ヒデヨのジョムティェンビーチ便り

バンコクの南東150km、パタヤの南5kmに位置するJomtien Beachでロングステイしています

BELUCKYの中国餃子茹でてみた

ソーセージ・ベーコン買うなら、パタヤ北部ナクルア地区の専門店 BeLucky がお勧め、と先月投稿しました。

jomtien.hatenablog.com

 

先週、BeLuckyに行ったところ、たまたま冷凍ケースの中に、餃子を見つけました。ものは試しと、買ってみました。

 

商品名:  Gyoza HT    เกี๊ยวซ่าHT

製造者名: 好又多食品 ห่าว ยิ่ว โตว  ハオイウトウ

販売元:  阿龍点心 Dim sum Ar-Long

内容量:    1 kg

価格:  250バーツ(750円)

ホームページ:  https://goo.gl/MvNqb1

goo.gl

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製造者名は中国語表記なのですが、商品名は中国語の Jiaozi チャオツではなく、日本語の Gyoza ギョーザとなっていたので、日本式の餃子なのだろうと思い、購入しました。

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ちなみに、私が認識している日本と中国の餃子の違いは、以下の通りです。

日本式→ 薄い皮、ニンニク入り、焼く、あんを味わうおかず。

中国式→ 厚い皮、ニンニク無し、茹で、皮を味わう主食。

 

さっそく自宅でいつも通りに、フライパンに油を敷き中火で3分焼き、水を加え蓋をしてさらに3分、蒸し焼きにしました。

出来上がりは、皮に焦げ目があまりつかずに、今ひとつ。明らかに皮が厚い。最初にもう2分、余計に焼いた方が良かったようです。食べてみると、まぁ美味しいんだけど、味に今ひとつパンチがない。ニンニクが入っていません。

 

はい、これは日本式ではなく、中国式の餃子でした。やっちまった(苦笑) 。

商品名はギョーサではなく、チャオツにしてくれよ。紛らわしいーー。

 

 

日を改めて、今度は中国式に、鍋で6分間茹でてみました。

モチモチの皮が美味しい、満足の逸品となりました。

教訓: この商品は、正しい調理法で加熱しましょう。

 

 

よくよく考えたら、ジョムティエンに引っ越してきて以来、中国式の餃子を食べるのはこれが初めてになります。

当地のどこの大型スーパーに行っても、冷凍餃子は必ず売っています。全て日本式の薄皮です。表記は Gyozaであり、中国語表記のJiaoziは見たことがありません。どうやら今回は、中身が中国式のレアな品だったと言えそうです。

 

自宅のフリーザには常時、オランダ系大型スーパーのmakroで売っている日本式餃子を置いています。今後は、BeLuckyの中国式餃子も、加えたいと思います。バラエティーが増えて、嬉しい。

 

中国式餃子を買うなら、ナクルアの BeLucky (SS Sausage) へ

 

 

日本式餃子を買うなら、ジョムティエンの makro へ どうぞ。

 

エリックカイザー来ないかな

バンコクの西の郊外にある Mahidol マヒドン大学音楽カレッジでは、付属大ホールで毎週末に、タイ交響楽団の定期演奏会が開かれています。

jomtien.hatenablog.com

 

先日マヒドンへ行きました。到着はお昼過ぎでした。そこでたまたま、知人がサンドイッチとクッキーの差し入れを下さいました。何やら赤い洒落た手提げ袋に入っています。

よく見ると、ERIC KAYZER エリックカイザーのロゴが入っています。ビックリ。

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パリのパン屋さんカイザーが、タイに進出しているんですね。しっかりと歯ごたえのあるサンドイッチとサクサクのクッキー、どちらも美味しかったです。

東京には以前から数店舗あり、東急田園調布駅の隣のお店に、昔何度か行ったことがあります。懐かしいー。

 

メゾンエリックカイザーのホームページを見ると、タイには3店舗あるようです。

1号店: バンコク市内トンロー ThongLo 地区

2号店: ビーチリゾートのホアヒン。ショッピングモールBlueport内。

3号店: バンコク市内プロンポン地区 Ellsie Boutique Mall 内。ここはネット上での詳細情報無し。これから開店?

Maison Kayser - Où nous trouver

 

知人はトンロー店でわざわざ買ってきてくれたようです。日本人を初め外国人駐在員が多く住むトンロー地区に1号店を出したのは、正解だと思います。

ホアヒンに出店したのなら、 次は是非パタヤに来てもらいたいものですねー。

 

メゾンエリックカイザーがもしパタヤに開店するとしたら、在住ドイツ人コミュニティーにどれだけ受け入れられるかが、鍵になるかと思われます。

お隣のラオスやカンボジアと異なり、地元タイ人の皆さんは、日頃バケット(フランスパン)を食べる習慣はありません。パタヤはもともとドイツ人により発展してきた街で、在住者数はドイツ人がフランス人を圧倒しています。個人経営のパン屋さんはドイツ系が多く、黒くて硬くて酸っぱいパンが好まれます。

 

ちょっと気になったので、メゾンカイザーのホームページを見てみました。

驚いたことに、出店エリアには大きな偏りがあります。

・フランス国内では、パリ市内と地方の高級ビーチリゾートのみに、集中出店。

・自国を除く欧州には、リスボンに数店舗とロンドンに1店舗のみ。ドイツには皆無。

・海外では、中東・中南米・東アジア・東南アジアに進出。日本には、仙台から福岡まで30店舗。

 ・北米はニューヨークのマンハッタン区のみに集中出店。

 

リヤドやプノンペンには進出しているけど、ベルリンやLAには無い。どういう基準で出店しているんでしょう?ちょっと気になります。いずれにせよドイツに進出できていないという事は、パタヤへの 出店も難しいかもしれませんね。

 

バケットに関しては、パタヤでは旧カルフールのBic-C Extraで、ジョムティエンではThe Continental のパン屋さんで、美味しくてそこそこのお値段のが買えます。

もしエリックカイザーがパタヤに来て、さらにプレミアムなバゲットを提供くれたなら、選択肢が増えて嬉しいです。

 

エリックカイザー バンコクトンロー店 BYSトンロー駅徒歩11分

 

禁断の書NYT 香港より持込

先月の日本一時帰省で、 ジョムティエンへ持ち帰った品々のうち、 1番インパクトがあったのは何だったでしょう?

