タイの地方の町ジョムティエンにも、近代化の波は確実に押し寄せてきています。
ジョムティエンにあるローカル市場ロンポーRompo Marketは、
毎日6:30~18:00オープンで、生鮮品を売っています。
昨年、一軒の肉屋さんが冷蔵ケースを導入しました。
すると程なくして、あと2軒ある肉屋さんも、次々と導入しました。
透明アクリル板のケースで、底板はアルミ製で、電気で冷却されています。
アクリル板の下の方が曇っており、低温になっているのが分かります。
ここには大きな近代化を感じました。
以前は、豚の塊肉がずらりとタイルの上にただ並べられていました。
氷も何も、冷やすものはありません。
市場は柱と天井だけの建物なので、肉は外気にそのまま触れます。。
熱帯で、摂氏30度以上の気温の中に、毎日11時間晒されている肉は、
さすがに衛生面の懸念から、買うことができません。
どうしてもハエが寄ってきます。
店の人は、短い竿の先にコンビニ袋をくくりつけ、
それをガサッガサッと四六時中振って、追っ払っていました。
或いは、小型扇風機のモーターを上から吊り下げ、
羽根の代わりにハタキを2本括り付け、ごく低速で回していました。
電気ハエ追っ払い器ですね。
冷蔵ケースの導入で、衛生面の懸念が解消されました。
ただここの市場の肉屋さんが置いているのは豚肉のみ。
鶏肉を置いてくれたら、買ってもよいかなぁと思っています。
ジョムティエンのもうひとつのローカル市場クンメーラオでは、
まだ冷蔵ケースの波は到達しておりません。
竿&コンビニ袋が見られます。肉のお値段はロンポーより2割ほどお安め。
現在のところ、鶏肉の品揃え・新鮮さ・安さ・清潔さの四拍子が揃っているのは、
サウスパタヤの外国人向けスーパーFriendshipになります。