を加えました。この水の量なら、米粒全体が完全に水面下に入ります。
2 .  1時間置いて、米粒が水を吸収するかすかなパチパチ音を立てなくなったら、吸水完了。
3 . タニタのクッキングスケールに空の計量カップを置き、ゼロリセット。
4 . 炊飯器の内釜を静かに傾け、少しずつ水を計量カップに捨てていく。水の量が100ccになったら、そこでストップ。

これで水の量は、400 − 100 = 300 CCとなります。内釜には、水を吸ったお米と、水おおよそ100 CCくらいが残りました。

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今回は具材として、黒豆乾燥重量150グラムを一晩水につけたもの、カボチャ、ニンジン1本、玉ねぎ1個、トマト1個、名前はわからないけれどヒラタケに似たタイのキノコ1パックを投入。テキトーにありあわせの野菜類を入れました。

 

味付けは、総重量の0.5%相当の塩分。今回は、醤油での味付けにしました。米と水と具の総重量を量ると1,600グラム。醤油のラベルを見ると、塩分は16%。

なので投入する醤油の分量は、1,600g x (0.5% ÷ 16%) = 48g 。

 

あとは炊飯器をスイッチオンし、出来上がり。炊飯器は、パナソニックの10合炊きを使っています。


米粒の甘みと歯ごたえが両立した、おいしい炊き込みご飯になりました。うれしい。ようやくおかわりしたくなるレベルにまで達しました。

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さらにメリットがありました。内釜の底にできるおコゲが美味しくなりました。タイ米だとこれまで、ジャポニカ米のおコゲような香ばしさが出ず、パサパサで美味しくないと感じていました。それが今回は、醤油せんべいのような味わいがあり、美味しく食べられました。嬉しい。