 

それは、紙の The New York Times ニューヨークタイムズ紙 でした。

 

キャセイパシフィック航空の乗り継ぎで、香港からバンコク行きの便に搭乗する際、機内入り口で無料の新聞が置いてありました。英字紙と華字紙があり、英字紙はサウスチャイナモーニングポストではなく、ニューヨークタイムズNYTでした。

 

おおっ、と声が出そうになりました。これはお宝レアアイテムです!

いそいそと一部を手に取り、機内に持ち込んで手荷物バックの中にしまいました。

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以前は、バンコク印刷のNYT紙を、宅配してもらっていました。毎朝午前6時には、 ジョムティエンの私の自宅に、配達されていました。

しかし2014年の軍事政権発足後、 2015年大晦日をもって、 NYT紙のバンコク印刷は終了となり、宅配サービスも受けられなくなりました。理由は、バンコク印刷所の閉鎖だそうです。実際の事情は、皆さんお察しの通りです。。。

NYTはほぼすべての東南アジアの主要都市で現地印刷されています。ヤンゴンやブルネイでも印刷されています。紙のNYTが読めないのは、タイだけになります。禁断の書扱いです(笑)。

 

私は現在、 iPadでNYT有料電子版を購読しています。紙のNYTを読むのは、実に2年近くぶりになります。たまには紙媒体で読むのも、味わいがあって良いものです。

 

持ち帰ったNYT紙を、ジョムティエン在住英米人の友人に見せたら、大好評!

当地で英字紙といえばBangkok Postバンコクポスト紙。これ以外の紙媒体の日刊紙に触れる機会はないので、珍しがってくれました。友人からさらにまた別の友人へと、次々と新聞は人の手に渡っていった模様です。

 

もし近隣国からタイへ入国される場合には、 NYT紙をゲットして持ち込むと、良いお土産になります。

ドンタンビーチ11月工事進捗

6月に始まったジョムティエン北部のドンタンビーチDongtan Beach 車道敷設工事について、 11月現在の状況を記します。

 

目次: ポイントは4つ。

1 .車道敷設工事は、ほぼ終了。

2 .ドンタンビーチ入口の駐車場部分は、まだ工事中。

3 .ビーチの木曜定休が終了。

4 . 海の家のデッキチェア区域の北側半分が、100m移動。

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

1 .車道敷設工事は、ほぼ終了。

コンクリート簡易舗装の車道が、終了しました。

綺麗になりました。歩道部分も一段高くなってきちんと整備されており、歩きやすくなっています。

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工事車両以外の乗用車はまだ 入れませんが、オートバイはすでに24時間いつでもツ通れるようになっています。

 

これまで店の前に工事規制のロープが張られていたレストランThe Sand Barへは、普通に入れるようになりました。

 ただ、お店の前を車が2台ほど通るのを、見かけました。以前は静かだったテラス席の真ん前です。今後、車がビュンビュン通るようになったら、落ち着いて食事ができないのではと、気になります。ジョムティエンでも指折りの名店なので、車道に面するようになっても、何らかの工夫で切り抜けていって欲しいものです。

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2 .ドンタンビーチ入口の駐車場部分は、まだ工事中。

駐車場部分の工事は大掛かりで、あまり進捗が見られません。

海の家のデッキチェアもレストランも営業しているのに、入口がこの状態では、海水浴客が足を踏み入れづらいです。工事終了予定時期は2018年4月なので、もしかしたらあと半年間、この状態が続く可能性があります。

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ちょっと気になるのは、土管の埋設です。

新しく敷設する車道や駐車場がスコール時に水没しないよう、排水用の太い土管が駐車場部分に埋められています。そのこと自体は良いのですが、もしその土管に周辺地域の生活排水の管が接続されると、ビーチの水質悪化になるのではないかと、心配してしまいます。ジョムティエンでは、未だ多くの建物が下水をきちんと処理せず、そのまま垂れ流しにしています。

 

9月の時点では、ドンタンビーチは工事の土砂が流れ込み、全く泳げないくらい海水が茶色く濁っていました。現在は少しマシになっています。工事が完了して土管が機能し始めたら水質がどうなるか、今後予断を許しません。

 

 

3 .ビーチの木曜定休が終了。

6月下旬に始まったビーチの木曜定休は10月で終了し、今月11月からは木曜もデッキチェアは平常オープンしています。

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乾季の稼ぎ時に解除されて、本当に良かったです。

これで以前のように、ビーチは毎週水曜のみお休み、となります。

 

 

4.海の家のデッキチェア区域の北側半分が、100m移動。

ドンタンビーチでは、海岸が南の入口から9メートルごとに区切られ、 No.1からNo. 36までのセクションに区分けされています。それぞれにオーナーがいて、 40脚ほどのデッキチェアを並べて、海の家として営業しています。

 

そのセクション配置が変わりました。

従来: No.1~No.36が連続

現在: No.1~No.20 → 100m空白  →No.21~No.36

 

No.21から先が100m移動となり、No.20とNo.21の間に空白の100m区間が設けられました。

No.20で、一旦デッキチェア区域は途切れます。

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途切れた区域は、大型コンドのJomtien Condotelの前あたり。このマンションからの海の眺めが、少しスッキリします。

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逆に割を食ったのが、ジョムティエン随一の高級リゾートRabbit Reortラビットリゾート。

リゾート前のビーチこれまでは空白で何もなく、付属プライベートビーチ感覚の趣きがありました。

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それが現在は、移動してきたNo.21~No.36のセクションにかかってしまい、小汚い木製の折りたたみイスがずらりと並べられ、リゾートの高級感を台無しにしています。残念です。

