2017.11 追記:
ビーチの木曜定休は解除されました。現在は毎週水曜のみが定休です。
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6月下旬より、ジョムティエンを含むパタヤエリアのビーチは、従来の水曜に加え、木曜日もお休みとなりました。
今週、木曜のジョムティエンビーチに行ってみたところ、広々としていて何もなく、本当にお休みとなっていました。普段であれば、多数のデッキチェアーとパラソルで埋め尽くられている所です。
パラソルは閉じられ、デッキチェアは折りたたまれ、テーブルは積み上げられ、チェーンで木にくくりつけられています。良いお天気なのに、ちょっともったいないなぁー。
木曜休みが短期間の暫定的なものなのか、恒久的なのかは分かりません。
ただ、今後のビーチの姿を大きく変える契機になりそうです。
デッキチェア貸出し屋・飲食物や土産物売り・マッサージ師・レストラン・ゲストハウスなど、ビーチで生計を立てている人は大勢います。
一昨年の水曜定休導入に加え、今回木曜も加え週休2日になったことにより、立ち行かなくなる零細業者が、今後多数出てくるものと予想されます。
そして、徐々に大手資本に取ってかわられていくのかもしれません。
ジョムティエンビーチでは、一昨年から大規模な改修工事が続いています。浜辺の砂は淡い茶色なのですが、噂ではこれを取り除き、新たに外部から白砂を大量導入して、ビーチの幅を広げるとのこと。
現在、ビーチは約15メートル間隔で区切られ、各区間にオーナーがおり、それぞれが約100脚の有料デッキチェアを並べて営業しています。ビーチ幅が広がった暁には、改めて各国間の営業権オークションが行われるそうです。現在のオーナーで、週休2日での運営を耐え抜き、将来値段の跳ね上がった営業権を競り落とせる人は、どれだけいるでしょうか。
ただ、これまでのジョムティエンビーチは、お手軽さでは満点ではあるものの、安全安心や快適性の面では、問題があったといえます。
デッキチェアといっても、ホテルのプールサイドに置いてあるようなものではありません。
ボロボロの木製の枠にナイロン布を張っただけの、簡単な折りたたみ椅子です。一日の使用料は30バーツ(90円)でお手軽ではあるものの、数時間座っているとお尻や背中が痛くなってしまいます。
また、何千というボロボロの椅子とパラソルが浜辺を埋め尽くしている様は、 「貧しい東南アジアのビーチ」の印象になり、市当局が言うところの「東洋のリヴィエラ」にふさわしくはございません。
ニースやサンレモのビーチとパタヤなんぞを比べるなんて、役者が違いすぎる、と言うのは簡単です。しかしそれでも、わずかでもす改善の努力をしていく事は必要でしょう。
一昨年から歩道部分の整備が進み、それだけでもジョムティエンは良くなりました。かつては幅が狭く段差だらけでまともに歩けなかったのが、今では整備がされ、ベビーバギーを押したロシア人の親子連れが安心して歩くことができます。
変化を嘆くばかりではなく、新しい将来につなげていきたいものです。