プラタムナク通り沿いの仏料理レストランL’Auberge ロベルジュへ行ってきました。
ここは以前、L’Auberge de Pierreロベルジュドピエールという名のお店でした。プラタムナク地区の仏料理店としては、古民家レストランのAu Bon Coin オボンクワンに次ぐ、良いお店でした。前菜のローストビーフと10種類のデザートが食べ放題で、大食漢の私としてはかなり気にいっていました。
このお店、オーナーが替わり、店名からピエールが消え、内容が一新しました。お店の入り口には英語の看板があり、Creative cuisineと書かれていますが、本当に看板通りに、クリエイティブなお料理でした。
店内は以前からの居抜きですが、オフホワイトに壁がきれいに塗られ、気軽な雰囲気はそのままに、赤と白のより明るく洗練されたインテリアになりました。
料理は、ファインダイニングの内容と味へと、グレードアップしました。もちろん、ワインリストもあります。
しばらくメニューを見ながら迷っていると、オーナーシェフが出てきて手助けをしてくださいました。連れのタイ人の友人Bさんは、フィッシュアンドチップスみたいな感じのものを食べたいと言うので、サーモンのグリル(500 バーツ)をオーダー。シェフは私に、牛肉のワイン煮込み ビーフブルギニョンを勧めてくれたのですが、数日前にパタヤ3rdロードの Chez JoJo で食べたばかりだったので、今回はパス。結局、肉料理の中で最も安価なポークステーキ(350 バーツ)を注文しました。
料理は、楕円形の黒い大皿に載って、出てきました。肉と並んで、大小の白くて丸い器に、付け合わせのポテトグラタン、温野菜、マスタードソースがそれぞれ配置されています。さらに、小さな赤い飾りも一個乗っかっています。何かと思ったら、ほおずきの実でした。看板通り、確かにクリエイティブです。
ポークは俵型で、見た目はかなり小さめ。ところがナイフを入れると、ぐわっと広がりました。チーズを芯にして、豚肉をぐるっと巻いた形状になっていました。お味は濃厚で、文句なしにうまいです。マスタードソースが、正統フレンチの味を感じさせてくれます。Bさんは、レストランでポテトグラタンを食べるのは初めてとのことで、痛く気にいっていたようでした。味・サービスともに、満足でした。
以前のオーベルジュドピエールの頃より、フランス度はさらに高まりました。金曜の夜18時45分に予約なしで入店したのですが、他にお客は誰もいませんでした。私たちが席についてから、店員さんはようやくエアコンのスイッチを入れました。19時半位になってから、お客が増え始めました。ほとんどフランス人です。英語で会話しているテーブルは、私のところだけ。オボンクワン並みに、仏語で話す方が、より雰囲気に馴染めます(苦笑)。
総合評価としては、すばらしいです。ただ、オボンクワンの牙城を崩すまでには、至っていないでしょうか。ちょっと価格設定が、オーバープライスな印象です。量も少なめだし。前菜とメインを1皿ずつ頼むと、お酒なしでも1000バーツ(3400円) 近くになります。ワインとデザートも頼めば、2,000バーツ。その値段なら、オボンクワンでもっと良い食事ができそうです。
使途としては、ハズしたくない会食の際に、このお店は役立ちそうです。昨年、惜しくも閉店したファインダイニングのマタハリMata Hari の代わりに、この店はなり得ます。気軽な雰囲気ではありますがキチンとした感があり、料理とお値段はファインダイニングです。とにもかくにも、レベルが高いお店が誕生してくれて、嬉しいです。
お店のオーナーが替わった旨は、近所のフランス人の知人から教えてもらいました。特に日曜夜のビュッフェ(690 バーツ)がお薦めだと聞かされています。フランス各地から取り寄せた40種類のチーズを並べていると、シェフの方はおっしゃっていました。ヒルトンパタヤより高額なビュッフェって、どんなんだろ。次回は、そのビュッフェに行ってみたいと思います。紹介動画はこちら。
私と一緒にビュッフェに行ってみたいという方は、コメント欄にメッセージくださいね(笑)。
店名: L’Auberge ロベルジュ 田舎風ホテルの意味ですが、宿泊施設はありません。
住所: Pratumnak Road Soi4の角 ファミマの隣
営業時間: ランチ11:30 – 14:00、 ディナー 17:30 – 22:30
電話: 063-4810101
予約: 日曜夜のビュフェは必須
駐車場: 無し。少し歩きますが、Soi4の枝道の路肩に車を停められます
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