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車道の敷設区間は、ラビットリゾートの手前で終了しています。

将来、このリゾートの前にも車道が敷設されるようになったら、またデッキチェアの位置も変わるのかもしれません。注意深く見守りたいと思います。

 

 

 以上です。

 

 

ここが安心・安全・快適のビーチに生まれ変わるのか、それとも目先の利潤最優先の危険で不潔なビーチになるのかは、まだ分かりません。

工事はまだ続いているものの、ドンタンビーチはデッキチェアもレストランも平常営業しています。11月に入り、大勢のロシア人の皆さんが、当地に舞い戻って来てくださっています。ビーチがバカンス客で活況を呈するのは、いいものです。

車線敷設の良い効果が出て、来シーズンのリピートにつながっていってほしいものです。

 

 

2018年1月23日追記:

車道敷設工事が全て終了しました。ビーチは新しく美しく生まれ変わりました。

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ラフターヨガ11月開催しました

先週土曜11月11日は、毎月バンコク市内で開催しているラフターヨガの日でした。

 

ラフター(笑い)ヨガとは:

jomtien.hatenablog.com

 

故プミポン国王陛下の葬儀の喪中により、先月はお休みでしたので、 2か月ぶりの開催でした。オーストラリア人の友人ダスティーがクラス進行を行い、前回とは全く異なる内容で、和かに笑いをリードしていきました。

 

今回のお題は「improvisation 」。即興で思いつくままに、でした。

握手をしながら、相撲取りの動きをしながら、あるいは避雷針になりきって等々 、思いつくままの動きで笑いをエクササイズとして行っていきました。

 

今回のクラスの模様は、こちらのページに写真でまとめられています。

goo.gl

 

写真撮影を担当した日本人リーダーの千文さんが、ブログ記事にまとめてくれています。

goo.gl

 

10カ国から20名のご参加を頂き、いつにも増してインターナショナルな笑いの空間でした。

 

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来月は12月9日(土) 16時開催です。無料です。どなた様も、お気軽に参加いただけます。

会場はプレムヨガセンター。

 

日系カフェうみかぜ プレ開店

2017年12月20日追記

カフェうみかぜは、本格オープンが取り止めになった模様です。

仮営業一日のみで閉店となり、幻のカフェとなりました。

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昨日まで2週間にわたり、一時帰国したロングステイヤー目線での「東京便り」を投稿してきました。

本日からは、通常運転で「ジョムティエンビーチ便り」に復帰いたします。

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ジョムティエン2ndロードに、日本人経営のおしゃれなカフェが近日オープンします。

 

店名: Dessert Café & Restaurant  UMIKAZE うみかぜ

住所: Jomtien 2nd Road 384/238番地

オープン:    2017年12月予定

営業時間: 10時から19時までを予定  日曜休

メニュー: コーヒー・スムージー・スパゲッティ・スイーツ各種

 

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行き方: 

ジョムティエンセカンドロードを南下。大型マンションJomtein Beach Condoを過ぎ、Soi Boonkanjana交差点の手前200 m 。

「前方信号あり」黄色い交通標識のところに建つ、5階建てマンションの1階です。

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日本人のご主人とタイ人の奥さんで、お店をなさっています。お二人とも溌剌としていて、とても感じが良いです。

11月13日(月)に、1日のみ限定のプレオープンがあったので、行ってきました。

 

・白を基調と店内は、清潔感に溢れスタイリッシュ。

・冷房の効いている室内席がある。 ジョムティエンでは貴重。

・気軽に入りやすいカジュアルな雰囲気とお値段。

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時間の都合で店内での飲食はせず、スイーツをお持ち帰りしました。

バナナマフィン2個とチョコブラウニー2個で、100バーツ(330円) 。プレ開店ということで、ちょっとオマケもしてくれました。しっとりとしていて、ナッツのトッピングたっぷりで、どちらも美味。

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いやー、それにしても感慨深いものがあります。

日本人在住者の数がせいぜい20~30人くらいであろうジョムティエンで、日本人オーナーのカフェができるとは、驚きです。とにかく、嬉しい。

昨年、Thappraya Road Soi5のよろず屋さんラーンバーモームが、本格和食の家庭料理を提供しているのを知って以来の、衝撃です。

jomtien.hatenablog.com

 

なお海風の近隣には、ドイツ系のベーカリーカフェBak Fabrikがあります。

こちらは完全にドイツ人富裕層志向でレストラン業態に近く、海風とはスタイルが異なるので、競合にはならないでしょう。

jomtien.hatenablog.com

 

大型リゾートマンションJomtein Beach Condoのそばなので、海風がここの住民の皆さんの憩の場として、賑わってくれればと思います。ローカル市場Khun Mae Lao Marketへ買い物に行く途中で立ち寄るのにも、便利な立地です。

 

 

12月の正式オープンの際には、ゆっくりとコーヒーを楽しみに行きたいと思います。

 

復路の感動ポイント3つ

今回の一時帰省では、復路は羽田発香港乗り継ぎのキャセイパシフィック航空を利用しました。

日本最終日、搭乗までに感動したポイントは、 3つありました。

 

1 .最寄りのJRの駅から品川駅までの切符が、クレジットカードで買えた。

クレジットカード付帯の海外旅行保険を有効にするため、自宅から海外の目的地に着くまでのどこかの交通手段を、クレジットカードで支払う必要がありました。あいにく航空券そのものは、旅行保険付帯では無い別のカードで、すでに買ってしまっていました。

そうなると、最寄り駅から品川駅までのJR切符、もしくは品川から羽田空港までの京急の切符のいずれかを、カードで買う必要があります。ネットで調べた限りでは、京急の切符はクレジットカード購入に対応していないようです。

 

JRのほうは、駅の窓口で聞いたところ、新幹線・在来線特急券用の自動券売機で、在来線の切符もカードで買えると、教えてもらいました。

実際に券売機を操作してみると、わずか500円未満の品川駅までの切符であっても、ちゃんとクレジットカードで買えて、利用駅名の入った領収証も出てきました。なんだかちょっと、感動でした。

