VISAカードには、VISAクレジットカードとVISAデビットカードの2種類がある事をご存知ですか?
私は知りませんでした。。。
保険の更新時期が近づき、保険会社から次年度の掛け金支払いの案内用紙が、送られてきました。必要事項を記入し、支払い方法には、クルンタイKrungthai銀行発行のクルンタイVISAクレジットカードの番号を記入して、返送しました。
ところが保険会社から、「ご指定のクレジットカード番号では、受付けられませんでした」と連絡が入りました。
カードに表示されている番号と有効期限を確認しましたが、ちゃんと合っています。
おかしいと思い、クルンタイ銀行コールセンターに電話をしてみたところ、驚愕の事実が発覚しました。
私が持っているカードは、銀行ATMカードとクレジットカードが一体化したカードだと、これまでずっと思っていました。しかし、それは誤りでした。
オペレーターの方の説明によると、
1 .クレジット機能はなく、単なる銀行デビットカードに過ぎない。なので買い物の際、店頭の読取り機にスワイプする場合にのみ、使える。
2 .これまでそのカードで、インターネットでの航空券購入やホテル予約ができた場合があったかもしれない。しかしそれはたまたま、航空会社やホテルの側がクレジットカード以外に、デビットカード払いにも対応していたから。
3 .これは銀行デビットカードであり、認証方式として、株式会社VISAの方式を採用しているに過ぎない。
4. クレジット機能が欲しい場合には、別途クレジットカードの新規発行が必要。申し込みの際には、審査がある。リタイアメントビザの場合は、通常の普通口座以外に、もう一つクレジットカード専用の普通口座を作る必要がある。20,000バーツ以上をそこに預入れ、その預入金額がクレジット与信枠となる。
もう、ビックリです。4532で始まる16桁のカード番号と有効期限、裏面にはセキュリティーコードまで印刷されている。銀行普通口座の番号は印刷されていない。それでもこれがクレジットカードではないなんて!
よくよくカード表面を見てみると、所持者の名前がありません。確かに、クレジットカードならば、必ず名前が入っているはず。あと縦書きでうっすらと、Electric Use Only と書かれています。これはおそらく、読取り機でのスワイプ専用と言う意味なのでしょう。要はひとえに、私の認識不足でした。
保険会社への支払いは結局、銀行の窓口まで足を運んで、現金による振込みで行いました。保険会社に入金の旨を連絡したところ、「確かに当社ではクレジットカードのみでの受付であり、デビットカードには対応していません」と言われました。納得。これでようやく一件落着しました。
ロングステイ生活5年以上となった今でも、こうした初歩的なミスが露呈することがあります。あちこち頭をぶつけながらも、これからもファイナンシャルリテラシーを磨いていきたいと存じます。
新しいクレジットカードの申し込みは、後日またチャレンジしたいと思います。