ジョムティエン北部のドンタンビーチで、昨年6月から始まった車道敷設工事が、全て完了しました。バリアフリーや禁煙への対応が取られ、大変すっきりと良くなりました。
車道には黄色いセンターラインが引かれ、歩道の縁石には駐車禁止を示す赤と白のペイントがされています。
交番の隣の、かつてオートバイ駐輪場だったエリアが、80m× 20mほどの広場となりました。ちょっとしたイベントなら開けそうです。
中心には、ドンタンパタヤビーチ Dongtan Pattaya Beach の文字のモニュメントが、設置されました。夜間は電飾になります。
広場からは、砂浜へ降りるための、車いす用スロープが設置されました。
ベビーバギーを押す行楽客も多いので、これは便利。
かつての駐車場は狭くなり、収容台数は1/4くらいに減りました。一方で、身障者用駐車スペースが設置されました。以前は1台100 バーツ (350円)の有料駐車場だったのですが、現在は無料となっています。オートバイの駐輪場も併設され、ただ以前に比べ収容台数が1/10くらいに減りました。
広場及び駐車場の脇の砂浜は、有料のデッキチェアがすべて撤去され、代わりに多数のヤシの木が植えられました。ヤシの葉影で誰もがビーチマットを広げ、自由に海水浴を楽しめるようになりました。
駐車場の端、レストランSand Barから先の部分の車道には、ゲートが設置されています。
新しく敷設された車道は、24時間車の通行が可能なのかと思っていたら、違いました。午前10時から午後5時までは、従来と同じく車両乗り入れ禁止です。
歩道には、休憩用のベンチが設置されました。写真のベンチとベンチの間にあるのは、灰皿です。砂浜は全面禁煙ですが、歩道は喫煙可となっています。もちろん吸い殻のポイ捨ては厳禁です。
工事が始まった当初、私は大きな危惧を抱いていました。車道が完成した暁には、あっという間に道の両サイドが路肩駐車で埋め尽くされ、一大駐車場と化し、食べ物屋の屋台がずらりと歩道を占拠して、歩行者が歩けない、といったカオス状態に陥るのではと思っていました。
どうやら、それは杞憂だったようです。今のところ、路肩駐車するオートバイや車の数はまばらです。食べ物屋屋台は、一切入ってきていません。昼間の車両乗り入れ禁止継続が、奏功しているようです。良かった。
以前のドンタンビーチは、基本的に徒歩でのアクセスのみが可能で、足腰の悪い高齢の人がビーチ中心部まで行くのは、とても大変でした。時刻制限はあるものの、ビーチ中心部まで車で送り迎え可能になったのは、評価できます。バリアフリー化が進み、ドンタンビーチは先進国レベルの施設のビーチになったと言えるでしょう。
この新しくクリーンなビーチが、いつまでも美しさと秩序を保っていってほしいものです。
ご参考: 過去の進捗投稿