これで出発日から2カ月間、カード付帯の海外旅行保険が有効になったので、一安心でした。

 

 

2 .品川発羽田空港行きの京急快速特急が、速い・快適・便利。

利用した列車がたまたま快特で、品川始発だったので楽に座れました。横2列×2シートで、在来線特急のようで、快適。スーツケース置き場がちゃんとあり、便利。途中停車駅は京急蒲田のみで、所要時間わずか18分で速い。この所要時間の短さなら、立っていても苦にはならないでしょう。

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特急料金不要で気軽に乗れ、巨大ハブ空港のアクセス列車として、優秀さに感心しました。

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3 .空港自動チェックイン機でオタオタ

航空チケットは、座席指定なしの1番安いクラスでした。なので、ネットでの事前チェックインができません。

空港でキャセイのカウンターに行ったところ、まず自動チェックイン機でチェックインを済ませてから、荷物預け入れをおこなってくださいと言われました。

 

自動チェックイン機を使うのは、多分5年ぶりくらい。すっかり操作を忘れています。

まず最初に、パスポートの顔写真ページを読み取らせるのだですが、そこでいきなりつまずいてしまいました。画面下の挿入口のようなところにパスポートを差し入れたのですが、反応しません。仕方なく、近くにいた係員のお姉さんを呼んで尋ねると、さらにその下のトレーに当てるように言われました。

そうか、そうなってるのか。

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次に、搭乗マイルを加算する航空会社のプログラムを選択する画面が出てきました。

私は特に、マイルを貯める趣味はありません。飛行機はそれほど乗る機会がないので、せっかく搭乗するのなら、なるべくマイナーで珍しい航空会社を利用してみたい、と考える人です。

マイルは要らないので、画面をスキップしたかったのですが、スキップのアイコンが見当たりません。キャンセルのアイコンはあったので、そこをタッチしたら、手続き全体がキャンセルされてしまい、初期画面に戻ってしまいました(汗) 。

また係員のお姉さんを呼び止め、教えてもらいました。画面右下にごく小さい文字で「次へ」とありました。そんな小さな字で表示されてたら、気がつかないよー。

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以降お姉さんからは、メカに弱い残念なオジサン認定されました。最後の搭乗券プリントアウトが出てくるまで、ずっと付きっきりになってくださいました。ありがとうございました。

できない自分を受け入れ、若くて優秀な人に助けてもらうことを学ばせていただきました。

 

 以上です。

 

キャセイのフライトはとても快適でした。機内食は美味しく、ワインやビールが楽しめ、デザートにハーゲンダッツのアイスクリームが出てきました。搭乗手続き・機内サービス・香港での乗継ぎのいずれにも、スラックというか余裕が感じられました。やはりLCCとの格の違いがありました。それでいて料金は高くないので、オススメです。

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なお、今日まで2週間に渡って、一時帰国したロングステイヤー目線での「東京便り」を投稿してきました。明日からは平常運転に戻って、「ジョムティエンビーチ便り」に復帰いたします。

あったらいいなの王将・大関・淀橋

バンコク郊外の巨大ショッピングモールに行くと、日本の主な外食チェーンはほとんど進出しているのではないか、と思われるくらいに、日研の飲食店は揃っています。

一方で、一時帰省で日本にやってきて、タイにこの店があったらなぁと感じたのが、 3店ありました。いずれも従業員さんのスキルが、専門職と呼べるくらいに高いです。

 

1 .餃子の王将

オープンキッチンで、厨房は全て見えます。餃子は皮を1個ずつちまちまと手作業で餡を包んでいます。一品料理は厚手の中華鍋を振るい、強火で手早く調理しています。ライブ感・手作り感があって、良いです。 一時帰省中は、自宅に冷蔵庫がない関係もあり、料理はしません。この店に来ると、できたての料理を楽しむだけでなく、自炊していない後ろめたさが、薄れるような気がします。そういったタスクというかジョブを求めて、私はここに来るのかもしれません。

 

強火で中華鍋を振るのは、熟練を必要とする特殊技能です。タイのような漢字圏以外の国に進出するのは、人材確保の面で難しいのではと思われます。 一時帰省中の楽しみとして、何度か足を運んでおり、お世話になってます。

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2 .スーパーオオゼキ

東京と神奈川を中心に店舗展開する中型スーパーマーケットです。

品揃えセンスの良さ、鮮度、値段の手ごろさ、店員さんの元気さ、大きすぎず小さすぎない店舗サイズ、どれもが素晴らしい。東京神奈川でもしまた将来暮らすとしたら、オオゼキから徒歩5分未満に住むのが、私にとっての絶対条件です(笑)。

レジ係の人も品出しの人も、とにかく愛想よくて手早い。他店では、この機敏はなかなか見られません。良質なサービスは、将来なかなかAIに置き換わることもないのでは無いでしょうか。

 

パタヤの一般のタイの人たちは、ショッピングモールの大型スーパーかもしくは地元ローカル市場で生鮮品を買います。中型スーパーはいくつかあるのですが、いずれも外国人向けです。

オオゼキのような人材教育を海外進出で実現するのは、困難なのでしょう。それでも将来、オオゼキのような感じで、 地元タイ人が毎日足を運ぶような中型スーパーができてくれたらいいなと思います。

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3 .ヨドバシカメラ

タイには、Numchaiヌムチャイという家電専門店チェーンがあります。しかし、ヨドバシのような関連商品まで含めた大型家電量販店というものはありません。

ヨドバシに行くと、豊富な品揃えに加え、店員さんの高い専門知識と、売り場商品への深い思い入れが感じられます。丁寧な物腰の接客態度も、完璧です。

店構えは物理的にコピーできても、従業員のスキルはなかなか簡単に海外輸出できるものではないでしょう。大型家電量販店を覗くのは、一時帰国時の楽しみです。

 

