ジョムティエン南部にある和食店 Tsumami Sushi Buffet Chaiyapruek 津波 寿司ビュッフェのチャイヤプルク店へ行ってきました。
パタヤ3rdロードに本店があり、そちらへは2年ほど前に2回ほど、足を運んだことがあります。地元パタヤっ子に大人気で、ジョムティエン南部のチャイヤプルク通りに、第2号店を昨年オープンしたそうです。最近まで、その存在に気がつきませんでした。日本へ何度も旅行で行ったことのあるタイ人と、和食を食べるのが生まれて初めてというタイ人の友人と共に、3人で行ってみました。
店構えは、きちんとした和食店です。場所はチャイヤプルク 通り沿いで、幹線道路スクンビット通りとの交差点から、わずか50メートルほど。車はお店の前には停められませんが、少し離れたところであれば通り沿いに停められます。
店頭の表示には、ビュッフェ大人599バーツ、子供半額、食べ残しは100 gにつき100バーツ徴収、駐車場ありとなっています。
明るく清潔な店内です。日曜の17時に入店したのですが、すでにテーブルが半分くらい埋まっていました。
2年前に訪問したパタヤ3rdロード本店と比べてみると、
・たこ焼きや焼きそばもあり、総花的な和食メニューではあるが、それでもより寿司、刺身、海鮮に重きを置いている。
・食べ放題ビュッフェ価格が、300バーツ(千円)から600バーツ(2千円)へ、倍に値上がりしている。
・寿司がタイのサイズで、一回り小さくなっている。食べ放題で多種類食べてみたいというニーズがあるだろうから、これはオッケー。
テキパキとしたオペレーションは変わっておらずで、多種類の品数を頼んでも、さほど待たされずにサッと出てきます。
18時には全テーブル満席となっていました。予約推奨です。見たところ、私以外のお客は全員タイ人。この2号店も大成功のようです。ビュッフェ価格が当地の法定最低賃金の2日分で高額であること、パタヤ市中心部からは10 km ちかく離れている立地を考慮すると、驚異の繁盛ぶりです。
以前パタヤ3rdロード本店で食事した際には、この店は和食の味付けの基本や、魚をさばく技術がきちんとできていて 、 その上で、お客の大多数である地元タイ人に向けに、アレンジしているとの印象でした。基本的に生魚を食べられない地元っ子に対し、いかに和食を体験してもらうかという工夫が伝わってきていました。中華系オーナーがテキトーに見よう見まねで営業しているなんちゃって和食店ではないと、感じました。
今回チャイヤプルク店では、さらにそのオペレーションが進化したように見受けられました。タイ全土にチェーン展開する和食レストランFujiのようなセントラルキッチン工場を持たない、独立系レストランとして、たいへん良くできています。オーナーさんのビジネス感覚が素晴らしいです。
和食を食べたいというタイ人の友達を連れて行くなら、ここは最適です。今回一緒に行った日本通の友人も、和食デビューだった友人も、ともに大満足の表情でした。私から見ても、焼きイカもシシャモもホッケも美味しかった。総じて、東京でサラリーマンが普段ランチで食べるのと、同等のクオリディでした。
尚ここは、日本人同士が食事に行く和食店ではありません。和食が日本人の手を離れ、タイで独自に進化した形態です。どのくらい伝統的な本式和食に沿っているかという視点は、あまり意味がなさそうです。まぁこれは、来日したフランス人が、日本のフランス料理店で食事をする際に感じる違和感と、同等なのでしょう。
とにもかくにも、ここは紛れもなくジョムテェン初の和食専門店になります。今後の進化が、とても楽しみです。
店名: Tsumami Sushi Buffet Chaiyapruek 津波 寿司ビュッフェ チャイヤプルク店
住所: Chaiyapruek Road 143/141番地
電話: 092-8700077
営業時間: 正午から22時
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