東京で不動産を手がけていた頃、エアコン設置工事を担当する地元密着型の電気屋さんと、何度か話しする機会がありました。大型家電量販店から、エアコンを買った近隣顧客の家への設置を請け負うことがよくあるそうです。各チェーンの内、工賃のダンピングがなくて最も紳士的に委託してきてくれるのがヨドバシだそうです。そんな点でも、ヨドバシには安心感を持っています。

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カオサン ルミネ新宿店

新宿へ買い物に来る用事があったので、ついでに新宿ルミネ地下2階にあるタイ料理屋さんへ行ってみました。

 

以前、東京に住んでいた頃は、ゲウチャイというお店があり、時々行っていました。安くて美味しくて、店員さんが全員タイ人で、気軽にタイの気分に浸れる、お気に入りの場所でした。

 

今回行ってみると、お店の看板が「KHAO SAN カオサン」と変わっていました。店構え自体は居抜きで、以前と変わっていないようです。

午後1時半過ぎに行ったのですが、行列ができているる大盛況ぶりでした。女性客の割合が高いのも、以前と同じです。以前と同様に、お弁当も売ってすいます。変わったのは、看板だけなのかな?とにかく、繁盛ぶりがずっと続いているのは、嬉しかったです。

 

ちょっとだけ列にはついたのですが、時間がなくて今回は食事を諦めました。日本で食べるタイ料理を、自分の舌はどう感じるのか、次回の帰省時に試してみたいと思います。

 

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自無地開襟シャツとパーカー

今回の日本帰省では、白無地開襟シャツと緑色のフード付きパーカーのいでたちで、帰国しました。

 

白無地開襟シャツ:

プミポン故国王陛下の喪中期間にかかっていたので、白無地シャツを着用しました。

一般の白ワイシャツだと、裾が丸くカットされており、裾はズボンの中に入れないといけません。それだと、上着も来ないとバランスが取れない。それでは暑すぎ。スワンナプーム空港のターミナル内では、ゲートまで延々と歩かされることがあるので、半袖姿で過ごしたい。

 

開襟シャツであれば、裾が直線でカットされているので、裾を外に出しても全く問題ありません。上着を羽織る必要もありません。今風のファッションではないので、リッチな日本人旅行客に見られず、空港内でスリに狙われにくいというメリットもあります。

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今回の帰省は、香港経由のキャセパシフィック航空利用です。香港での乗り継ぎ時間が3時間あり、空港近くの街を散策してきました。おしゃれな香港人の皆さんの中で、地味な格好でいるのは、安全の面からは良かったと思います。

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フード付きパーカー:

バンコクと東京を結ぶ航空路線で、日系以外の航空会社では、フライトの間じゅう超強力な冷房がかけられています。薄くても風邪を通さないパーカーが防寒対策になります。寒さに耐えられないときには、フードを被ります。エコノミークラスのシートに座りフードを被っていると、かなり怪しい人に見られますが、風邪をひくよりはマシです。また、深く頬の近くまでかぶれば、仮眠時のアイマスク代わりにもなります。アイマスクより圧迫感がなくて、良いです。

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今回のキャセイパシフィックのフライトでも、冷房は強烈でした。そこかしこで、くしゃみをしている人がいました。私は、毛布をもらい首から下全体を覆い、一番寒いときは1時間くらい、フードを被っていました。おかげで体調を崩すことなく、無事成田にたどり着きました(笑) 。

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シャープヘルシオ体験

ひと頃、秋葉原を訪れる中国人観光客の皆さんが、高機能炊飯器をお土産に買って持ち帰るという話がありました。

私も現在、同じ心境です。ただし炊飯器ではなく、シャープの調理家電ヘルシオが気になっています。

 

1 .ウォーターオーブンヘルシオAW-AZ400

高熱の鉄板でも、高温の空気でも、電磁波でもなく、水蒸気の力で加熱する方式です。

healsio.jp

一世代前の機種で焼いた、ハンバーグと焼き芋を食べる機会がありました。ハンバーグは表面が極薄くカリッとしていて、中はサクサクホクホクで強烈に肉の旨味が感じられます。 手でつまんでも、指に油がまとわり付きません。焼き芋は、ねっとりとした金時のような甘さでした。

普通のフライパンやオーブントースターでの調理とは、別次元です。俄然、欲しくなりました。

 

ただ、電源は100ボルトにしか対応しておらず、タイの220ボルトでは使えないのが残念です。また、本体重量が20 kgを超えます。さすがにハンドキャリーは厳しいです。

 

 

2 .ヘルシオ ホットクック  KN-JW24C

水無し自動調理鍋です。食材の水分のみで調理します。

内部にかき混ぜ用の羽根があり、加熱温度と時間を設定して、完全自動調理ができます。材料を切って鍋に入れたら、後はほったらかし。温度設定が70度とかの低温で設定できるので、食材の持つ風味が消し飛びません。

牛肉の蛋白質の熱変性に適した摂氏60度一定、野菜の細胞膜変性に適した70度一定、といった調理法が一般家庭で実現できるようになった意義が、大きいです。

www.sharp.co.jp

こちらも、 一世代前の機種で煮たラタトゥイユをいただく機会がありました。食感はくたくた感がなく、食べ応えがあります。味付けは塩だけとの事でしたが、いくつもの野菜からの甘みで、複雑な味わいを楽しめました。

調理に使用したホットクックは、写真左側の赤い鍋です。

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大きさは10合炊きの炊飯器よりちょっとだけ大きいくらいなので、何とか頑張ればハンドキャリーでタイへ持ち帰るそうです。

ただこちらも、残念ながら電源は100ボルトのみに対応のようです。

 

諦めきれなくて、新宿西口ヨドバシカメラに行ってみました。中国人訪問客向けの220ボルト対応の各種調理家電が揃っていると思ったからです。ツーリストモデルのコーナーに案内してもらいましたが、並んでいたのは炊飯器だけでした。惜しい。

 

鴻海の傘下となり、今後発売されるすべてのシャープ製品が、 220ボルトにも対応するユニバーサルモデルとなり、それが標準となってくれればと思います。

すでに高機能炊飯器を買ったことのある中国人客に対し、日本ならではの最新高付加価値商品として、ヘルシオは格好のアピール調理家電となることでしょう。

 

東急ストア とタクシー待ち

東急田園都市線の駅に直結しているスーパー「東急ストア」で、車椅子での買い物体験をしてきました。

 

買い物は、友人のWさんと一緒でした。Wさんは半年前に突如、脳梗塞を患い、右半身が不自由です。懸命なリハビリの甲斐あって、杖を使ってなんとか少しだけ歩行できるようになりました。久しぶりの再会で、少し痩せたものの穏やかそうな表情のWさんが見て、ほっとしました。

 

買い物は、Wさんの発案でした。当初、私がWさんの家に行こうと思っていたのですが、せっかくの機会だから街に出て、少し買い物してみたい 、との意向でした。タクシーで病院やリハビリセンターへ行く以外、家族の付き添いなしに自分ひとりで外出するのは、倒れて以来半年ぶりとのことでした。

 

自宅からタクシーでやってきたWさんと、駅の前で会い、まずはスーパーの隣にあるタリーズで、しばらくコーヒーを飲みながら談笑しました。

店内の椅子に座るのがやっとやっとで、相当しんどそうです。杖をつきながらスーパーの中を歩くのは、かなり困難そうに見受けられました。さて、どうしたものか。

 

スーパーはかなり大型で、バリアフリーの配慮が結構なされているようです。もしやと思い、レジ近くの店員さんのところに行き聞いたところ、貸出し用車椅子の用意があるとのことでした。これはラッキー! 早速お借りして、タリーズで待つWさんのところに向かいました。

 

Wさん、驚きながらもホッとした様子。早速、車椅子に乗り込んでくれました。私にとっても、車椅子の介助で買物するのは、初めての経験でした。

 

東急ストア内は、通路の幅が広く取ってあり、車椅子での通行になんの支障もありません。

まずはパン屋さんに入ってみました。 Wさんの目が輝きます。嬉しそうに、自分の好きなパンを3個ほど選びました。支払いの際に、財布からお札を取り出して渡し、お釣りを受け取って財布の中に戻す。その行為が、右半身が不自由なWさんにとっては、大仕事でした。余裕の無さが見て取れます。でも、これもリハビリの一環になるでしょうから、私は静かに黙って見守っていました。

精肉コーナーでは、店員さんと会話しながら、好きな骨付き肉を選びました。店員さんは肉を手渡す際、さりげなくカウンターの中から出てきて、肉を手渡してくれました。

その後牛乳やヨーグルトなどを選び、レジへ向かいました。レジの人は、さりげなく「袋にお詰めしますね」と言い、買った商品をささっと袋詰めしてくれました。

車椅子だから特別扱いするという感じではなく、少々助けが必要な、ただの一般のお客さんという感じの応対で、気持ちよく買い物ができました。東急ストアさん、ありがとうございました。

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買い物を終え、駅の前のタクシー乗り場に向かいました。夕方で、少し小雨が降ってきました。タクシー待ちの列が、6人ほど並んでいました。私たちは、その最後尾につきました。

スーパーに車椅子を返却しなくてはなりません。Wさんは杖につかまりながら、車椅子から立ち上がろうとします。しかし、なかなかさっと立ち上がれません。 30分以上クッションのない車椅子に座っていたので、体が痺れているようです。 「大丈夫?しっかりつかまって」などと声をかけながら介助し、やっとのことでようやく立ち上がれました。

 

空の車椅子をスーパーに返却しに行き、タクシー乗り場に戻ってきたところで、私は驚きました。        

前に並んでいる6人のうち誰も、Wさんに順番待ちを譲ってくれていないのです。

タイだったら、障害のある人に対しこのような扱いをしてずっと立たせるのは、考えられません。仏教のタンブン(徳)を積む精神に反します。

 

前に並んでいる人たちのよそよそしい態度には、Wさんを車椅子から立たせようとしている最中から、感じていました。目を合わせようとさえしません。私たち2人は、まるで存在していないがの如く、空気のように扱われました。

おそらく想像するに、もし目を合わせたら「すみません、タクシー待ちの順番を譲ってもらえませんか」と言われるのではないか、そんなのまっぴらご免だ、といったところでしょうか。もちろん、皆さん一刻も早く家に帰りたい、という気持ちはあるでしょう。ただ私の見たところ、列の中で他に杖をついている人は、誰もいませんでした。

 

結局十数分間待って、タクシーの順番がきて、Wさんは家路につくことができました。その十数分間の間も、私たちは空気のように扱われているように感じました。

 

私は何も、順番待ちを譲ってほしいとか温かい言葉をかけてほしい、と言いたいのではありません。

 

タクシー待ちの客の1人として、普通に扱われたいだけです。目を合わすのも避けられるとか 、空気のように扱われる覚えはありません。

 

ごく自然にバリアフリー応対を実践している東急ストアの店員さん達の態度との、あまりの落差に、余計にショックとばりました。

 

 

翌日、別の場所で、松葉杖の人が立たされている場面に遭遇しました。
JR新宿駅山手線のホームで、列車が到着するのを待っていました。ホームで待つ人たちの中に、ワイシャツ姿の若い青年がいました。その人は、両脇に銀色の松葉杖をついていました。

列車が到着し乗り込むと、車内はかなり混雑していました。発車後しばらくして、ふと斜め後ろを見て、驚きました。少し離れたところに、松葉杖の青年が立っていました。左手でつり革をつかみ、右脇に松葉杖を2つまとめて抱えて、立っています。

 

青年の前の席に座っている人たちは、会社員風の男性ばかり。皆、スマホもいじらずに、寝たふりしています。青年は、空気のように扱われていました。

 

この光景には、本当に驚かされました。

目の前に松葉杖の人を立たせておいて、悠然としていられるのが凄いです。

 

特に決まりがあるわけでは無いのですが、バンコクの電車の場合、少し混雑してくると、なんとなく女性客が席に座り、男性客がつり革に捕まって立つ感じになります。ビジネスマン風の男性客なら、なおさらです。まして高齢者や障害者を立たせるのは、あり得ません。席を譲らない男性がいたら、人非人の扱いを受けるでしょう。

 

やがて山手線の電車が恵比寿駅に到着し、青年の前に座っていた乗客が、立ち上がって降りていきました。松葉杖の青年は、ようやくそこで座ることができました。
新宿から恵比寿間の所要時間は約10分。10分間席を譲るのは、そんなに「損な」ことなのでしょうか。

 

 

日本人は一般的に、 「おもてなし」で優しく気配りができる、と言います。私は少々眉唾だと思っています。なぜならそのおもてなしは、 「身内に対して」という前提条件が付くからです。電車の中で見知らぬお年寄りや身障者に席を譲らないのは、私の知るア切り、日本とインドだけです。

 

他人、特に弱者に対して冷酷というのは、数多ある日本の長所を打ち消して余りあるものだと思います。

スマートカット Smart Cuts

昨日、すかいらーくグループのバーミヤンとステーキガストが素晴らしかったと、投稿しました。

jomtien.hatenablog.com

 

これらの店を見て、先週読んだ「Smart Cuts スマートカット」という本を思い出しました。

 

邦題:  時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTSシェーン・スノウ (著), 斎藤栄一郎 (翻訳)

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本の趣旨は、以下のようなものです。


早く大きな成功を達成する人は、1つの分野で長期間地道にコツコツと努力を積み重ねる人ではない。
・トライ&エラーを繰り返して、一つの分野で小さな成功を収めたる。
・それをテコに別の分野へ飛び移り、さらなる成功を収める。
・また別の分野へと飛び移っていき、成功を加速させる。

 

先人の力を借り、先人のつけてくれた道を上手に利用し、スマートに賢くショートカット近道を行く、すなわちスマートカットを行く人です。

 

本の中では、例として台湾系米国人女性の話が載っていました。

彼女はエンブレイスという発展途上国向けの未熟児用保育器を開発・販売し、成功を収めました。先進国の産科病院で一般に使われる未熟児用保育器は、ガラス容器静製で25,000ドル以上します。取扱操作も複雑です。

それに対しエンブレしイスは、電気で温めた保温パッドを、おくるみにセットするだけの簡易保育器です。これで37度一定の環境温度を実現し、未熟児死亡の最大原因である低体温症を防ぎます。費用は1台わずか25ドル。従来品のなんと1,000分の1の価格です。何十万人もの途上国の小さな命が、この保育器で救われました。。

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バーミヤンもステーキガストも、スマートカットを実践しているお店なのでしょう。トライ&エラーを繰り返し、サイゼリアやシズラーといった先駆者を見倣い、、従来の中華料理店やステーキハウスの枠から飛び出して、驚異の低価格と必要なサービスの両方を実現し、繁盛ています。実にスマートです。

 

 

バーミヤンとステーキガスト

今回の東京滞在中、驚異のコスパのレストラン2カ所に行ったので、報告します。

 

1 .バーミヤン白金台店

ご存知、中華のファミレスです。地下鉄白金台駅徒歩1分の便利な立地。

www.skylark.co.jp

バーミヤンって、すかいらーくグループなんですね。ホームページを見るまで、知りませんでした。

 

7人連れで行ったのですが、うち1人が近くに住んでいて、宅配の新聞に入っているバーミヤンの折り込み割引チラシを持ってきてくれていました。

チラシには、何十種類もの料理割引クーポンが載っています。皆でそれぞれ好きなものをクーポンの中から選びます。私は油淋鶏と餃子を頼みました。

ボリュームたっぷりで、大柄な男性の私でも食べ応えがありました。お味も申し分ありません。大陸の中華料理とは異なり、完全に和食し化していますが、これはこれで1つの完成形だと思います。

そして何より、白米ご飯が美味しい。甘みがあって噛みごたえがあります。感動しました。日本に帰ってきて、ジャポニカ米の美味しさを再認識しました。基本の基本がおいしいのです。

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クーポン2枚を使用し、私の支払いは税込み511円でした。驚異のコストパフォーマンスです。

便利な立地、明るく清潔な店内、キビキビと愛想の良い店員さん、そしてこの値段。友人たちは、毎週のようにリピートしているとのことですが、納得です。店内は大勢のお客さんで賑わっており、それでいてサービスが滞ることもなく、お酒のボトルキープまであって、至れり尽くせりです。

 

すかいらーく自体は、タイでもフードコートの中などに進出しているのを、見かけたことがあります。しかし、ーミヤンの業態は未だです。

バーミヤン、タイに進出してくれないかなぁ。

 

 

 

2 .ステーキガスト幡ヶ谷店

ファミレスのガストが出しているステーキ業態店です。ステーキ一き皿を注文し、それにサラダビュッフェがつくシステムです。シズラー日本版といったところでしょうか。店内は木目調のカントリースタイルで、良い感じです。

www.skylark.co.jp

こちらもすかいらーくグループなんですね。

 

25%割引優待券を持っていると言う友人と、2人で行ってきました。こちらのお店も、大満足でした。

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もしアメリカ人の友達を連れて行ったら、目を白黒させるかもしれません。シズラー

とは全く異なります。肉は脂身が多めで薄いし、サラダバーには雑草(ワカメ)や木綿豆腐が並んでいます。スープは、西洋人的には問題外の味付けでしょう。完全に和食化しています。和食として、とてもヘルシーで美味しいです。

この辺は、イタリアンが完全に和食化したサイゼリアと、共通しますね。

 

サラダバーにはなぜかスープカレーとご飯が置いてあり、こちらも侮れない味です。ニーズを的確に捉えています。コーヒーは、ドイツ製の業務用エスプレッソマシンが置いてあります。全般的にコストは抑えているのでしょうが、手抜き感がなく、居心地が良いです。

 

サラダ・カレー・デザート・コーヒーを何度もおかわりしながら、結局3時間半も過ごしてしまいました。お勘定は、私の分は税込み1,100円でした。驚異のコストパフォーマンスです。

 

 

5ドルとか10ドルで美味しいものがお腹いっぱい食べられるなんて、さすがは東京です。これこそ、クールジャパンではないでしょうか。すかいらーくグループ、凄い。

連れて行ってくれた友人達に感謝です。

 

ガラケーで過ごす滞在

今回の日本滞在では、スマホにSIMカードは挿さず、外出時のネット環境無しで過ごしています。スマホは、デジカメとしてのみ、持ち歩いています。
今のところ、何とかなっています。

 

東京の自宅にはWi-Fi環境があるので、LINEやWhatsAppのチェックは、自宅にいる間に行っています。初めての場所へ外出する際には、あらかじめ自宅でGoogle マップを調べ、目的地付近の地図を何枚かスマホにキャプチャーしておきます。

外出時には、一応ガラケーを持ち歩いています。日本からタイへ引っ越す際に、解約せずに1番安い最低料金プランのままにしておいています。めったに使わないのですが、あると安心です。

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前々回と前回、日本へ帰省した際には、大手家電量販店でネット回線専用のSIMカードを買い、使っていました。しかし日本のSIM環境のあまりのひどさに目眩がし、今回の滞在では、SIMカードなしで過ごすことにしました。

 

目まいががした点は2つ。

 

1 . その辺の適当な店で、SIMカードが買えない。
セブンイレブンでドコモやソフトバンクの携帯電話番号SIMカードが買えない、という時点で、日本のIT産業は終わっていると感じます。


タイの離島の民宿でも、ラオスの街角のボロボロのよろず屋でも、SIMカードは売っています。

一方、新宿や渋谷の目抜き通り沿いにあり、店頭に多数のスマホを展示している携帯電話会社の旗艦店は、SIMカードを売ってくれません。
・携帯電話本体を売っているのに、SIMカードを打ってくれないなんて、意味不明。
・ポストペイド契約しかなく、プリペイドがないというのも、意味不明。

 

大手家電量販店に行くと、その店オリジナルのSIMカードを売ってはいます。しかし、
・インターネット専用SIMカードのみで、電話番号付きのカードは売ってくれない。観光客ならまだしも、電話番号なしだと、日本にやってくる外国人ビジネスマンは、仕事にならないのでは?
・データ量が足りなくなったら、チャージはその家電量販店まで出向かないといけない。その辺のセブンイレブンやファミマではチャージできないのが、意味不明。

 


2 . SIMカードを買った店の店員さんが、SIMカードの入れ替え作業をしてくれない。
これには仰天しました。


私はこれまでフランス・イタリア・インド・ラオス・カンボジア・タイ・マレーシア・シンガポール・香港で、SIMカードを買ったことがあります。すべての国のすべての店舗で、店員さんがSIMカードの入れ替え作業、通話とネットの接続確認、それに伴うメニュー設定をしてくれました。

東京渋谷の某家電量販店でSIMカードを買い、レジで支払いをしました。そこで「SIMカードを入れ替えていただけますか?」と尋ねたところ、怪訝な表情で「できません。自己責任でカード交換してください」と断られてしまいました。

 

これまで、SIMカードを入れ替えると、スマホ動作がおかしくなったり、ちゃんとネットにつながらない、といった不具合を経験したことがあります。
自宅に帰ってからSIMカード入れ替え、もし不具合が発生したら嫌です。なので、レジの横にある空きスペースを使わせてもらい、そこで自分でSIMカードの入れ替え作業を行いました。幸いすぐにネットにつながり、問題なく動作してくれました。
入れ替え作業している間、店員さんからの「邪魔だなぁ」という非言語情報が、背中に感じられました。

 

事情を聞いてみると、SIMカード交換後に動作不具合が発生した場合、責任を持てないから行わない、との事でした。その家電量販店で携帯大手3社の端末を買い、かつ有償のサポート契約を申し込んだお客様のみ、SIMカード交換作業を店員さんが行うのだそうです。つまり、外国人旅行者はすべてお断り、と言うことになります。

 

SIMカード売りっぱなしで、後は何もしないと言うのであれば、何も家電量販店の店頭で売らなくても、その辺の薬局とか駅の売店あたりで売っても良いのでは?

 

スマホの開けにくい背面パネルをパカッと開けて、SIM交換をする、などといいうのは、一般の人はやったことがありません。一種の分解みたいなものです。それを客やらせるというのは、おかしいのでは? 腕時計の電池を交換しに時計屋さんに行って、お客自身に電池交換させる時計屋さんは、いないでしょう。

 

お客が高齢で目が悪く、SIMカードの交換作業なんて無理、といった場合には、どうするのでしょう?
実際、私はとても目が悪く、視覚障害者5級相当です。
以前、新宿西口ビックカメラでSIMカード買った際には、戸惑っている私を見かねて、店員さんが小声で「本当はダメなんですけど、交換しときますね」と囁き、こっそりSIMカードを交換してくれました。機転をきかせてくれた店員さんに、感謝です。

 


日本のガラパゴス携帯の闇は、本当に深いです。後発発展途上国にも劣ります。2020年東京オリンピックまでに、セブンイレブンでドコモのSIMカードが買えるようには、恐らくならないでしょう。
日本語ネイティブの私がこう言う印象を持つのですから、日本語がわからない外国人旅行者の方たちは、日本に来て携帯電話店の店先で、訳も分からず門前払いを食っているのではないでしょうか。

 

しかし、私に機転をきかせてくれたビックカメラの店員さんのように、全く希望がないわけでもありません。今後、少しでもSIMカードを取り巻く事情が改善の方向にいってくれればと願います。